今回紹介する会社は誰もが知っている百貨店の会社です。給与水準が高めで、ワークライフバランスも取りやすい小売業はなかなか存在しませんが、その一つであると考えられます。
小売業に関心のある方は是非ご覧ください。





髙島屋ってどんな会社?

髙島屋は百貨店業を営む会社です。
国内ではグループ19店舗を東西にバランスよく配置し、単独ブランドでは業界売上高トップクラスを誇っております。

中でも、日本橋(東京)・新宿・横浜・大阪・京都という東西の主要都市に大型店を展開しており、1,000億円規模の売上をあげる店舗を複数配置していることも強みです。
現在、日本橋(東京)店において、地域一体となった「まちづくり」のスケールでリニューアル計画を推進中です。
また、国内だけでなく海外でも、ASEAN・中国を2軸に「アジアグローバル企業」目指し、海外事業を拡大しています。

2018年の業績

中国人の爆買いが様々なニュースで取り上げられている時期がありましたが、最近ではその勢いに陰りが見えている状況です。
中国人の購買意欲が旺盛だった時期は百貨店の業績は好調でしたが、最近では多くの百貨店が苦しんでおります。

しかし髙島屋の場合、百貨店事業が若干右肩下がりの状況である中でも事業の多角化を積極的に行っています。
百貨店事業を不動産事業や金融業で補うことができているため、業績は安定しています。
2018年においては百貨店業も増収を実現しております。
高崎店が、昨年9月に、高崎駅前再開発に合わせた全館改装を実施し、売上高の増大に寄与したことが大きかったようです。

売上高は安定して8,000億円超を維持し、経常利益率についても少しずつではありますが上昇している状況です。
百貨店事業の成長可能性については懸念があるものの、他の事業で補えていることを考えれば、就職に当たって業績への過度な心配は不要だと思います。

新卒採用の募集要項

職種
マネジメント職、バイイング職、企画職、セールス職、スタッフ職など
仕事内容
入社後は、販売をはじめとする売場運営の知識やスキルを習得していただきます。その後、本人の希望や適性をふまえた上でジョブローテーションを行い、将来的には、セールスマネジャー、バイヤー、営業企画、販売促進、広告企画、広報、財務など様々な職務を経験していただきます。
初任給
基本給 210,000円
諸手当
通勤手当、超過勤務手当、地域手当など
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(6月・12月)
主な勤務地
大阪店、京都店、日本橋店(東京)、横浜店など関東・関西各店舗
勤務・退出時間
シフト勤務(基本形9:40~18:25、その他営業時間に合わせた勤務、11:25~20:10なども有)
休日・休暇
年間休日122日 有給休暇年間11日~20日(年2回の10日連休、5年ごとの14日連休制度有)
保険
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
福利厚生制度
社内預金制度、社員持株会、社員買物制度、育児休職制度、育児勤務制度、短期育児休暇制度、社員再雇用制度、妊婦勤務制度、出産休暇、配偶者分娩休暇、介護休暇制度、介護勤務制度、ボランティア休職制度、ボランティア休暇制度、スクールイベント休暇、ワークライフバランス休暇 など
過去の採用人数
2018年度 49名、2017年度 49名

出典:髙島屋ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

髙島屋は、百貨店事業が低調ではあるものの、会社全体として考えれば業績は決して悪くありません。
直近の決算期の平均年収はやや下げてしまっていますが、5年間というスパンで見れば、平均年収は上昇基調で推移しています。
業績が安定しているため、社員の賞与が上昇しているのかもしれませんね。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

髙島屋は平均線のやや上側に位置していることから、上場企業のなかでも給与水準は少し高いことが予想されます。
小売業は給与水準が低い業界ではありますが、髙島屋の給与水準は他の上場企業に決して負けておりません。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • サービス業のわりに休日は多い。半年に1回長期休暇を取ることができるため、空いている時期に旅行に行ける
  • 会社的には残業してはいけないため、月の残業時間は5時間程度
  • 休暇制度は充実していて、業務の都合がつけば10連休を2回取得できる。

口コミを見ると、小売業のなかでは働きやすい環境が整備されているという印象を感じました。
上記に挙げた口コミはポジティブな意見のみを挙げておりますが、もちろん否定的な意見も存在し、たとえば、土日祝日、大型連休が休めないというコメントが一定数あったことも事実です。
ただ、小売業の会社で、土日祝日、大型連休に休める会社を見つける方が難しいと思いますし、小売業で従事するなら仕方のないことだと思います。
一般消費者を相手にするビジネスにおいて、一般消費者が休みの日に働かないということは現実的には難しいでしょう。

ただ、髙島屋では休むことができないというわけではなく、有給取得がしやすく、残業が少ない環境であることが口コミ情報から予想されます。
土日祝日や大型連休に休むことができないという不満の口コミを除けば、それ以外の不満の口コミがほとんど存在しないのも事実です。

そして、小売業で就職する上で絶対に確認すべき点は会社の営業時間です。
小売業界も様々で、スーパー、コンビニ、ファミレス、飲食業などいろいろあります。
コンビニでは24時間営業、ファミレスでは深夜営業があるため、従業員の勤務時間も必然的に長くなります。

その点、百貨店の営業時間は他の小売業に比べて朝遅くて夜は早いです。
髙島屋日本橋店を例にとると、営業時間は午前10時30分から午後7時30分です。
つまり、開店準備、閉店準備が必要だとは思いますが、営業時間は最高でも9時間ですので、長時間労働を強いられるリスクは小さいと考えられます。

もちろん、土日祝日に休むことはなかなか難しいかもしれませんが、それは他の小売業も同じことを考えれば、小売業のなかでは働きやすい環境であることが予想されます。

平均勤続年数の推移

髙島屋は、業績安定していて給与水準はやや高め、労働環境も悪くない会社ですので、必然的に平均勤続年数は長くなります。

平均勤続年数は23年で、小売業界トップクラスです。
小売企業の平均勤続年数は短い傾向が強いのですが、これほどまでに平均勤続年数が長い小売業は珍しいです。
従業員の不満が他の会社に比べると圧倒的に少ないのかもしれませんね。
より正確な情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。





さいごに

いかがだったでしょうか?
ブラック企業が多いイメージのある小売業界ですが、すべての会社で働きにくいというわけではありません。
働きやすい小売業も必ず存在しており、髙島屋はその一つである可能性がとても高いです。
小売業に興味のある方は就職候補として検討してみることをおすすめします。