今回は学生の就職人気が高い会社について分析してみました。
本当に良い会社なのか?欠点はないのか?
外部情報を使いながら分析してみましたのでご覧ください。

資生堂ってどんな会社?

資生堂という会社を知らない人はいないと思いますが、化粧品や美容食品の会社です。
化粧品国内シェアも首位級の高さです。
また、グローバル展開もかなり進んでいて、世界で120の国と地域でビジネス展開されており、海外売上比率はなんと50%を超えます。

資生堂という会社ですが、就職したいランキングで常に上位に入っている会社です。
女性の登用に積極的な会社ですので、そのようなところが支持されているのかもしれません。

そんな資生堂ですが、業績は非常に良好です。
特に直近の決算に関しては、絶好調だと言えるでしょう。
連結売上高は1兆円をこえ、経常利益率も大幅に上昇しています。

資生堂はセグメント区分を7つ持っているのですが、すべてのセグメントにおいて業績が伸びているのです。
つまり、日本市場、中国市場、アジア市場、アメリカ市場、ヨーロッパ市場のすべてのエリアでシェアが伸びているということです。
おそらく、マーケティング戦略がうまくいっているのでしょう。
この点に関しては、さすがの一言です。


出典:2017年12月期有価証券報告書

給与水準はふつう

業績好調であることはお伝えしたとおりですが、給与水準に関してはいたってふつうであると予想されます。
以下は、上場企業727社の平均年齢と平均年収を散布図にしているのですが、資生堂はピンクのライン(平均線)のおよそ線上にあることが分かります。
つまり、給与水準に関しては、他の上場企業と比べて、平均的であることが考えられます。

給与事例

給与水準に関しては、実際の給与事例を見た方がイメージが湧くと思います。
口コミ情報を集めてみましたので、ご覧ください。

  • 新卒6年目 450万円(営業)
  • 新卒6年目 450万円~500万円(マーケティング)
  • 新卒7年目 550万円(管理部門)
  • 新卒8年目 600万円(生産技術)
  • 30歳代前半 500万円前後(営業)
  • 40歳代 650万円~700万円(マーケティング)

連結売上高1兆円を超える会社としては、少し物足りない印象は強いです。
口コミを見ていても、給与に関しては低いと感じている社員が多いように思いました。
お金を稼ぐことを仕事の目的とする人には、おすすめできない就職先です。

ワークライフバランスは基本的には良し。でも営業は注意が必要

先程も少し申し上げた部分もありますが、資生堂は女性の登用に積極的で、短時間勤務で働く女性にもキャリアアップの機会を与える、子育て中社員への支援、長時間労働の抑制など取り組みを行っているようです。

実際に、多くの部署で、ワークライフバランスに関して肯定的な意見が多いです。
しかし、営業部門については、どうしてもお客様ありきになってしまうので、仕事とプライベートのバランスはとりづらい環境が生じているようです。
まずは、企業口コミサイトや様々な掲示板から集めた社員の口コミ紹介してきましょう。
と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

【営業部門以外の口コミ】

  • ある程度、プライベートとのバランスはとりやすい。実際、有給の消化率は上司が管理していて、計画的な取得を推奨されている。(マーケティング)
  • 営業だと難しいが、管理部門においては、事前に申請すれば有給は取得できる。(管理部門)
  • ワークライフバランスは他の会社に比べて非常に良いと思う。夏季・冬季には連続休暇が取得できるし、携帯電話やパソコンは会社の外で利用禁止。(生産技術)
  • 短期的な成果を求められているのではないので、自信で調整すればプライベートとのバランスはとりやすい。それなりの給与と雇用の安定が確保できるので、家族との時間を大切にした生活を送りたい人にとっては最適な職場だと思う(製品開発)

【営業部門の口コミ】

  • 営業だと取引先の都合ですべて予定が変わるため、プライベートとのバランスは難しい。休日出勤もそれなりに多い。(営業)
  • 担当先と所属部署に大きく影響される。傾向として、地方オフィスの方がプライベートとのバランスはとりやすいが、どこのオフィスでも責任のあることを任せられるので、相対的にどこでも残業は多かった。(営業)

営業部門以外のマーケティング、生産技術、管理部門、研究職については比較的ワークライフバランスが取れる環境が整備されているように感じます。
しかし、営業のワークライフバランスはなかなか難しいようです。

また、これは大企業であればどうしても仕方ないことかもしれませんが、資生堂の営業所は全国各地にあります。
その上、グローバル展開も進んでいる会社です。
営業社員の転勤は、日本全国、また、国際部門であれば海外転勤も考えられます。

つまり、家族との時間を大切にしたい人にとっては、働きづらいと感じてしまうかもしれません。
大学生から社会人になるタイミングでは深く考えないかもしれませんが、5年後、10年度の自分の働く姿をできるだけイメージして就職活動をすることをお勧めします。

あと、ここからは一応お伝えしておきますが、資生堂の平均勤続年数は下落傾向にあります。
平均勤続年数は、直近2年間程度で大きく下落しています。
しかし、これは採用人数増加の影響が影響しているのであって、退職者が続出しているものではないと予想されます。。

以下は、マイナビ2019の採用情報を載せておりますが、採用人数は最近大きく増えております。
新卒採用の数ですが、もちろん中途採用も継続的に行っているようですので、勤続年数が短い社員が多くなっていることが予想されます。

確かに、売上高は年々上昇しているので、人手もその分必要になっているのでしょう。
より正確な直近の情報を得たいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討してもよいと思いますが、働き方は決して悪い会社ではないと思いますので、安心してよいでしょう。

さいごに

いかがだったでしょうか?
給与水準はそこまでよくないものの、安定雇用とプライベートの時間をある程度確保することができる会社です。

営業部門に関しても、忙しいことを覚悟する必要がありそうですが、その他の部門については働き方という面では特に心配する必要はないでしょう。
就職したいランキングで上位にある会社だけのことはあります。
就職人気が高いので、なかなか就職することは難しいかもしれませんが、受けてみる価値はあると思います。