パイオニアは今後が心配な就職先!業績不振でも給料は高い

今回は給与水準がそこそこ高くて、休みも取りやすく働きやすい職場なのですが、業績が良くなくて、過去にはリストラも断行している会社を紹介します。
働きやすいかもしれませんが、安定性を重視するのであれば就職は慎重になった方がよいと思います。





パイオニアってどんな会社?

パイオニアという会社ですが、もともとは、音響機器やプラズマテレビ、DJ機器などのAV機器群を多角展開していた会社でした。
2000年代半ばには、このAV機器事業が売上の多くを占めている状況でした。
しかし、価格が下落したことにより業績が大きく悪化してしまいました。
2014年にAV機器事業を売却しています。
確かに、昔はプラズマテレビってものすごい高価な商品でしたが、今では10万円以下で購入することも可能ですよね。
このような変遷を経て、今では車載機器専業メーカーという位置付けでお考えいただければと思います。
つまり、カーナビの会社です。

2018年の業績

パイオニアの業績ですが、正直良くありません。
カーナビの会社として再スタートを切った形ですが、2018年3月期はついに赤字決算となってしまいました。
円安の効果はあったものの、カーエレクトロニクスがOEM事業で減少したことなどにより、前年比で大幅な減収となってしまいました。
売上高は3期連続で減収ですし、従業員の中には不安を抱えている方がたくさんいるのではないでしょうか。

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

パイオニアは平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも高いことが予想されます。
業績が悪くて、給料が良い会社なんてほとんどありませんので、非常に珍しい会社と言えるでしょう。
給料の高さが業績にも影響しているのかもしれませんね。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 休みは非常に多い会社です。プライベートとの調整は非常につきやすい会社です。
  • 定時退社しやすい部署であれば、6時に家に帰れる。またコアタイム制(10時~15時)なので、出勤時間はある程度自由に調整できる。
  • この会社の最も特筆すべきところは、有給が非常にとりやすいところと、福利厚生が手厚いところである。フレックスバケーションという制度があり、1年に1度、任意の期間に5日連続で有給を取得することができる。会社都合による転換では、住宅補助がかなりでる。私の場合は、月に8万円ほど住宅補助が支給されている。
  • 趣味や家庭など、プライベートを楽しんでいる社員が多く、仕事がすべてという人がほとんどいない。

パイオニアの口コミには、否定的な意見が少なく、働き方について肯定的な意見がとても多いように感じました。
一般的には業績が下落している会社というのは、社員へのプレッシャーが強くなるため、否定的な意見が多くなるものです。
しかし、パイオニアの場合は休みは取りやすく、残業は少なく、福利厚生も手厚いようです。
なんて穏やかな会社なのでしょう。
従業員にとっては素晴らしいのですが、会社に対しては少し心配になってしまいます。

退職理由

パイオニアは業績が悪くて事業を切り売りしている会社ですけど、給料は良くて、とても働きやすい会社です。
従業員には魅力的な条件ではあると思いますが、実際には退職していく人はそれなりに多いようです。
実際に退職を決意した方の口コミを見てみましょう。

【退職理由】

  • 主力のカーAV市場がますます縮小していく中で、将来は暗い。新規事業を模索しているが、採算は不透明で、若手から中堅の社員としては、会社に残ることにリスクを感じざるを得ない。
  • 会社が潰れる不安と魅力的な商品がなくなり、未来に希望が持てなくなったため。会社規模が縮小したこともあり、役職者になれる機会が少なくなっている。
  • 何度かの会社の再建対応があり、今後の業績に不安を感じたため、今後の人生設計を考えて退職を決意しました。
  • OEM先の要求通りにすべてをこなすだけの体制のため、これから何か新しいものを生み出していく会社とは思えない。この先、カーナビ以外の強みは全くないと思いました。
  • 度重なるリストラで、将来性を感じることができなかった。若手の離職率も高く、組織として強い不安を覚えた。
  • ホームオーディオ関連、DJ関連事業がなくなり、会社の将来性が増したため。

実際に退職した方の退職理由の多くはは、会社の将来性に対する不安です。
確かに、リストラ、事業売却を続けてきている会社であれば、従業員が不安を抱くのは当たり前なのかもしれません。

最近は特に、どれだけ知名度が高くても、どれだけ大きな会社でも、突然ダメになるケースは多々あります。
一つの会社に依存しながら働き続けることが、リスクになってしまうと感じるほどです。
そんな世の中で、業績不振を理由にリストラを断行してきた会社で働き続けるのは不安に感じてしまう人が多くても仕方ないです。

正社員数の推移

正社員数の推移を見ると、正社員数が減少していることがわかると思います。
もちろん、事業を売却した影響が大きいのですが、足元では社員の退職が止まらない可能性も否めません。

確かに、パイオニアは知名度が高い会社です。
しかし、就職先としては懸念材料があり、就職したとしても、会社の将来性に不安を抱いてしまって、退職してしまうかもしれません。
より正確な情報を得たいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討してもよいでしょう。




さいごに

いかがだったでしょうか?
どれほど待遇が良い会社であっても、潰れてしまっては意味がありません。
たとえ、今の待遇は良かったとしても、業績が良くならなければ、必ず会社は人件費や経費削減に走ります。
そうなれば、今の待遇が持続することはあり得ないでしょう。

パイオニアは給与水準が比較的高くて、休みも取りやすいかもしれません。
しかし、今の業績ではその状況が続くとは思えませんし、実際に不安に感じている社員も多いのが実情でしょう。
安定性を求めるのであれば、就職は慎重に考えた方がよいかもしれません。




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