トーエネックは働き方改革中だが就職するなら十分な情報収集が必要だと思う

今回紹介する会社ですが、大手企業の子会社であることから業績は非常に安定していて、給与水準も悪くないように見えるのですが、働きやすさという点については懸念材料が存在する会社です。
プライベート重視型の就活生は慎重に検討すべきでしょう。





トーエネックってどんな会社?

トーエネックは、愛知県名古屋市に本社を構える会社です。
というのも、中部電力グループの電気設備工事、電力関連工事、電気通信工事などを請け負っているからです。

中部電力の子会社であり、つまり下請けですね。
事業エリアも中部電力の事業エリアと同じですので、愛知県、長野県、岐阜県、三重県、静岡県を対象としています。

中部電力の下請けですので、業績は必然的に安定します。
大手とのパイプを持つ会社の最大の強みですね。

2018年の業績

建設業界においては、公共投資の底堅い動きに対して、企業設備投資は持ち直しの動きがみられた年だったようです。
一般工事は、地元である中部圏に加えて、首都圏における営業活動や、海外事業基盤の強化を図ったこと、将来を見据えた投資として、太陽光発電事業の拡大に努めたこと、電力関連工事において業務の見直し等の効率化施策を推進したことが実を結び、増収増益となりました。
中部電力㈱向けの工事は減少したものの、空調や通信関連工事が好調に推移したことが大きかったようです。
強いパイプを持ちながらも自助努力を続けている結果、安定した経営を行えておりますので、現時点で業績には何ら心配する必要はないでしょう。

新卒採用の募集要項

給与
平成30年度
大卒:204,000円
大学院卒:215,700円
諸手当
通勤手当、家族手当、時間外勤務手当ほか
昇給
年1回
賞与
年2回(入社初年度は1回支給のみ)
勤務時間
8:30~17:15(休憩は12:00~13:00)
休日休暇
完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、創立記念日(10月1日)、労働祭(5月1日)※年間休日122日有給休暇、特別休暇(結婚、出産、慶弔、レインボー※1、リフレッシュ※2)など
※1 レインボー休暇・・・5日間の取得が可能
※2 リフレッシュ休暇・・・勤続10年は3日、20年は5日、30年は7日間の取得が可能
福利厚生
育児勤務・休職制度、介護勤務・休職制度、ボランティア勤務・休職制度あり、カフェテリアプラン、社員寮、福利厚生施設あり

出典:トーエネックホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

トーエネックは平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも高いことが予想されます。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 施工担当者が土日休みを取得できることは、まずないような気がします。客先やゼネコンの要望を受けて対応することが求められるため、休日出勤になることが多いです。
  • 残業が多すぎて、身体を壊す人、精神を壊す人がとても多い状況です。働き方に不満を持っていない人はいないと思うほどですし、土曜出勤は当たり前の働き方が求められます。
  • 所属部署では人員不足の影響もあり、工事が遅れることが多かった。そのため、仕事に終われることも多く、プライベートの充実はとても難しかった。
  • 土日出勤、夜勤が多く、プライベートの時間が取れない。有給取得どころか、代休すら取得できない状態である。
  • お盆や年末年始も工事があり、旅行の計画は全く立てられない。

口コミを見て感じたのは、不満の声が多いということです。
口コミがすべて正確な情報というわけではないと思いますが、土曜出勤は当たり前で代休はとれず、夜勤も多いとなると、肉体的にも精神的にもかなり大変な職場環境ということになります。
お盆や年末年始も休むことができないという口コミがありましたが、それが本当だとしたら少し悲しいですね。

こんな状況が本当なのであれば、プライベートの時間を確保することは難しいと思われますので、プライベートを大切にしたい人は就職を控えておいた方が無難かもしれません。

ただ、一応会社は問題意識はあるようで、残業削減の取り組みは行っている、もしくは行う予定という口コミもありました。
しかし、その取り組みが実を結んでいるかと問われると、それは正直分かりません。
むしろ、それを期待して就職を決意しない方がよいと思います。
もし、働き方改革が形骸化していた場合、就職したあとに後悔することになってしまいます。
より正確な情報を得たいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討してもよいでしょう。

正社員数の推移

トーエネックの社員数ですが、5年前と比べると、ものすごい勢いで減少していることがわかると思います。
社員数が減少する要因は、退職か事業譲渡しか考えられません。
会社の沿革を見る限り、事業を売却したことは書かれていなかったので、社員数の減少は退職によるものだと考えられます。
定年退職の数が、この5年間でたくさんいたのかもしれませんが、なかなか考えにくいです。

ただ、1つの安心材料は、直近では社員の減少に歯止めがかかっているようです。
口コミを見る限り、働き方が良くなったという声が少ないですが、少しずつ働き方が改善されているのかもしれませんね。




さいごに

いかがだったでしょうか?
トーエネックは、中部電力の子会社であるため業績は非常に安定しています。
その意味では魅力的な会社ですが、働き方については疑問を抱かざるをえません。

給与水準はやや高めですが、それは残業の上に成り立っている可能性が高いため、時給換算すればそこまで給与水準は高くないかもしれません。
就職を希望するのであれば、ある程度プライベートを犠牲にすることを覚悟しておいた方が、入社後のギャップは小さいと思います。




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