就活生のみなさん、たとえどれだけ働きやすい環境が整っていたとしても、絶対に就職するべきではない会社が存在します。
今回はそんな会社を紹介します。

とても人を大切にする社風なのですが、業績悪化により社員の給料がものすごい勢いで下落し、希望退職者を募ってしまう始末です。
就職した後に後悔しないためにも、最後までお付き合いください。





千趣会ってどんな会社?

千趣会はベルメゾンという通販ブランドを運営している会社です。
ファッション、インテリア、雑貨、マタニティ、子供服、食品など多岐に渡るジャンルの商品を販売しています。

千趣会の特徴は、女性目線をとてもたいせつにする会社であることです。
会社のテーマとして、女性を幸せにする会社、女性に笑顔を届ける会社を掲げていて、女性に評価される商品開発に力を入れています。

顧客だけでなく、社員についても女性目線を貫いています。
つまり、女性が働きやすい環境を整備しているのです。
口コミサイトに掲載されている口コミを見ると、働きやすい環境が整備されていることがよく分かります。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • ワークライフバランスを非常に調整しやすい。特にお子さんのいる人にとってはとてもいい会社。有給を取得することは当たりまえなので、それに対して何か言う人は誰もいない。
  • 年に一回長期旅行に行く人も多かった。
  • 日々の就業時間が多いということはなく、有給も取得しやすい。
  • 残業代はしっかりでるし、そもそも残業は多くない。
  • 有給消化率は高いように感じた。残業も1日1時間あるかないか。

残業も少なく、有給も取得しやすい様子がよく分かりますよね。
子育て中の女性にとっても働きやすいという声があるように、常に女性目線の会社なのでしょう。
部署によって忙しさに違いはあるようですが、ブラック企業と呼ばれるような会社と比べれば天と地の差だと思います。

業績は最近悪化傾向にある

千趣会は女性目線を大切にするとっても素晴らしい会社だと思いますが、就職先としておすすめできるかと言われると、残念ながら必ずしもそうではありません。

最近の業績がやや落ち込んでいます。
5年間の売上高、経常利益の推移をご覧ください。
見てすぐにわかると思いますが、売上高も利益率も下落傾向に推移していることがわかると思います。
売上高は5年間下落し続けています。
また、2016年3月期については、経常利益率がマイナスになっていますよね。
つまり、赤字に転落しているのです。
実はこの業績悪化が、社員に大きな悪影響を及ぼしているようなのです。
このあと、給料について見ていきます。

平均年収は年々減少

業績が良い会社は社員の給料も上がり、業績が悪い会社は社員の給料は下がります。
もちろん、これは当然のことです。

先ほども説明しましたが、千趣会の業績はここ5年間よくありません。
売上も利益もボロボロです。
当然にして、社員の給料が下がっています。
下図は平均年収の5年間の推移なのですが、2012年と2017年を比べると、平均年収が約70万円ほど下落していることが分かります。
いくら業績がよくないからと言っても、この下落ペースは正直ひどいです。
2012年と比べると、ボーナスが1~2ヶ月分カットされていることと思います。

女性に優しく、社員に優しい会社かもしれませんが、こんなに社員の給料が減っている会社に就職したいと思いますか?
ものすごく不安ですよね?
働き方はもちろん大切ですが、会社が潰れてしまっては意味がありません。
就職先を選ぶときは、色々な視点を持つことが大切ですね。

将来性への不安から退職者が増えている

業績の悪化により、もちろん今在籍している社員は大きな不安を抱えています。
その不安から、退職する人が続出している状況です。
社員の退職理由について、キャリコネやその他口コミサイトに掲載されている口コミ情報を見てみましょう。

  • 会社の将来性に不安がある。経営陣の経営プランが抽象的で、主軸のカタログ事業がビジネスモデルとして古いにもかかわらず、改善することができない。
  • 競争が激しい業界なのに、商品開発力・ブランディング力は今一つで、昔の貯金を食いつぶしているような経営であった。
  • 競争激化にもかかわらず危機感が薄い。経営方針がコロコロ変わり、意味のない組織再編を繰り返して現場を混乱させている。
  • 部長クラスでもやらされている感が強く出ていて、部下の士気が下がる。
  • 業績の伸び悩みとともに、社内で閉塞感が出ている。
  • 長期的に考えて、この会社の存続可能性に疑問を持った。
  • ここ数年業績が悪く、将来への不安が大きい。何度も希望退職者を募っていて、希望者もかなり多い。
  • 将来性に不満を持った。いつまでも紙媒体に頼っていて怖くなった。
  • ビジネスモデルが破綻しているのに、新しい手を考えられずに攻めあぐねている。

会社の将来性にここまで不安を持ってしまう状況って、本当に恐ろしいです。
労働環境が良くても、就職するべきではないでしょう。

個人的に気になったのは、希望退職者を募っているという口コミです。
会社が希望退職者を募るということは、「だれか退職してくれる人いませんか?」と言っているということです。
ヤバくないですか?
本当に会社の業績が良くない会社しか行わない行為なので、千趣会の将来性は間違いなく危ないでしょう。

これほどガタガタの会社で、多くの社員が将来性に不安を抱いているなかで、新卒採用や中途採用を実施するとは思いませんが、就職を検討している人がいるのであれば、思いとどまることをおすすめします。

また、以下の図は、小売業45社と千趣会の平均勤続年数を比べたものです。
見て分かりますが、小売業全体として平均勤続年数は上昇しているにもかかわらず、千趣会の平均勤続年数は下落傾向にありますよね。
このことからも、千趣会では将来性を不安視した社員の退職が多くなっていることは間違いないと思います。





さいごに

いかがだったでしょうか?
千趣会は女性に優しい企業をウリにしているので、働きやすさの面では悪い会社ではないと思います。
しかし、業績の推移、平均年収の推移、平均勤続年数の推移、社員の口コミを見る限りでは、就職先としておすすめはできません。
むしろ、絶対に就職するべきではないと思います。
就職を検討しているのであれば、再度考え直してみてはいかがでしょうか?
一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。