皆さんは就職先を決めるときの基準として、何を重視しますか?
一般的な傾向として、知名度やブランド力のある企業への就職を希望する方が多いように感じますが、知名度やブランド力がなくても素晴らしい企業はたくさん存在します。

今回は、実際に知名度は低くても労働環境が整備されているおすすめ企業を紹介します。
お金はほしいけれど、バリバリ働くのは嫌だという就活生は必見です。





理研ビタミンってどんな会社?

理研ビタミンという会社を知っているでしょうか?
もしかしたら、料理好きの方はご存知かもしれませんが、知名度が高い企業ではありませんので知らない人も少なくないでしょう。

主な事業内容は、「海藻」、「ドレッシング」、「エキス・調味料」を柱とした食品事業で、スーパーのドレッシング売り場をよく見ると、理研ビタミンのドレッシングが置いてあります。
スーパーに行く機会があれば、一度理研ビタミンのドレッシングを捜してみてください。

また、最近では食品改良剤にも力を入れていて、特に海外での販売拡大を狙っているようです。
ちなみに食品改良剤というのは、簡単に言うと食品の性質や品質を変化させるものです。
いわば、酵素のようなものですね。
食品改良剤の種類は多岐にわたるのですが、例えばパンを柔らかくして時間経過によって硬くなるのを防いだり、麺をくっつきにくくしてほぐれやすくしたりするようなものが挙げられます。

2018年の業績

業績は非常に安定していて、売上高は5年間継続して右肩上がりの状況です。
上げ幅は大きくありませんが、5年間継続して売上を伸ばしていることは高く評価できます。
食品改良剤が市場では高い評価を受けているようです。

また、経常利益率も高くはないですが、食品メーカーとしては悪くない水準です。
多少の上下がありながらも、着実に経常利益率は上昇しているので、会社の業績には不安材料はありません。

2020年度の新卒募集要項

初任給
・大学院卒(修士):224,800円
・大学卒:211,850円
・高等専門学校卒(本科):190,625円
※一般職採用は行っておりません。採用した方は全員、総合職(転勤の可能性あり)として入社
昇給
年1回 (7月)
賞与
・年2回 (6月・12月)
・2017年度実績 合計6.5ヶ月
勤務地
本社:東京
支店:本社別館(東京)、大阪、札幌、仙台、北関東(群馬)、名古屋、広島、福岡
工場:草加(埼玉)、千葉、東京、京都、大阪
海外:中国、台湾、マレーシア、シンガポール、インド、トルコ、ドイツ、アメリカ
勤務時間
本社および支店:9:00~17:30
工場:8:30~17:10
※年間所定労働時間:1855時間20分(2018年)
休日休暇
休日:完全週休2日制(土・日曜日)その他、祝日・夏季休暇・年末年始休暇 等年間休日123日(2018年)
休暇:有給休暇10~20日、慶弔休暇、育児休業、介護休業、リフレッシュ休暇 等
福利厚生
各種社会保険、寮(※)・社宅貸与、社内預金、持株会、財形貯蓄、財形融資、退職年金、クラブ活動、育児・介護のためのフレックスタイム勤務制度、カムバック制度 等※実家から、配属された事業所への通勤が困難な場合(片道2時間以上)は、借上げの独身寮に入居可能です。(入社時は家賃の90%を会社が負担)
教育制度
階層別研修・部署別研修・自己啓発支援(通信教育受講補助、グローバル人材育成制度 他) 等

出典:理研ビタミンホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

業績好調を受けて、正社員の平均年収は年々上昇しています。
平均年収の5年間推移を見てみると、5年間連続して平均年収が増加していることがわかります。

最近は海外販売用の「改良剤」の拡大が進んでいることもあり、売上と利益率を大きく伸ばしていることが影響しています。
業績好調⇒年収増加につながっているのでしょう。
また、2014年12月に東証一部昇格を果たしているため、非常に勢いのある会社であることは間違いありません。

そうはいっても、今の世の中、会社の業績がよくても社員の給料を上げない会社は、残念ながら腐るほど存在します。
しかし、理研ビタミンは、会社の業績を社員に還元しており、当然といえば当然なのですが、社員を大切にしている良い会社だと思います。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

理研ビタミンの水準はというと、平均線の上側に位置していることが分かります。
つまり、給与水準は他の上場企業に比べて高いことが予想されます。

また、補足ですが、給与以外に理研ビタミンでは福利厚生が充実していることが一つ特徴として挙げられます。
給与についての口コミ情報によると、従業員に社宅が用意されているみたいで、一年目は自己負担1割で居住することができるようです。
また、いつから負担額が増えるかについては明確にわからなかったのですが、その後10年目くらいまでは自己負担3割で居住できるとコメントがありました。

居住費に対して補助があるというのは、魅力的ですよね。
自分が自由に使えるお金は、公開されている平均年収以上に多いことが予想されます。

働きやすさについて

就職四季報2018によると、理研ビタミンの残業時間は月16.8時間と記載されています。
1か月の営業日数を22日(30日-8日)と仮定すると、1日当たりの平均残業時間は1時間以下ということになります。
就業時間が17時としたら、18時までに退社できることになります。

また、有給消化年平均は9.5日です。
若干少ない気もしますが、10日程度取得できればそれほどストレスは感じないと思います。

また、働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番ですので、(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきました。
労働環境に対する口コミ情報をみても、取得しにくい環境が一切存在しないことがわかります。

  • 有給は取りやすく、申請しにくい環境もない。旅行やゴルフに行っている人も多い
  • 基本的には残業はなくて8時間労働である。
  • 収益性が高いので、社員は無理して働く必要はない。

働きやすさというものを考えたときに、取得実績よりも、有給取得しにくい環境がないこと、早く帰りたくても帰りづらい雰囲気がないということがとても大切です。
有給取得に対して否定的であったり、上司よりも早く帰りづらい社風の会社だと、長期的に考えると精神的につらくなってしまうことが多いです。
その点、理研ビタミンは有給取得もしやすく、退社もしやすい会社ですので、働きやすさという面では最高の会社です。

退職者の退職理由

退職者の退職理由をみると、その会社の労働環境がよく分かります。
例えば、長時間労働を苦に辞めていく人が多い会社であれば、間違いなくブラック企業であることがわかります。
その点、理研ビタミンの場合は、180度異なる状況です。

それでは、退職理由の口コミ情報を見てみましょう。

  • あまりにも居心地がよくて、成長機会を見失いそう
  • 海外で働きたい
  • もっと大きな企業で高額な商品を扱いたい

退職理由から分かるように、上昇志向・キャリア志向の人が辞めていく会社です。
つまり、会社の労働環境としては、ホワイトそのものなのです。

言い方が悪いかもしれませんが、プライベートを大切にしつつ、仕事はなるべく楽して働きたいという人におすすめの就職・転職先です。
このような会社は今の日本社会では非常に珍しい会社です。
ワークライフバランス重視型の就活生は、就職を検討することをお勧めします。




さいごに

いかがだったでしょうか?
業績が非常に好調かつ安定しているため、給与水準は高く、プライベートを充実させることが可能な就職先です。
仕事はそこそこで、プライベートを楽しみたいという人には非常におすすめの就職先ですので、
但し、上昇志向・キャリア志向の人には、ホワイト企業過ぎて物足りない会社ですのでご注意ください。