今回は、お問い合わせのあった会社について分析してみました。
日本有数の大企業ですので、興味感心がある方も多いと思います。





日本精工ってどんな会社?

日本精工は、ベアリング(軸受)を製造している会社です。
ベアリングに馴染みがない方も多いと思いますが、自動車には100~150個以上ものベアリングが使用されています。
さらに、鉄道や飛行機、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、掃除機、コピー機、パソコンから人工衛星など、あらゆる機械に組み込まれており、機械の高機能化、省エネなどに貢献している代物です。
ベアリングの基本的な働きは「機械の摩擦を減らす」ことで、機械が動く効率を高め、機械の寿命を延ばし、故障を未然に防ぐ役割を担っています。

日本精工は2016年11月8日に創立100周年を迎える歴史ある会社で、国内ベアリング業界では第一位、世界ではドイツのシェフラーグループについで第二位の会社です。

2018年の業績

日本精工は産業機械事業と自動車事業の二本柱で成り立っています。
2018年3月期の業績は、どちらの事業も増収増益となりました。

産業機械事業については、日本では工作機械及び電機向けを中心に増収となり、米州は半導体製造装置や一般産業機械向けの売上高が増加しました。
また、欧州においては、工作機械やアフターマーケット向けを中心に、中国では、電機及びアフターマーケット向けが堅調に推移し売上高が増加しました。

自動車事業についても緩やかな拡大が続き、日本では、トランスミッション向けを中心に売上高が増加しています。
米国向けの売上は、市場の減速により減収となりましたが、欧州向けの売上は、堅調な自動車販売を受けて増収となりました。

新卒採用の募集要項

基本給
<総合職>
修士了:241,000円
学部卒:218,000円
高専卒:195,000円
<一般職>
学部卒:193,800円
短大卒:183,200円
※2017年4月初任給実績(月給)
諸手当
家族手当、住宅補給金(一部地域)、食事補助など
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(7月、12月)
休日休暇
本社:年間休日127日以上
工場・技術部門:年間休日120日
完全週休2日制有給休暇/15~20日(次年繰越あり)
リフレッシュ休暇、ボランティア休暇など
待遇・福利厚生・社内制度
制度/社員預金、財形貯蓄、持株会、住宅・一般融資等
施設/寮、社宅、保養所など
勤務地
北海道・東北地区/北海道、宮城、福島
関東地区/茨城、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川
北陸地区/新潟、石川
中部地区/長野、静岡、愛知
近畿地区/滋賀、大阪、兵庫
中国地区/広島
九州地区/福岡、熊本海外
(将来的に海外現地法人への勤務の可能性もあります) 
勤務時間
本社:8:30~17:15
他事業所:8:00~16:40
フレックスタイム制度あり(但し、事業所により異なる)
教育制度
新入社員研修、階層別研修、技術研修、OA・語学研修、キャリアアップ研修、国内・海外留学制度など
研修制度
新入社員研修、キャリアセミナー、新任係長研修、新任課長研修、選択型ビジネススキル研修、語学研修、NSK経営大学(選抜研修)、工場勤務者対象教育プログラム(モノつくりセンター)、技術部勤務者対象教育プログラム(NIT)、営業社員対象教育プログラムなど
自己啓発支援制度
通信教育制度を導入し、社員の能力向上を支援しています。自宅で学習できる英語E-Learningや、社内TOEICも実施。英語力向上を目的とした研修も行っています。
費用は一部会社で負担をしています。
保険
雇用・労災・健康・厚生年金

出典:日本精工ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

日本精工は平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも高いことが予想されます。

これは補足ですが、日本精工の福利厚生はかなり手厚いことが予想されます。
借り上げ社宅を利用することができるようで、社宅を利用している限り、家賃はほとんど発生しないようです。

持ち家を買ったり、社宅を出ると住宅手当に切り替わるそうですが、この場合は、月2万が支給されるそうです。
おそらく、日本精工で働く限り、社宅に住み続けた方が経済的には得策だと思われます。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 休日出勤の回数や残業時間については36協定によって制限されているため、基本的にはその範囲内で収まっている。申請すれば月30時間を超えて残業することできるが、年間の残業上限も決められているため、むやみに残業を、強いられることはない。
  • サービス残業は0とは言えないが、管理職になるまでは見なし残業にならないため、残業代はしっかり貰える部類に属すると思う。
  • 営業の有給消化率は低いが、生産現場の有給消化率はとても高い。ただ、年間休日もかなり多いので、そこまで不満に感じている人は少ない気がする。

口コミの中にはもちろんネガティブな意見もありましたが、ネガティブな意見はそんなに多くないように感じました。
また、なんとなくネガティブな意見は古い投稿日付のものに多かったような気もします。

上記口コミにもありますが、勤怠管理がきちんと行われているようですし、過度に働かされることもない会社だと思います。
残業や休日出勤は場合によっては生じてしまうようですので、ワークライフバランスをとても大切にできる訳ではないかもしれませんが、全く大切にできない会社でもないと思われます。
つまり、日本精工の働きやすさについては過度に心配する必要はないでしょう。

平均勤続年数の推移

日本精工の平均勤続年数ですが、2017年3月期に大きく下落しています。
この理由は、おそらく2016年7月にNSKニードルベアリングを吸収合併したことが影響していると考えられます。
社員数もこのタイミングで大きく増えていることから、間違いないかと。
勤続年数が0年の人が増えたことで日本精工の平均勤続年数が低下したのでしょう。

働き方に問題があっての下落ではないので、心配はいらないと思います。
むしろ、2016年3月期までの平均勤続年数はとても長いので、日本精工は長く働くことができる会社と考えて問題ありません。





さいごに

いかがだったでしょうか?
日本精工は業績が安定していて、給与水準も文句なしの会社です。
働きやすさについては特段よいわけではないと思われますが、決して悪くもないと思いますので、就職先としては悪くない選択肢だと思います。
就職難易度はやや高いかもしれませんが、興味があればエントリーすることをおすすめします。