就職先を決めるとき、あなたの重視ポイントな何ですか?
会社の規模、知名度、お金、労働環境などいろいろあると思います。

今回は、会社規模、知名度、給料は良いのですが、プライベートを多少犠牲にしなければいけない会社を紹介します。
仕事が忙しくてもお金に余裕のある暮らしをしたい人にはおすすめの就職先です。
どうぞ最後までお付き合いください。





今後の成長可能性を期待できる会社

新日鉄住金ソリューションズは、鉄鋼メーカーの最大手企業である新日鐵住金の子会社にあたる会社です。
子会社とは言っても、新日鉄住金ソリューションズとして上場している会社ですので、親会社への依存度はそれほど大きくありません。
依存度が高いと、なかなか子会社は上場できませんので。

顧客についても、製鉄業の会社以外に、製造業や金融業の優良顧客を多く抱えています。
海外進出にも力を入れており、アジアを中心に人材を派遣しています。

業績ですが、非常に好調です。
売上・経常利益率ともに5年間継続して上昇しており、経常利益率は10%に迫る勢いです。
システム開発力の強化と共に、コンサルティング力の強化も図っており、これまでの成長経緯、そして今後の成長可能性を考えても、期待できる会社だと思います。

平均年収は年々上昇しており、給与水準は業界トップクラス

業績が好調である会社ですので、社員の給料は当然に上昇しています。
5年前と比べると、平均年収は約35万円程度上昇しています。

業績は売上・利益率ともに勢いよく上昇しているため、もう少し平均年収の上昇幅が大きくてもいいのかとも思ったのですが、そもそもの平均年収がかなり高いので、妥当な水準なのかもしれません。
直近の平均年収はシステム会社では非常に高く、800万円を超えていますし。

次に、競合他社との給与水準を比較してみましょう。
平均年収が高いからと言って、平均年齢が40歳の会社と50歳の会社では意味合いが全然違ってきますから。

下図は、システム45社について平均年齢と平均年収を分布図にしたものですが、新日鉄住金は平均線の上側、それもかなり上側に位置しているため、給与水準はトップクラスということが分かります。
鉄鋼メーカー大手である新日鐵住金のITシステム部門が独立した企業ですので、給与水準が高いことは当然なのかもしれません。

具体的な年収事例

年収事例をみると、新日鉄住金ソリューションズの給与水準の高さが、より具体的にわかると思いますので紹介します。

  • 新卒5年目 600万円
  • 新卒10年目 750~800万円
  • 41歳主査 900万円
  • 48歳課長 1200万円

30歳を超えて役職がつくと年俸制が採用されるようです。
だいたい5年目で600万円、30歳前半で800万円、40歳で早い人は1,000万円を超えてきます。
40歳で1,000万円プレイヤーも夢ではない会社ですので、やはり給与水準は非常に高いと考えて間違いないです。

お金は手に入るが、プライベートは諦めよう

新日鉄住金ソリューションズの業績・給与面は高評価であることはお伝えしてきたとおりです。
しかし、労働環境についてはなかなか厳しい環境のようです。
長時間労働が常態化していて、プライベートとのバランスをとるのは難しい職場である可能性が高いです。
口コミサイトに掲載されていた労働環境に対する社員の口コミ情報を見てみましょう。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • プライベートを優先することは難しい。残業することが当たり前の文化になっている。また、子育てで遅刻など簡単に言える雰囲気ではない。
  • プライベートとのバランスは個人の力でどうにかなるものではなく、配属されたプロジェクトに左右される。ただ、バランスがとれるプロジェクトは存在しない。
  • 残業禁止と言いながら、仕事量を減らす努力はしていないように見える。
  • 長時間労働が常態化している部署もあり、深夜残業の禁止は休日出勤を増やしているだけ。
  • 案件によってプライベートはボロボロになる。終電で帰宅して休日出勤するケースも。

配属部署や担当案件よって大きく左右されるようではありますが、全体的にワークライフバランスを大切にできる会社ではないと思われます。
子育てを理由に遅刻ができないとなると、特に女性の方にとっては働きにくい環境だと思います。

休日出勤も多い会社のようですので、家庭を持つ方にとっては働きやすい環境とは言えないでしょう。

また、30歳を超えると年俸制が適用される方も多いようです。
つまり、休日出勤をしたとしても残業代はほとんど支給されません。

ワークライフバランスを大切にしたい人には、現時点でおすすめできる就職先ではありません。

会社をあげて働き方改革に乗り出しているが、その効果は未知数

これまで少し脅すかのように労働環境の過酷さを述べてきましたが、新日鉄ソリューションズは会社として働き方改革に乗り出そうとしています。
2018年3月期の主要施策には、事業成長のための様々な施策と並んで、働き方改革を挙げております。

たしかに、口コミによると、最近は21時完全消灯や有給取得奨励などに取り組んでいる部門もあるようです。
しかし、プロジェクトや部門に左右されることは間違いないため、この実効性についてはまだまだ未知数です。
とは言っても、会社の重点施策として取り組んでいるため、数年後には働きやすい会社になっているかもしれません。
より正確な情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。


出典:2017年3月新日鉄住金ソリューションズ決算説明資料




さいごに

いかがだったでしょうか?
新日鉄ソリューションズは業績が好調で、給与水準はIT業界トップクラスの会社です。
多少忙しくてもお金が欲しいひとには、とてもおすすめの就職先ですが、プライベートを大切にしたい人にはおすすめできません。

ただ、会社として働き方改革に乗り出しているのは事実ですので、今後の働き方改革に期待して、20代までは忙しいのも我慢しようと考えて、就職を検討することもありだと思います。
労働環境さえ整備されれば完璧な会社ですので、会社の働き方改革に賭けてみてもいいかもしれません。
経験は積める会社だと思いますので、労働環境が改善しなければ転職すればよいのですから。