大企業でもないのに、大量採用を毎年行っている会社には注意が必要です。
毎年大量採用を行っているということは、人員が慢性的に足りていなくて、労働環境が劣悪である場合が多いです。

今回紹介するNSDについても、その疑惑があります。
毎年100人を超える大量採用しているにもかかわらず、ここ3年間は社員が減り続けているのです。
業績はよいのですが、働き方には疑問の残る就職先です。

システム会社への就職を考えている方は、ぜひご覧ください。





NSDは高収益体質の会社

NSDはソフト開発が中心の情報サービス大手企業です。
金融・製造・通信・商社・マスコミなど客層は幅広く、ソフトウエア開発やソフトウエアプロダクト、運用サービスなどのシステムソリューションサービスを提供していて、特に金融機関向けに定評があります。
独立系システムインテグレータ企業であることも特徴です。

DTSに関する記事でも書きましたが、独立系というと聞こえはいいですが、特定の企業がバックについていない普通の会社です。
独立系は幅広く事業を展開できるかもしれませんが、泥くさい仕事も非常に多いです。
下請けの下請けのような2~3次下請けの仕事が多く、ユーザーと直接交渉できない場面も良くある話です。

直近の業績はと言うと、非常に好調です。
売上は5年間一貫して上昇を続けていて、経常利益率は5年間10%を上回っています。

経常利益率を10%を超えている会社は多くないので、高収益体質の会社であると言っていいと考えていいと思います。

業績好調を受けて平均年収は上昇中だが・・・

NSDは業績がいいので、社員の給料も勢いよく上昇しています。
これだけ見ると、業績がいいから社員の給料をアップしている素晴らしい会社だなーって思う人もいるでしょう。

しかし、平均年収上昇が残業代増加影響が大きいとしたら、どう思いますか?
業績増加が業務増加につながり、その結果社員の給料が増えているだけだとしたら・・・

大量採用にもかかわらず社員数は増えていない

人を大切にし、教育体制がよいことを採用活動の売りにしている会社ですが、本当に大切にしているのか、とても疑問です。

というのも、毎年100人超の人員を採用しているのにもかかわらず、社員数は全く増えていないのです。

まずは、過去3年の新卒採用数を確認しましょう。

2014年度:115人
2015年度:121人
2016年度:117人
※出典:リクナビ2018

つぎに、社員数の推移を確認しましょう。

2015年3月:3235人
2016年3月:3100人(前年比△135人)
2017年3月:2967人(前年比△133人)
※出典:NSD有価証券報告書

100人以上の採用を毎年行っているにもかかわらず、毎年100人以上社員が減っています。
つまり、毎年200人以上が退職している可能性があるのです。

そこまでの大企業でもないのにもかかわらず、大量採用を行っている会社は要注意です。
大量採用を行っているということは、それだけ人が足りていない可能性があるのです。
つまり、労働環境に問題があることが予想されます。

実際にワークライフバランスについての口コミ情報をみても、不満はかなり大きい会社のようです。
口コミサイトに掲載されていた労働環境に対する口コミを紹介します。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 繁忙期には社員の都合を無視して、休日出勤を強要されることがあった。
  • 基本的に残業時間は多く、年間残業時間は600時間程度にはなる。社会的に残業を減らそうという動きがある中で、社内でも声掛けはトップダウンで行われているが、開発現場では労働環境に全く変化はない。
  • ノー残業デーを作っているが、90%が客先常駐で勤務しているため、正直意味がない。
  • システムエンジニアなので、休日出勤は夜勤は多い。代休もとれない。しかし客先常駐なので、上層部は何も気づいていない。
  • 休日に運動会やキックオフミーティングなどあったりして、もちろん強制参加。
  • プロジェクトによっては、毎日終電帰りなんてこともよくある。

口コミをみると、ワークライフバランスもなにもないことが分かります。
年間残業時間が600時間ってなかなかですね。
あと特に、休日に運動会とかキックオフミーティングが強制参加って、嫌な人は本当に嫌ですよね。
耐えられない人も多いと思います。

根っからの体育会系の会社でしょう。
ただその割に、給与水準もそこまで高いわけじゃないので、どうしても転職する人が多くなってしまうのでしょう。

プライベートを大切にしたい人や、体育会系の社風に馴染めない・馴染みたくないという人は、就職は控えた方がよいでしょう。
すぐに辞めたくなるだけですので。
より正確な情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。




さいごに

いかがだったでしょうか?
大企業でもないのに大量採用を行っている会社は、ほとんどの場合で訳あり就職先です。

プライベートを大切にできない割に給与水準も高くないので、退職する人が多いのだと思います。
ちなみにこれは口コミ情報ですが、職階が上がってもそれほど給料は上がらず、責任と業務だけが増えるようです。

つまり、長く働くことにメリットを感じにくい就職先だと思われます。

一つの会社で長く働きたい人、体育会系の雰囲気が無理な人、プライベートを大切にしたい人は、慎重に検討することをおすすめします。