今回紹介する会社は、本社は長野県に構えながらも、給与水準は首都圏の上場企業に全くひけをとらず、ワークライフバランスも大切にできる就職先です。
子どもの学校行事は休むのが当たり前と考える会社ですので、結婚後も長く働くことができるでしょう。





セイコーエプソンってどんな会社?

とても紛らわしいのですが、セイコーエプソンとは別に、別会社でセイコーホールディングスという会社があります。
しかし、セイコーエプソンはセイコーホールディングスの子会社ではありません。
資本関係は多少ありますが、2017年3月時点では、セイコーホールディングスのセイコーエプソン株保有率はたったの3%です。

一応、セイコーの創業家の方も一部株式を保有していますが、セイコーエプソンの経営に影響を与えるほどではありません。

セイコーエプソンの主軸はインクジェットプリンタです。
年末に年賀状を作るときにお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
プロジェクター、マイクロディスプレイ、水晶デバイス、半導体などの「電子デバイス」なとも製造販売していますが、一番の主力はインクジェットプリンタです。

少し余談ですか、インクジェットプリンタって家電量販店に行くと、たった1万円くらいで購入できますよね。
とても安いと思いませんか?
実は、プリンタ本体には、ほとんど利益を乗せていないのです。
むしろ、赤字だと思います。

逆にインクってとっても高いと思いませんか?
つまり、本体は赤字でも多く販売し、安く作れるインクで莫大な利益を取るというビジネスモデルが構築されているのです。
本体を買った人は、必ず定期的にインクを購入しなければなりませんので、継続的にお金が入る仕組みになっています。
悪質にも思えるかもしれませんが、とてもうまくできたビジネスモデルです。

2018年の業績

2018年3月期のセイコーエプソンは、売上高を大きく伸ばした年になりました。
ただ、すべての事業が調子が良かったわけではありません。
プロジェクターの需要は、前年度の欧州での大型スポーツイベントによる需要増加がなくなったこと、欧州一部主要国での教育需要縮小、および北米リテール市場の低迷継続により縮小しましたし、インクジェットプリンターの需要も、日本および欧州では縮小が継続しました。
しかし、ウオッチの需要は、日本では緩やかに回復したことや、産業用ロボットの需要が中国を中心に拡大したこと、為替レートが円安に動いたことによって売上高が伸びる結果となりました。
利益率も安定しておりますので、就職するにあたって業績の心配は不要でしょう。

新卒採用の募集要項

給与
博士了:271,500円
修士了:235,500円
学部卒:211,500円
高専専攻科卒:211,500円
高専本科卒:186,500円
短大・専門学校(2年)卒:174,500円
高校卒:163,500円(2018年4月実績)
諸手当
時間外・休日出勤・家族・通勤手当など
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(6月、12月)
勤務地
本社、全国各事業所、その他国内・海外拠点
勤務時間
8:30~17:15(通常勤務)
※フレックスタイム制あり
標準労働時間
7.75時間(コアタイムは事業所により異なる)
休日
週休2日制、年末年始、夏季、フレックス休日、一斉年休(2日)など年間休日 129日
休暇
年次有給休暇(初年度12日、2年目以降20日)、慶弔休暇、健やか休暇、パワーアップ休暇(勤続25・35年)など
保険
健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険

出典:セイコーエプソンホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

セイコーエプソンは平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業のなかでも高いことが予想されます。

また、これは補足ですが、セイコーエプソンの本社ってどこにあるかご存知ですか?
本社所在地は長野県です。

何が言いたいかというと、セイコーエプソンの給与水準は首都圏の上場企業と遜色ないことが予想されますのて、長野県という地方で暮らしたら、間違いなく大金持ちになれると思うのです。
地方では物価も安く、何より住居費が格段に安いですから、セイコーエプソンに入社できれば、立派な一軒家を建てることも可能でしょう。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 年間で5日の有給取得が義務付けられているため、年間休日数は少なくとも129日になります。
  • フレックス制が導入されているので、出社時間と退社時間は個人の判断で調整できる。
  • 有給取得をする際に、なぜ休むのか理由を聞いてくる人はおりません。したがってストレスなく自由に有給を取得することが可能です。
  • 残業は厳しく管理されているので、仕事とプライベートのバランスはとりやすい環境にあると思います。
  • 子供の授業参観や、部活の試合応援のため、男性社員が頻繁に休みを取得している。周りも子供の行事を理由に休むことについて嫌な顔一つしない。
  • 子供の学校行事であれば、休むのが当たり前であるという考えが一般的な会社です。
  • 休日出勤は非常に稀で、年に1回あるかないか。残業もすべて申請可能ですので、ストレスが溜まることはありません。

上記に取り上げた口コミを見ても分かるとおり、とても働きやすい環境が整備されている様子が伺えます。
特に、結婚して子供がいる家庭にとっては最高の環境だと思います。
子供の行事を理由に休むのは、少し心が引けてしまう人もいるかと思いますが、セイコーエプソンの社員はそれが当たり前だと思っているようです。
周りが嫌な顔一つしないことは、本当に素晴らしいですね。
子供の学校行事への参加に、ここまで寛容な会社は珍しいのではないでしょうか。

また。就職四季報2018の情報を紹介すると、3年後離職率5.5%、有給消化年平均は11.4日です。
離職率はかなり低いですね。

有給消化日数は多くないですが、口コミにもあるとおり、そもそもの年間休日数が多く設定されているのでストレスが溜まることはないでしょう。

通常、土日、祝日、年始が休みの会社であれば、年間休日数は120日になりますが、単純に計算するとセイコーエプソンでは年間休日数は135.4日程度(124+11.4)になると思います。
これほどの休みを取得できる企業は決して多くありません。
セイコーエプソンに就職できれば、ストレスフリーな生活が遅れるのかもしれません。
より正確な情報が欲しいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。

平均勤続年数の推移

働きやすい環境が整備されている証拠に、エプソンの平均勤続年数はかなり長いです。
平均で社員が19年も働く会社はそう多くはありません。

会社業績、給与水準、ワークライフバランスの全てが揃っている結果、驚異的な定着率が実現されているのかもしれませんね。
上昇思考の方には物足りないかもしれませんが、労働環境に関しては、言うことなしです。





さいごに

いかがだったでしょうか?
セイコーエプソンは、会社業績が安定していて、給料もよくて、ワークライフバランスを大切にできる会社です。
東京や大阪といった都会で暮らしたい人は、選択肢に入っていないのかもしれませんが、首都圏の勤務地もありますので就職候補として考えてはいかがでしょうか。