今回は誰もが憧れる会社の一つと思われる、三井化学という会社を紹介します。
三井系の大手化学メーカーで、内定を勝ち取ることができれば憧れの的になれるでしょう。
三井化学の魅力と多少の留意点について分析してみました。





三井化学ってどんな会社?

三井化学は、化学メーカーの大手企業です。
名前は聞いたことがあっても、何をしているか知らない人も多いかもしれませんが、事業のメインは、①モビリティ、②ヘルスケア、③フード&パッケージングの3つです。
モビリティとは、車に関する製品、ヘルスケアとは、健康・長寿社会に欠かせない製品(メガネレンズの材料など)、フード&パッケージングとは、コーティング・機能材分野の製品(身近なものだと、食品の容器など)に係る事業です。

2018年の業績

では、業績見てみましょう。
売上高が下落傾向があるので、一見業績か停滞気味であるようにも見えなくもないですが、経常利益率は5年連続で上昇しています。
2018年3月期の利益獲得額は、過去最高を記録しています。

売上が下がっていながらも利益率が上がり続けているといことは、『選択と集中』のバランスが優れているということです。
つまり、成長分野に経営資源(ヒト、モノ、カネ)を投入した合理的な経営が行われているのです。

また、売上高も一時期よりは減少しているとはいっても、1兆円をこえる売上高を維持していますし、安定した事業運営ができていると考えて問題ないでしょう。

新卒募集要項

基本給
博士了:291,000円
修士了:248,000円
学士卒:230,000円
※2017年10月改定
諸手当
交通費・超過勤務手当・扶養手当 等
昇給
年1回(7月)
賞与
年2回(6・12月)
休日休暇
◆完全週休2日制(土・日)、祝日、ゴールデンウィーク、年末年始、および年次有給休暇(20日)、リフレッシュ休暇、社会活動休暇 等
◆産前産後休業最大98日(14週)、育児休業最大3年、送迎の為の短時間勤務措置あり
◆介護休業最大1年、介護の為の短時間勤務措置あり
待遇・福利厚生・社内制度
寮・社宅完備
各種運動施設:保養所・社員クラブ・契約レクリエーション施設
各種保険:住宅融資制度・共済会 等
勤務地
本社:東京(汐留)
工場:千葉(市原・茂原)・愛知(名古屋)・大阪(高石)・山口(岩国・徳山)・福岡(大牟田)
支店:名古屋・大阪・福岡
研究所:千葉(袖ケ浦)
海外 :中国※将来的に海外現地法人での勤務の可能性もあります
勤務時間
本社・支店(フレックスタイム制)9:00~17:40
工場(フレックスタイム制)8:30~17:10

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

三井化学の給与水準は、平均線を大きく上回る水準です。
したがって、給与水準は他の上場企業より高いことが言えるのです。

また、三井化学は化学メーカーのなかでもトップクラスの給与水準を誇っており、三井化学より給与水準が高い化学メーカーは、積水化学工業か住友化学工業くらいではないでしょうか。
これほど給与水準が高い会社に就職できれば、お金に困ることはないでしょう。

平均年収の推移

次に平均年収の推移を確認しましょう。
注目していただきたいのは、三井化学の平均年収が5年間継続して上昇を続けていることです。

ただでさえ高い給与水準にも関わらず、平均年収が年々上昇しているのは本当にすごいです。
業績が好調であるかぎり、社員への還元を続ける姿勢はさすがの一言です。
この先も、業績が伸びていけば給与水準はもっと上昇することが予想されます。

働きやすさについて

2018就職四季報によると、月残業時間は21.3時間、有給消化年平均も15.2日と労働環境の良さをうかがえる水準です。
給料もよくてワークライフバランスがとれる会社って珍しいけど存在するんですよね。
ほんと、就職できたら幸せですね。
人生勝ち組は間違いないです。

また、働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 忙しい部署でもゆるい部署でも、フレックスで遅く来たり、早く帰ったりできる。
  • 有給はとりやすい
  • 帰りにくい雰囲気もない

口コミを見ている限り、働きやすいと感じる人が多いというコメントがとても多かったです。
ネガティブな意見もないわけではないですが、他の会社に比べてネガティブな意見が少なかったように感じました。

多少部署によって、忙しさは違いますが、ブラック企業のような激務な部署は存在しないと予想されます。
典型的なホワイト企業です。

退職理由

さいごに、三井化学に勤めている方の退職理由をチェックしておきましょう。
業績好調、高い給与水準、働きやすい職場が揃っているにもかかわらず、退職する人は一定数存在するのが現実です。

そこで、退職理由に関する口コミを見てみたのですが、予想通りワークライフバランスに不満を持っている人は少ない印象でした。
働き方について不満を抱えて会社をやめていく人は少ないと考えて大丈夫だと思います。

一方で、会社の評価制度に不満を持って退職を検討している人が意外にも多いように感じました。
具体的に言うと、日本企業ならではの年功序列という制度に対して不満がある方かいるようです。

考え方によってはとても良い制度なのですが、モチベーションが高い人、非常に優秀な人にとっては、不満がたまる制度であることは確かです。
あなたが仕事ができる人で、たくさんの仕事を引き受けたとしても、全然仕事ができない同期と給料がほとんど変わらないのです。

逆に、全然仕事ができない人や、仕事をしたくない人にとっては良い制度です。
何もしなくても、給料が年齢とともに自然に上がるのですから。

退職する人の理由の中で、多くの人がこの理由を挙げているようです。
おそらく、三井化学に就職する人は、優秀な人が多いでしょうから、このような不満がたまる人が多いのでしょう。
とはいっても、日本の会社では年功序列が全くない会社なんてほとんど存在しませんし、就活生が就職に否定的になるようなことでもないでしょう。




さいごに

いかがだったでしょうか。
三井化学は誰もが憧れる企業の一つであることは間違いありません。
業績、給与水準、労働環境、どれをとっても一流です。

しかし、歴史ある企業ですので、年功序列という古風な社風であることは予想されます。
自分の力に自信があって、成果主義を掲げる人は社風に馴染めないかもしれません。