業績が安定しているからという理由だけで、良い会社と思うことはやめましょう。

今回紹介する会社は、社員の人件費が抑えられている結果、会社の業績が安定していると考えられる会社です。

改めて言うまでもありませんが、人件費が抑えられているということは、社員の給料が高くないということを意味します。

入社したあとに後悔しないためにも、最後までお付き合いください。




人件費抑制が利益率の高さに直結


ロック・フィールドという会社をご存知でしょうか?
知らない人も多いと思いますが、簡単に言うと、デパ地下や駅ビル内で総菜を販売している会社です。
高級レストラン出身の岩田氏が1972年に設立しました。

店頭の写真を見ると分かると思いますが、少しおしゃれな惣菜を販売しています。
ロック・フィールドは、特にサラダに力を入れています。
女性のリピーターがとても多いことも特徴です。

展開ブランドはサラダを販売している「RF1」以外に、「神戸コロッケ」「いとはん」「ベジテリア」「融合」「グリーン・グルメ」「be Organic」という店舗も展開しています。
値段は少し高めですが、品質の良いものを提供しているので、消費者目線では優良企業のように映るでしょう。

業績については、いたって普通です。
直近5年間、売上は大きく増加することも減少することもなく、安定した事業運営が行われています。
また、利益率は少し高めですね。

給与水準は食品業界最低レベル

ロック・フィールドの給与水準ですが、食品業界のなかでは、トップクラスに低いことが予想されます。

下図は上場している食品、水産業29社について、平均年齢と平均年収の関係を散布図に表しているのですが、ロック・フィールドはピンクのライン(平均線)の下側に位置していることがわかります。

下側といっても、少し下というわけではなく、かなり下側に位置していますよね。
つまり、給与水準は同業他社と比べると、かなり低いことが予想できます。

年収事例

給与水準が低いといっても、実際の給料はどうなのか気になりますよね?
年収事例を口コミサイトから集めてきたので見てみましょう。

  • 新卒2年目副店長 300万円
  • 新卒3年目 350万円
  • 新卒4年目 380万円
  • 新卒8年目店長 380万円~430万円

どう感じますか?
上場している会社にしては、かなり低いと思います。
業務負担が大きい店長になっても、年収400万円前後しか支給されないとなると、人によってはモチベーションを保つことが難しくなるでしょう。

一応補足しておくと、ロック・フィールドはサービス残業は比較的少ないとのことでした。
ちなみに、この情報も口コミサイトの情報です。

サービス残業がないことは良いことなのですが、逆に考えると、残業代が支給されるにもかかわらず、給料が低いことになります。
つまり、残業をしなければ、普通のお金も貰えないということになります。

そして、あと1つこの会社に就職する上で注意が必要なことがあります。
それは、退職金がないということです。

通常の会社であれば、会社を辞めるときに、勤続年数に応じて退職金が支払われます。
金額の多い少ないはありますが、あるとないとでは大違いです。

仮に60歳まで働いたとして、老後どうやって生きていけばいいのでしょうか。
その意味でも、ロック・フィールドで長く働くことは、大きな不安を感じてしまいます。

ワークライフバランスは最悪

給料が少ないことはお伝えした通りですが、この会社は労働環境にもあまり期待しない方がよいと思います。
就職を考えるのであれば、ワークライフバランスは諦めた方がよいと思います。

口コミサイトに掲載されていた、実際に働いている社員の口コミを見ていきましょう。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 人手が十分でない店舗については、休日出勤を強いられることは多々ある。
  • 繁忙期はかなり忙しく、クリスマスはほぼ確実に徹夜になる。
  • 繁忙期はホテルに泊まり、早朝出勤することも。残業が多すぎるため、体力がないとできない。
  • シフト制なので、休みは不定休。土日は休めないし、連休もとりにくい。
  • 食品を扱っているため、海外旅行は自由にどこでも行くことができない。帰国後は検便しないと働けない。
  • 閉店後も作業があるので帰宅は遅い。日付が変わることもよくある。
  • 休みは不定休なので、プライベートは全くない。

休日出勤あり、残業は多い、繁忙期は徹夜も覚悟しなければいけないとなると、プライベートの時間はかなり限定されます。
残業や休日出勤が多いにもかかわらず、給料が高くないとなると、必然的に定着率は落ちてしまいます。

実際に平均勤続年数をチェックしてみると、食品、水産業29社の平均勤続年数は16.4年だったのに対して、ロック・フィールドの平均勤続年数は11.7年と業界の中ではかなり短いことがわかりました。

ただ、逆に考えると、平均勤続年数が10年を超えているので、思っているよりも悪い環境ではないのかもしれません。
ただ、就職したあとに驚かないようにするためにも、就職するならワークライフバランスを捨てる覚悟は持っておくことをおすすめします。




さいごに

いかがだったでしょうか?
改めてになりますが、就職を考えているのであれば、残業や休日出勤が多いこと、給料は期待できないことを覚悟しておく必要があります。

ただ、サービス残業が少ないようですのでブラック企業ではないと思います。
しかし、退職金はないとのことですので、長く働くことはあまりおすすめできません。
一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。