今回は市況の波に乗って平均年収が上昇していて、給与水準が日本トップクラスの会社を紹介します。
ただ、忙しさもそれなりですので、しっかり内情を確認しましょう。





東京エレクトロンってどんな会社?

東京エレクトロンは、半導体製造装置を製造している会社です。
半導体という言葉はよく聞きますが、半導体製造装置ってあまり聞きなれない言葉ですよね?
言葉のとおりですが、半導体を作る機械のことです。
東京エレクトロンは半導体を作る機械を作っているのです。

半導体の製造には数多くの工程があって、もちろんそれぞれの工程で製造装置が必要になります。
そして、東京エレクトロンの大きな特徴なのですが、ほぼ全工程の製造装置の製造を請け負っていることです。
工程ごとに様々な技術が必要になるので、1つの会社がすべての工程をカバーすることは難しいのですが。

簡単に説明すると、半導体の製造工程は前工程と後工程の2つに分けることができます。
前工程でウエハに回路を書き込み、後工程でウエハを切断してチップ型にするイメージです。
ウエハとは、円形の黒い板みたいなものです。

前工程で回路を書き込んだウエハを、後工程で小さく切断することで、以下のようなよく見かける半導体チップになります。

2018年の業績

あまり知られてないかもしれませんが、実は今、半導体製造装置市場はミニバブルなのです
半導体業界がバブル状態なので、半導体を作る機械もよく売れているのです。
もともと、半導体業界は市場の波が激しい業界として有名で、今、まさにその波が最高潮に達しています。

動画配信など、各種クラウドサービスを通じた大容量データ通信が増大するなか、データセンター向けの投資が活発に行われ、メモリの需要が大幅に拡大していること、そして、自動車や産業機器向けの需要も拡大するなど、旺盛な半導体需要を背景に、半導体・電子部品の市況は好調に推移しているのです。

その影響もあり、東京エレクトロンの業績はとても好調です。
売上はもちろん、経常利益率も大きく上昇をしています。
これだけ利益率が上昇しているということは、高い販売単価を提示しても購入する企業がたくさんあるのかもしれません。

一つ留意しておかなければいけないこととしては、この業績は市場が最高潮にあるから実現できており、市況が下火になったときは業績は大きく落ち込むことが予測されます。
就職するのであれば、市況の波が激しいことを認識したうえで決断しましょう。

新卒採用の募集要項

募集学科
全学部全学科
※エンジニアに関しては、理工系学部学科のみ。【セールスエンジニア(営業)を除く】
採用予定人数
150名(予定)
募集職種
装置開発/設計/要素研究、メカエンジニア、ソフトエンジニア、エレキエンジニア、プロセスエンジニア、フィールドエンジニア、セールスエンジニア(営業)、マーケティング、製造エンジニア、管理/製造間接
募集方法
推薦応募/自由応募
応募条件
2019年3月卒業予定者および既卒者(卒業後3年以内)
応募書類
履歴書(自筆)、成績証明書、卒業・修了見込み証明書、健康診断書、推薦状(推薦応募の場合)
選考方法
書類選考(適性試験)、面接(複数回)
初任給
博士了:243,700円
修士了:205,500円
学部・高専専攻科卒:190,300円
短大・高専本科卒:165,100円
※基本給は東京エレクトロングループ共通です。
諸手当
通勤手当、時間外勤務手当、地域手当 他※地域手当は、勤務地および社宅/独身寮制度適用有無により以下の範囲で毎月支給されます。
博士了:13,000円~95,000円
修士了:13,000円~84,000円
学部・高専専攻科卒:13,000円~84,000円
短大・高専本科卒:12,000円~79,000円
賞与
原則、年2回(6月、12月)
昇給
年1回(7月)
勤務地
東京(赤坂・府中)、岩手、宮城、山梨、熊本、その他支社・営業所
※初任地は原則国内拠点となります。
勤務時間
9:00~17:30 
※勤務地により異なる(実働7.5時間)
休日休暇
完全週休二日制、祝日(※)、年末年始、年次有給休暇(初年度12日)、特別休暇(慶弔・リフレッシュ休暇など)ほか
※勤務地により一部休日の振替変更があります。
福利厚生
各種社会保険完備、退職金制度、企業年金、企業年金基金、財形貯蓄制度、社員株主制度、住宅資金融資斡旋(利息補給)、社宅/独身寮制度(適用条件有)、団体扱い保険、長期障害所得補償保険制度、産前産後休暇、育児休業、育児支援制度、介護休業、総合福祉厚生サービス、持家援助制度、セカンドキャリア支援制度、各種サービス割引制度、社内クラブ活動、社内活性化イベント ほか
保養所等
ニセコリゾート、軽井沢クラブ、箱根クラブ、熊本クラブ、韮崎研修センターほか

出典:東京エレクトロンホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

業績好調を受けて、平均年収は大きく上昇しています。
もともと、東京エレクトロンの平均年収は高いのですが、それでもなお平均年収が増加しています。
5年前を比べると、平均年収は300万円くらい増えています。

こんなに社員の給料を上げてしまうと、普通であれば利益率は下がってしまうのですが、実際には利益率はものすごい上昇をしていました。
給料をアップしているのに、利益率もすごい勢いで上がってるって、バブルは本当にすごいです。

ここで、1つ注意点として、業績好調により給料は上がっていることは確かです。
しかし、業務量も間違いなく増えています。
おそらく、平均年収の増加の中には残業時間の増加も含まれていると予想されます。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

東京エレクトロンについては、平均線のかなり上側に位置していることから、上場企業のなかでも給与水準はトップクラスであることが予想されます。
今後この状況がいつまで続くかは不明ですが、現時点で東京エレクトロンより高い給与水準の製造業はほとんど存在しないと考えられます。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 忙しいときは夜10時が定時
  • 年間300日出張に行く人もいる
  • 繁忙期は休日出勤が多く強いられる
  • 部署によるが、開発系は残業をしないと評価されない
  • 急な残業や出張、休日出勤が多い
  • エンジニアと営業はワークライフバランスという考え方が存在しない

本当かは定かではありませんが、年間300日の出張ってすごくないですか。
ほとんど家にいることはない生活ということになります。

また、口コミをいろいろ見ていて感じた印象として、残業している人が評価される社風が強いように思いました。
昔ながらの日本企業でよくある話ですが、自分の仕事が終わっても帰りづらい雰囲気があり、付き合い残業が多くなってしまう環境が存在する可能性があります。
帰りづらい雰囲気というのは、思いのほかストレスが溜まりますし、仕事終わったら気にせず帰ればいいと考えている人もいるかもしれませんが、実際に行動に移すことは難しいです。
東京エレクトロンの給与水準は、間違いなく日本トップクラスですが、ワークライフバランスについては、そこまで期待しない方がよいかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか?
半導体業界がミニバブル状態であるため、東京エレクトロンの業績は最高に好調です。
現在の給与水準は日本トップクラスです。
口コミ情報によればサービス残業は0ですので、働けば働いただけお金は貰えます。

激務に耐えることができて、お金を稼ぐ意欲がある人にはこの上なくおすすめできる就職先です。
但し、半導体業界のバブルがはじけてしまえば、給与水準はガクッと落ちることも予想されるので、その点はご注意を。