今回もお問い合わせがあった会社について企業研究してみました。
世界的にも有名な会社ですので、知っている人も多いのではないでしょうか。





YKKってどんな会社?

YKKという会社を知らない人は少ないと思いますが、簡単に言うとファスナーの会社です。
自分の服のファスナーを見てみてください。
だいたいのファスナーにYKKと書いてありますよね。

この会社ですが、ファスナー業界を独占しています。
日本だけでなく、世界的に見てもシェアはナンバーワンです。
また、アルミ建材も強い会社で、国内2位のシェアを獲得しています。
子会社にYKKAPという会社がありますが、そこでアルミ建材を取り扱っています。

業績はといいますと、完全に成熟市場ですので大きな成長を感じることはありませんが、安定した売上、利益を計上しています。

最近では、中国の経済成長鈍化、中国から東南アジア・南アジアへの縫製移行、国内のインバウンド消費減速、米国のファッショントレンドの変化など不安定な要素が多いのも事実です。
要は、消費者の動向、景気に左右されるという特性があるのです。

しかし、市場を独占できているので、会社としてはこの上なく安定していて、上記の影響がありながらも、売上、利益ともに全く落ちていません。
会社の安定性を求めるのであれば、文句なしの就職先だと思います。

給与水準はよい

就職四季報2018によると、YKKの総合職の平均年収は758万円、平均年齢は40.5歳です。
これをもとに、他の上場企業の給与水準と比較してみましょう。

下図は、上場企業727社の平均年齢と平均年収を散布図に落とし込んだものになります。
YKKの総合職については、ピンクのライン(平均線)の上側にあることが分かります。
つまり、総合職であれば、給与水準は高いことが予想されます。

年収事例

実際の給与事例を見た方がイメージしやすいので紹介します。
キャリコネやその他口コミサイトに掲載されている口コミ情報です。

  • 新卒3年目 480万円
  • 新卒7年目 520万円
  • 中途32歳 600万円
  • 40歳管理職 850万円~950万円

30歳で600万円、40歳で1000万円弱という給与水準だと思われます。
個人的な感覚だと、若い人にとっては上場企業としてはそこまで高いように思えません。
むしろ、年配の方がたくさん貰っていることで、平均年収が引き上げられている気がしてしまいます。

ただ、口コミを見ていると福利厚生が手厚いという声は非常に多く感じました。
特に住宅手当が充実していて、借り上げ社宅であれば家賃の7割が支給されるとのことでした。
期間は10年と限定されるようですが、若い従業員の給料は福利厚生でカバーしているのかもしれません。

過度な散財さえしなければ、お金に困ることはない就職先だと思われます。

ワークライフバランスも問題ない

YKKは、市場を独占していることで業績は安定していて、給料もそれなりに高い会社であることはお伝えした通りです。

では、働きやすさという観点はどうでしょう。
結論を言ってしまうと、文句なしです。

従業員の口コミを集めてみましたのでご覧ください。
と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 有給は非常に取りやすいように感じる。
  • 残業は発生するが、発生しない日もあり、メリハリのある生活を送ることができる。
  • 家族サービスに時間を割いている人が多いように感じる。
  • 有給消化率70%を掲げていて、仕事が調整できれば比較的自由な働き方ができる。
  • 入社して3年がたつと、フレックスを選択することができるため、出社時間、退勤時間を自由にできる。
  • 残業規制もしっかりしているため、定時で帰っても全く問題ない。

有給消化を推奨していて、残業規制もしっかりしているという意見が本当に多いように感じました。
フレックス制度も上手に運用されているようです。

会社の安定性、お金、働き方、どれをとっても文句なしです。
でも、全ての人におすすめできる会社と言われるとそうではありません。
弱点が少ないことは紛れもない事実なのですが、留意点が2つあります。

まず1つ目の留意点ですが、YKKはグローバル展開の進んでいる会社です。
つまり、海外転勤がどうしても付きまといます。
もちろん、アメリカや欧州などの先進国だけでなく、アジア圏にも飛ばされる可能性も十分に考えられます。

また、国内拠点で働くのであれば残業規制がしっかりしていますが、海外だと勤務先にも左右されるようですが、なかなか大変な環境もあるみたいです。
海外に転勤になった挙げ句、大変な思いをするかもしれないということは念頭に置いておいた方が良いでしょう。
ただ、海外転勤は期間が決まっていることが一般的ですので、ずっとというわけではないと思いますが。

2つ目の留意点は、市場独占の副作用でもあるのですが、別に何も努力しなくても、ものは売れてしまうのです。
つまり、他の会社に比べると、緩い環境であることは間違いありません。

働きやすさを求める人にはこの上ない職場ですが、成長願望が強い人は、他の就職先を選ぶことをおすすめします。
成長できる環境に身をおきたいと感じて、辞めることが目に見えています。

2つの留意点を挙げましたが、他の会社と比べれば、圧倒的なホワイト就職先だと思います。
ワークライフバランスを大切にしたいのなら、迷わず応募するべきです。
より確実に情報を得たい方は、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することも考えましょう。




さいごに

いかがだったでしょうか?
YKKは会社の安定性、給料、働きやすさのどれをとっても悪いところがありません。
だからと言って、全ての人が満足する企業ではないので、自分の性格と照らし合わせながら応募するようにしましょう。

ただ、間違いなく言えるのは、会社としては悪い会社ではなく、完全な優良企業だと思います。