今回は、会社規模、知名度、給料は良いのですが、プライベートを多少犠牲にしなければいけない会社を紹介します。
仕事が忙しくてもお金に余裕のある暮らしをしたい人にはおすすめの就職先です。
どうぞ最後までお付き合いください。





新日鉄住金ソリューションズってどんな会社?

新日鉄住金ソリューションズは、鉄鋼メーカーの最大手企業である新日鐵住金の子会社です。
子会社とは言っても、新日鉄住金ソリューションズとして上場しておりますので、親会社への依存度はそれほど大きくありません。
依存度が高いと、なかなか子会社は上場できませんので。

顧客についても、製鉄業の会社以外に、製造業や金融業の優良顧客を多く抱えています。
海外進出にも力を入れており、アジアを中心に人材を派遣しています。

2018年の業績

業績ですが、非常に好調です。
売上・経常利益率ともに5年間継続して上昇しており、経常利益率は10%に迫る勢いです。
システム開発力の強化と共に、コンサルティング力の強化も図っており、これまでの成長経緯、そして今後の成長可能性を考えても、期待できる会社だと思います。

新卒採用の募集要項

初任給(月給)
総合職修士了:月給241,000円
大学卒:月給213,000円
※2017年度実績。
一般事務職大学卒:月給196,600 円
短大卒:月給191,400円
※2017年度実績。
※東京地区勤務の場合上記に加え都市手当10,000円
※大阪・名古屋地区勤務の場合上記に加え都市手当5,000円
諸手当
通勤交通費、都市手当(勤務地・扶養家族により異なる)、住宅手当、持家支援手当ほか
昇給
年1回
賞与
年2回
休日休暇
休日:完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、創立記念日など年間休日123日/東京地区(2017年度)休暇:年次有給休暇(初年度20日、9日間の連続休暇取得奨励制度あり)、福祉休暇(育児、家族の看護・介護目的等に利用可)、結婚休暇、出産休暇、配偶者出産休暇など
福利厚生
各種社会保険完備、財形貯蓄制度、退職金・企業年金(確定拠出)、社員持株会、独身寮 など※福利厚生施設提供サービス会社と提携しており、国内および世界各国の提携施設を優待価格で利用可能です
働き方
フレックスタイム勤務制度、定時退社推奨日、深夜残業原則禁止、休日出勤原則禁止、在宅勤務制度、短時間勤務制度(小学校3年生までの子を養育する社員等利用可)※その他、育児・介護時の支援制度あり

出典:新日鉄ソリューションズホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

業績が好調である会社ですので、社員の給料は上昇しています。
5年前と比べると、平均年収は約35万円程度上昇しています。

業績は売上・利益率ともに勢いよく上昇しているため、もう少し平均年収の上昇幅が大きくてもいいのかとも思ったのですが、そもそもの平均年収がかなり高いので、妥当な水準でしょう。
直近の平均年収はシステム会社としてとても高く、800万円を超えています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

新日鉄住金ソリューションズは平均線の上側に位置しておりますので、給与水準は上場企業のなかでも高いことが予想されます。
かなり上側に位置していることから、給与水準は日本トップクラスと考えてもよいでしょう。
鉄鋼メーカー大手である新日鐵住金のITシステム部門が独立した企業ですので、給与水準が高いことは当然なのかもしれません。

具体的な年収事例

給与水準について上場企業のなかでの相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例を確認しておきましょう。

  • 新卒5年目 600万円
  • 新卒10年目 750~800万円
  • 41歳主査 900万円
  • 48歳課長 1200万円

だいたい5年目で600万円、30歳前半で800万円、40歳で早い人は1,000万円を超えてきます。
40歳で1,000万円プレイヤーも夢ではない会社ですので、やはり給与水準は非常に高いと考えて間違いないです。
ちなみに、30歳を超えて役職がつくと年俸制が採用されるようです。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 残業することが当たり前の文化になっているので、プライベートを優先することは難しいと思います。また、保育園に子供を預けるという理由で遅刻しますと簡単に言える雰囲気ではないところは子育て世代としては辛いです。
  • プライベートとのバランスは個人の力でどうにかなるものではなく、配属されたプロジェクトに左右されてしまいます。ただ、バランスがとれるプロジェクトは存在するというわけでもありません。
  • 残業禁止と言いながら、仕事量を減らす努力はしていないように感じます。
  • 長時間労働が常態化している部署もあり、深夜残業の禁止は休日出勤の回数を増やすことに繋がっているだけのように思います。
  • 案件によってプライベートはボロボロになる。終電で帰宅して休日出勤するケースも少なからずあります。

新日鉄住金ソリューションズの業績・給与面については全く問題ない会社だと思うのですが、労働環境についてはなかなか厳しい環境のようです。
長時間労働が常態化していて、プライベートとのバランスをとるのは難しい職場である可能性が高いです。

もちろん、すべての部門で当てはまる訳ではなく、配属部署や担当案件よって大きく左右されるようではありますが、就職を考えるのであればワークライフバランスを期待しない方がよいでしょう。
子育てを理由に遅刻ができないとなると、特に女性の方にとっては働きにくい環境だと思います。
休日出勤も多い会社のようですので、家庭を持つ方にとっては働きやすい環境とは言えないでしょう。

働き方改革

労働環境に懸念があるとお伝えしてきましたが、新日鉄ソリューションズは会社として働き方改革に乗り出しています。
実際に2018年3月期の主要施策として、事業成長のための様々な施策と並んで、働き方改革を挙げております。

口コミによれば21時完全消灯や有給取得奨励などに取り組んでいる部門も現実に存在しているとのことです。
しかし、プロジェクトや部門に左右されることは間違いないため、この実効性についてはまだまだ未知数です。
過度に期待しない方がよいと思いますが、明るい材料があることも事実ではありますので頭の片隅に置いておきましょう。
より最近の情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。


出典:2017年3月新日鉄住金ソリューションズ決算説明資料




さいごに

いかがだったでしょうか?
新日鉄ソリューションズは業績が好調で、給与水準はIT業界トップクラスの会社です。
多少忙しくてもお金が欲しいひとには、とてもおすすめの就職先ですが、プライベートを大切にしたい人は慎重に検討することをおすすめします。

ただ、会社として働き方改革に乗り出しているのは事実ですので、今後の働き方改革に期待して就職を検討することもありだと思います。
労働環境さえ整備されれば完璧な会社ですので、会社の働き方改革に賭けてみてもいいかもしれません。