今回調べた会社は日本水産という会社です。
知名度、給与水準など魅力ある就職先ですが、事前に知っておくべき注意点も存在します。
自分に合っている会社か再度確認して、就職を検討しましょう。





日本水産ってどんな会社?

水産事業がメイン事業ですが、最近では食品事業も好調です。
特に国内市場が好調で、市販用・業務用での冷凍食品(具付冷凍麺、冷凍米飯、自然解凍シリーズなど)、練り製品(ちくわ・かに風味かまぼこ・フィッシュハムソーセージなど)、常温食品(瓶詰、缶詰、レトルト食品)、チルド食品(コンビニエンス業態の米飯、麺類、惣菜など)といった様々な食品を生み出しています。

2018年の業績

日本水産の5年間の業績推移をみてみましょう。
売上高がやや停滞気味の印象もありますが、着実に売上高を伸ばしていることが分かります。
売上規模も6,000億円を超える超大企業です。
水産事業はその特性上、外部環境(為替・原油価格・漁獲量)に影響を受けやすいのですが、売上高を順調に増やしている点は評価できるのではないでしょうか。

また、着目していただきたいのは、利益率が上昇基調に推移していることです。
パーセンテージにすると少し低い印象も受けますが、6,000億円の3%ですので利益獲得額は18億円以上にのぼり、就職するうえで業績に懸念はないと考えてよいでしょう。

2019年度の新卒募集要項

募集職種
総合職(事務系・技術系)職種別採用は実施していませんが、ご本人の志望および入社後の研修によって適性を判断し、以下の4職掌のいずれかに配属されます。
(1)マーケティング・ロジスティクス職掌(理科系・文科系どちらも可)
営業、マーケティング企画、開発マーケティング・ロジスティクス等
(2)リサーチ・デベロップメント職掌(主に理科系、文科系も可)
研究、商品開発等
(3)プロダクト・エンジニア職掌(主に理科系、文科系も可)
生産、品質管理、エンジニア
(4)コーポレートスタッフ職掌(理科系・文科系どちらも可
)経理、人事、総務、法務、広報、システム企画
※初任配属で研究職(基礎研究)を希望される方は説明会の参加が必須となります。情報にご注意ください。
賃金
大卒月給21万1千円/院了月給22万1千円(2017年実績)
試用期間
試用期間あり(3か月)
諸手当
通勤交通費(全額)、住宅補助ほか
昇給
年1回
賞与
年2回(6・12月)2017年度実績(6.36ヶ月)
休日休暇
週休2日制、祝日、年末年始、有給、慶弔、リフレッシュ休暇、創立記念日
勤務時間
職種・部署により異なります。
【1】標準労働時間帯原則8:30〜17:15
【2】フレックスタイム制(コアタイム10:30〜14:30 標準労働時間7時間45分)
【3】変形労働時間制(標準労働時間7時間45分 工場など)
勤務地
全国各地および海外拠点一覧 >
保険
雇用・労災・健康・厚生年金完備
福利厚生
・社有住宅・独身寮
・制度/財形・年金貯蓄制度、社内預金、育児休職制度、介護休職制度ほか
・施設/保養所(伊豆高原)
・保険/日本水産健康保険組合
労働組合
あり
教育制度
・新入社員集合研修(ビジネスマナー、PCスキル、工場実習ほか)
・階層別研修、キャリアデザイン研修、マネジメント研修、各種通信教育
その他制度
業績目標評価制度、キャリア自己申告制度、資格取得奨励制度など
募集学科
・文科系(四大卒以上)/全学部全学科・理科系(四大卒以上)/全学部全学科

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

では、それを踏まえてみてみると、日本水産は平均線の上側にあることが分かります。
それもかなり上側に位置しているので、日本水産の給与水準は上場企業の中でも特に高いと予想されます。
お金に余裕のある暮らしがしたいのであれば日本水産は就職先として非常におすすめです。

年収事例

給与水準が高いといっても、給料の高さを具体的にイメージすることは難しいと思いますので、掲示板や口コミサイトに掲載されている口コミ情報を紹介します。

  • 33歳営業(新卒で10年目) 630万円
  • 新卒入社20年の43歳事業課長 1,100万円~1,200万円

日本水産では、40歳を超えて役職をつくと1,000万円プレイヤーになることも可能です。
普通にサラリーマンとして働いていて1,000万円を稼ぐことは普通難しいのですが・・・
30歳で600万円、40歳で800万円、役職がついて1,000万円を超えてくるくらいの給与モデルだと思いますので、給与水準は非常に高いと判断して問題ないでしょう。

平均年収の推移

日本水産の平均年収は順調に上昇しています。
5年前と比べると、約70万円増加しています。
業績が安定している結果、賞与アップやベースアップにつながり、平均年収が上昇しているのでしょう。
業績が良くても社員の給与を上げない会社がたくさん存在する中で、日本水産は着実に社員の給料を上げており、とても好感が持てる企業だと思います。

平均勤続年数の推移

業績が安定していて、給与水準が少しずつ上がっているため、必然的に平均勤続年数は上昇します。
また、水曜日をノー残業デーとするなど、働き方改革が行われているようですので、その効果が出てきているのかもしれません。

働きやすさについて

最後に日本水産の働き方について考えます。
働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 有給消化については、部署と上司次第
  • 部署や上司によっては、有給という文化が全くない。
  • 有給消化は義務付けられているが、業務が終わらないため、有給を申請して出社する人もいる部署もある。

ワークライフバランスは、部門と上司に左右されるという口コミが非常に多かったです。
もちろん前向きな意見も多く、会社として働き方改革に取り組んでいるのは間違いないと思います。
しかし、ブラック部門・ブラック社員が存在する可能性が高いというのも事実です。
上司の巡りあわせは運ですし、別に日本水産だけの問題ではなく、他の会社でもよくある話なのでどうしようもない部分もあります。
ただ、労働環境を運任せにしたくないという人は、情報収集をしっかり行いましょう。
より正確な情報が必要なのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用を検討してみてもよいかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか。
日本水産は業績は安定していて、給与水準も非常に高い就職先です。
会社全体として働き方改革に取り組んでいるため、必要以上に心配する必要はありませんが、配属先や上司に恵まれなければ辛い社会人生活になる可能性もあることを頭に入れておきましょう。