今回紹介する会社は、積極的な新卒採用を行っている会社です。
内定を獲得できるチャンスが大きな会社ですが、懸念事項もありますので注意してください。





ソフトウェア・サービスってどんな会社?

ソフトウェア・サービスという会社をご存知でしょうか?
医療情報システムを強みとしていて、病院向け電子カルテシステムで高いシェアを誇っています。
知名度は決して高くありませんが、実は新卒採用にかなり積極的です。
2018年新卒採用では、営業職90人、開発職70名を募集しています。
全体の社員数が1,274名(2018年10月31日現在)であることを考えると、全社員の1割程度を新卒として採用しようとしている計算になります。

2017年の業績

日本は高齢化がものすごい勢いで進んでいます。
高齢者が多くなるということは、医療サービスを求める人が増えるので医療分野は日本でも数少ない成長産業です。
ソフトウェア・サービスは医療情報サービスを事業領域としているため、市場の拡大に伴って売上高は勢いよく伸びております。
直近の売上高は前年に比べると下げていますが、他の決算期に比べれば高い水準にあります。
また、経常利益率はやや低下気味ではあるものの、経常利益率は10%を維持することができているため、就職に当たって会社の業績については全く心配する必要はないでしょう。
これほど高収益体質の会社はそれほど多くありませんので。

新卒採用の募集要項

勤務地
新大阪本社
※一部、東京オフィス勤務あり(全職種、転勤なし)
勤務時間
10:00~19:00(休憩1時間)
※部門・配属先により異なる。一部シフト勤務あり
給与
完全年俸制
※通勤費・宿泊費は別途支給
※会社実績により賞与あり
【営業部門】【開発部門】【システムサポート部門】
■ 大卒・専門学校4年制
入社時年俸:348万円
2年目年俸:375万円
3年目年俸:401万円
※入社~6ヶ月間:月額28万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 73,125円を含む。超過分は別途支給。)
※7ヶ月目~:月額30万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 78,750円を含む。超過分は別途支給。)
■ 大学院卒
入社時年俸:372万円
2年目年俸:399万円
3年目年俸:425万円
※入社~6ヶ月間:月額30万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 78,750円を含む。超過分は別途支給。)
※7ヶ月目~:月額32万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 84,375円を含む。超過分は別途支給。)
■ 専門学校3年制、2年制・短大・高専入社時
年俸:324万円
2年目年俸:351万円
3年目年俸:377万円
※入社~6ヶ月間:月額26万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 73,125円を含む。超過分は別途支給。)(時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 73,125円を含む。超過分は別途支給。)
【管理部門】
■ 大卒・専門学校4年制
入社時年俸:288万円
2年目年俸:315万円
3年目年俸:341万円
※入社~6ヶ月間:月額23万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 61,875円を含む。超過分は別途支給。)
※7ヶ月目~:月額25万円 (時間外労働の有無に関わらず、45時間分の時間外手当 67,500円を含む。超過分は別途支給。)
諸手当
出張手当(出張に関する交通費は全額会社負担)等
昇給
年1回(11月)
休日休暇
完全週休2日制(土・日)、祝日 年末年始(6日間) 、年次有給休暇(初年度10日)
社会保険
雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険
福利厚生
■制度
疾病休暇制度、短時間勤務制度、在宅勤務制度、資格報奨金制度、目標管理制度、人事評価制度、人間ドック補助、がんPET-CT健診全額補助(40才以上)■施設
保養所(東急ハーベスト等全国5か所以上)、独身寮

出典:ソフトウェア・サービスホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

ソフトウェア・サービスは業績が好調なのは確かです。
しかし、正社員の平均年収は業績に比例して増加していないのが現状です。

業績が良いにも関わらず平均年収が増加しない理由は3つが考えられます。
1つ目は業績好調にも関わらず、賞与アップをしていないケース。
2つ目は、社員を大量に採用しているというケース。
3つ目は、既存社員が大量に退職しているケースです。

2つ目のケースは、新入社員をたくさん採用した場合、既存社員のお給料をアップしたとしても、給料の低い人が増えることに繋がるので、平均年収は下落します。
3つ目のケースは、既存社員が大量に退職し、新入社員が普通に入社してくれば、この場合も平均年収は下落します。

1つ目の理由で平均年収が増加していないのであれば、見方によっては堅実な会社経営を行っていることにも繋がりますが、もし2つ目の理由と3つ目の理由が組み合わせっている場合は職場環境が劣悪である可能性に繋がります。
職場環境が劣悪である結果、大量に人が辞めていき、業務を回すために大量採用するという悪循環が生まれている可能性が考えられるからです。
働き方はともかく、順調に利益を獲得できているにも関わらず平均年収が上がっていかないのは残念に思います。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

ソフトウェア・サービスは平均線の下側に位置していますので、給与水準は上場企業のなかでも低いことが予想されます。
お金に苦労したくない人にはおすすめできない就職先です。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 毎年100人を超える大量採用を行っているが、半年の使用期間の間に多くの人が退職するのが現実です。
  • 休みの日でも、平気で電話をかけてくる文化ですので、気が休まるときがありません。
  • 18時からふつうに会議が入ります。定時という概念がありまん。
  • 出張が非常に多い部署だと、平日はほとんどホテル暮らしという生活になってしまいます。

口コミをいろいろ見ていて思ったことは、働き方についての不満が多い会社だということです。
上記口コミにも記載しましたが、個人的に一番気になったのは、半年間の試用期間で多くの人がやめてしまうという口コミです。
もちろん、この口コミが100%本当かどうかは分かりませんが、全くの嘘ということもないでしょう。
働きやすさについては疑念を抱かざるを得ない会社だと思います。

平均勤続年数の推移

システム系は離職率が高い業界ですが、ソフトウェア・サービスの平均勤続年数の短さは郡を抜いています。
平均勤続年数が10年を下回る上場企業はほとんど存在しないなかで、ソフトウェア・サービスの平均年収は10年を大きく下回っております。

働き方が大きく影響しているのかもしれませんね。
平日は夜遅くまで働き、休みの日も電話がかかってくると口コミにもありましたが、これが本当なのであれば、退職者が後を絶たないことは納得です。

ただ、平均勤続年数が低いとはいえ、平均勤続年数は年々上昇を続けていることから、徐々に働きやすい環境が整備されている可能性もあります。
より正確な情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。





さいごに

いかがだったでしょうか?
ソフトウェア・サービスは業績が良いのですが、労働環境について疑念を抱いてしまう就職先です。
いろいろな手法を駆使して情報を入手し、十分な検討を重ねることをおすすめします。