就職・転職先を決めるとき、あなたの決め手は何ですか?
お金ですか?時間ですか?
今回はワークライフバランスはある程度犠牲にしないといけないかもしれませんが、お給料はよい会社を紹介します。
それでは、分析結果を見ていきましょう。





JSRってどんな会社?

JSRは1957年12月、合成ゴム製造事業特別措置法により、国策企業「日本合成ゴム(株) 」として設立されました。
そのため、合成ゴム・エマルジョン、合成樹脂などの石油化学系事業に大きな強みを持っています。

石油化学系事業以外にも、半導体チップの製造工程で不可欠な各種の「リソグラフィ材料」「化学的機械的平坦化(CMP)材料」「先端実装材料」、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELなどフラットパネル・ディスプレイ(FPD)の製造に用いる各種の「LCD材料」「次世代ディスプレイ材料」、3次元造形などに用いる「紫外線硬化樹脂」などを提供するファイン事業、「診断・研究試薬分野」「バイオプロセス分野」を束ねるライフサイエンス事業の3本柱で構成されています。

2018年の業績

5年間の業績推移をみると、売上高はやや伸び悩んでいる印象を受けますが、経常利益率は非常に高い水準を維持しています。
また、自動車タイヤや自動車の生産がグローバルには前年を上回ったこと、半導体市場は需要が伸び、ディスプレイ市場はパネルの生産が堅調に推移したこと、為替が若干の円安となったことを受けて、直近の決算においては売上高、利益率ともに上昇していて、現在はとても好調な状況だと考えられます。
高収益体質の企業と言えますし、事業運営についての懸念点はほとんどないと思います。

新卒採用募集要項

職種
事務系:営業、事業企画・管理、購買、物流、経理、財務、人事 他
技術系:研究開発、プロセス開発、製造技術、エンジニアリング、セールスエンジニア 他
募集学科
事務系:全学部全学科
技術系:化学(※)、化学工学、機械、電気・電子、制御、バイオ 他※有機化学・高分子化学を始め、無機化学、分析化学など幅広く採用します
初任給
高専卒:193,800円
学部卒:224,000円
修士了:248,000円
博士了:278,900円(2017年4月実績)
※各種手当含まず
諸手当
家族手当、住宅手当、食事補助金、交通費手当、時間外手当・深夜手当、休日出勤手当 他
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(6月、12月)
勤務地
本社:東京
ブランチ:名古屋
研究所:四日市、筑波
工場:四日市、千葉、鹿島
海外:アメリカ、ベルギー、ハンガリー、ドイツ、タイ、中国、韓国、台湾 他
勤 務
フレックスタイム制:標準労働時間7.75時間
裁量労働制:1日みなし労働時間7.75時間(研究開発のみ)、裁量労働手当有
採用実績
事務系:2018年度:11名(予定)
2017年度:10名
2016年度:10名
2015年度:9名
2014年度:6名
2013年度:6名
技術系:2018年度:40名(予定)
2017年度:33名
2016年度:42名
2015年度:35名
2014年度:39名
2013年度:55名
休日休暇
完全週休2日制(土・日)、年間休日122日(2016年度実績)、有給休暇(初年度11日・最高21日)、慶弔休暇、産前・産後休暇、介護休暇、ボランティア休暇 他
福利厚生
制度:各種社会保険完備、退職金制度、企業年金制度、社員持株会制度、財形貯蓄制度、財形住宅融資制度、共済会、仕事と育児の両立支援制度(短時間勤務制度、在宅勤務制度、育児休業復職支援給付、ベビーシッター給付) 他
施設:独身寮・社宅完備、各種保養施設、各種スポーツ施設 他
教育制度
新入社員研修、各種階層別集合研修、海外・国内留学制度(公募・指名)、ビジネスマナー、専門別教育、語学教育、通信教育補助 他

出典:JSRホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

JSRの平均年収は、5年前と比べると増加していますが、最近は横ばいの状況が続いています。
業績がよいので給料を上げてもよいとも思うのですが、経営の安定性を考えながらの判断なのかもしれません。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

平均年収の増加していないといっても、給与水準が高い会社であることには間違いありません。
JSRは平均線の遥か上に位置していて、上場企業の中でトップクラスの給与水準であることが予想されます。
つまり、給与水準は日本でも屈指の企業ということになります。

具体的年収事例

給与水準が高いと言っても、実際の事例を見てみた方がイメージしやすいと思います。
掲示板などから口コミ情報を集めてきましたのでご覧ください。

  • 研究部門 新卒3年目 500~550万円
  • 研究部門 30歳 550~600万円
  • 営業 新卒3年目 500万円
  • 営業 30代前半 650万円

新卒3年目で500万円というのが、分かりやすい一つの基準になると思います。
日本の平均年収が400万円ちょっとということをかんがえると、新卒3年で日本の平均年収を大きく超えてくるので、ものすごい高水準であることが分かります。

ちなみに口コミ情報では、40歳前後で役職がついて、年収は1200万円から1500万円になるという口コミがありました。
40歳で1000万円プレイヤーを軽く超えることができるということからも給与水準がとても高いことがわかると思います。
また、福利厚生面でと、独身寮が存在するようですので、JSRに就職できればお金には困らない生活が送れるでしょう。

働きやすさについて

高収益体質の会社であり、給与水準も高いのですが、仕事はとても忙しいと予想されます。
働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 忙しさは部署による。製造と事務系部門ゆとりあり。
  • 製造現場や事務は有給もとりやすく残業も少ないが、研究職では不夜城とも呼ばれる部署がある。
  • ノー残業デーを推奨しているが、表面的。
  • 社員によって仕事量が大きく異なり、優秀な人に負荷が大きくかかる

事務職が緩いのは他の会社と同じですが、研究部門、営業部門の忙しさはかなりのものだと予想されます。
不夜城と呼ばれるほどですので、就職を検討されているかたはプライベートを犠牲にする覚悟が必要です。

ただ、JSRでは残業代はしっかり払われますので、働いたら働いただけお金はもらえます。
おそらく、残業代がしっかり支給されている影響で、平均年収が押し上げられているのかもしれません。

社風についての不満

JSRは労働環境への不満に加え、日本ならではの古い社風に対して不満を抱える人が非常に多いです。
社風や評価制度を理由に退職する人もいるようです。

掲示板や口コミサイトに掲載されていた過去に退職した人の退職理由を見てみましょう。

  • 体質が古い。
  • 現状維持の思考に嫌気がさした。
  • 成果が昇給・昇格に反映されない。

どれだけ頑張っても評価されない、新しいことをやろうとしても否定されるという環境は、なかなか辛いものがあるかもしれません。
より正確な情報が必要なのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用を検討してみてもよいかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか?
平均勤続年数は長くないことからも、労働環境については期待しない方がよいでしょう。
お給料に関しては文句なしですが、就職・転職するのであれば、働き方については覚悟しておくことをおすすめします。