今回紹介する会社は、日本有数の大企業で、企業ブランドは最高で、お給料も日本トップレベルです。
給与水準は非常に魅力的ですが、ワークライフバランスを少しでも求めてしまうと、もしかしたら適合できないかもしれません。





大林組ってどんな会社?

大林組はスーパーゼネコンと呼ばれる大手ゼネコン五社の一つであり、2016年度においては、建設業界トップの売上高をたたき出している大企業です。
虎ノ門ヒルズ、六本木ヒルズ、スカイツリー、表参道ヒルズ、京都駅ビル、大阪ドーム、東京駅など、日本のシンボルとなる建物を数多く手掛けています。

大林組の本社は、今でこそ品川にありますが、もともとは大阪府西区が発祥です。
日本全国圧倒的な強さを誇っているのは事実ですが、関西でのシェアはスーパーゼネコンの中でも随一です。
阪神・淡路大震災後の復旧・復興工事に従事したことで、関西地域での信頼を確固たるものとしました。

2018年の業績

業績ですが、文句のつけどころが全くありません。
売上高は5年連続上昇していて、なんと2018年3月期の連結売上高は1兆9千億円を超えました。
2018年3月期は企業収益の改善や民間設備投資の増加などを受けて、景気は緩やかに回復を続け、国内の建設市場においては、公共工事、民間工事の発注がともに堅調に推移したことが大きかったと思われます。
そして、利益率もここ最近良くなってきていることから、生産性の向上や不採算案件の減少などが進んでいるのかもしれません。

最近ですとリニアモーターの談合事件が記憶に新しいですが、収益に与える影響はほとんどないと考えて良いと思います。
建設業界ではよくある話ですし、大林組はそのような事件をも完全にのみ込めるほどの大企業です。

新卒採用の募集要項

初任給
2018年4月実績(全国型)
博士了 290,000円
修士了 260,000円
大学卒 240,000円
短大・高専卒 210,000円
高校卒 190,000円
※拠点型の給与は、生活の拠点が定まることによるメリットおよび地域ごとの生計費などの地域差指数を勘案して拠点ごとに定めています。
諸手当
割増手当、別居手当、住宅手当、宿日直手当、特殊作業手当、海外勤務手当、通勤費ほか
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(7月、12月)
勤務地
全国型/本社・東京本店(東京)、大阪本店(大阪)、各支店および国内外の各事業所
拠点型/原則として、採用時に決定する各事業所の管轄地域内に限定
労働時間
8:30〜17:15(7時間45分)
休日・休暇
完全週休2日制、祝祭日、夏期休日、年末・年始休日、年次有給休暇(年間12日〜20日)、積立保存休暇、結婚休暇、忌服休暇、産前・産後休暇、配偶者出産休暇、看護休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇、現場休暇など
保険
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
福利厚生
諸制度/社内預金、従業員持株会、退職年金、育児休職、育児短時間勤務、介護休職、介護短時間勤務、共済会など
社宅・寮/各事業所周辺に社宅・寮(個室)あり
厚生施設/全国各地のリゾート施設・保養所、契約スポーツクラブなど

出典:大林組ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

大林組はもちろん上側にあり、それもかなり上側に位置していますよね。
大林組より上側に位置している企業なんて、ほとんど存在しないことも分かると思います。
つまりは、大林組の給与水準は日本トップレベルということです。
就職難易度はかなり高いですが、お金を稼いで豊かな生活を送りたいという人には、この上ない就職先です。
一生お金に困ることはないでしょう。

実際の年収事例

給与水準について上場企業の中での相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例について確認しておきましょう。

  • 27歳 500万円~600万円
  • 30歳 700万円~800万円
  • 36歳 800万円
  • 40歳 1000万円~1100万円
  • 40前半(所長) 1200万円
  • 50歳(部長) 1400万円

口コミ情報から予想すると、30歳で700万円~800万円、40歳で1000万円というのが、一つのベンチマークになってくると考えられます。
上場企業と言えども、40歳で年収1000万円を実現できる会社は決して多くありません。
お金に関しては文句なしの最高の会社だと思います。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • プライベートと休日のバランスは調整できない。特に現場勤務の場合、土曜日や祝日は勤務となり、休日は日曜日だけとなる。
  • 希望すればプライベートとバランスが取れる仕事に就けるが、その分昇格が遅くなるため、現実的には難しい。
  • 長時間労働は当たりまえで、転勤が多いため家族にも辛さを感じさせてしまう。
  • 勤務時間は非常に長く、付き合い残業もとても多い。
  • 拘束時間が長く、かつ管理職になっても残業代の付かないプライヤーとしての業務ばかり。
  • 残業が多すぎる。休日もへったくれもない。いつか身体を壊すと感じている。

お給料が良い会社は、会社のなかで生き抜いていくことはかなり大変であるというのが定説です。
大林組も例外ではありません。

口コミ情報を見ていて感じたこととしては、かなりの長時間労働が強いられる可能性がある会社ということです。
また、大手企業の宿命なのかもしれませんが、転勤も多いようです。
転勤は家族にも負担を強いてしまうことになりますので、ワークライフバランスを大切にすることはなかなか難しい会社のような印象を受けてしまいます。

働きやすさについて考えたとき、個人的に一番やっかいだと思うのが、帰りづらい雰囲気です。
長時間労働が当たり前の会社でよくあるのですが、自分の仕事が終わっても帰りづらいということがあります。
要は周りの目を気にして、付き合い残業をせざるを得ない状況が生まれてしまうのです。
この「帰りずらい雰囲気」というのが本当に厄介で、ストレスが異常なまでに溜まります。
このストレスを何十年も感じながら勤務し続けることは、想像しているよりもかなりつらいと思います。

お金がよいので就職を検討している就活生も多いと思いますが、本当にこの会社の働き方についていけるか十分な見極めが必要です。
また、このような大企業には優秀な方が多いので、そのような人のなかで勝ち抜くことは大変であることは頭にいれておくべきでしょう。

平均勤続年数の推移

大林組は業績、給与水準ともに日本トップレベルです。
しかし、平均勤続年数は下落基調に推移しています。
新卒採用、中途採用の数などに営業を受けるため、はっきりとしたことはわかりませんが、働きやすさのマイナスが影響している可能性も十分に考えられます。
就職を希望するのであれば、お金は良いけれど、易しい環境ではないことは肝に命じておきましょう。




さいごに

いかがだったでしょうか?
大林組は業績、給料ともに日本最高レベルであることは間違いありません。
内定を勝ち取ることができれば、周囲からも羨望の眼差しで見られることも間違いないでしょう。
しかし、プライベートの時間がある程度犠牲になることは頭にいれておきましょう。

一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。