今回紹介する会社は、働き方のイメージが良くない小売業界のなかでは非常に働きやすく、平均年収が600万円近い会社です。
小売業界への就職を希望している方は、就職候補として考えてみることをおすすめします。





西松屋ってどんな会社?

子どもを持つ親なら一度はお世話になったことのある会社だと思いますが、西松屋は、ベビー・子どもの生活関連商品の製造・販売をしている会社です。
全国にチェーンストア展開を行っており、その店舗数は年々増加しています。
比較的安い商品を取り扱っていることから、幅広い子育て世帯が利用している会社です。

2018年の業績

西松屋は北海道から沖縄までの全国47都道府県に、積極的に新規出店を行っています。
2018年2月期は新たに49店舗の新規出店を行いました。
ただ、不採算店舗のリプレイスもきちんと行っており、当期は6店舗を閉鎖しました。
結果、2018年2月時点の店舗数は951店舗となりました。
2008年以降、一度も店舗数を減らすことなく事業運営されてきているようです。

店舗数が増えるということは、すなわち売上高も増加します。
直近の売上高をみても、一貫して増加し続けていることがわかるでしょう。
また、利益率も高いとは言えないながらも、確実に利益を獲得できていますので、業績に関しては心配不要でしょう。

また、これは補足ですが、西松屋では手ごろな価格と品揃えで差別化を図るため、他業種出身者のスカウトを継続し、お客様の立場に立った品質を備えたプライベートブランド商品の開発を推し進めているようです。
他業種出身の方を積極的に採用するやり方は非常に珍しいです。
吉と出るのか凶と出るのかわかりませんが、おもしろい取り組みだと思います。

新卒採用の募集要項

給与
大卒月給 218,620円(2018.4月実績)修士月給 229,120円(2018.4月実績)
諸手当
職務、皆勤、家族、住宅、通勤、時間外手当
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(7月・12月)
勤務地
新大阪本部(大阪府大阪市)姫路本部(兵庫県姫路市)東日本事務所(埼玉県さいたま市)各店舗(全国)物流センター(全国7ヵ所)
勤務時間
9:00~21:00の間で実働8時間のシフト勤務制
休日休暇
週休2日制・年次有給休暇・結婚休暇・配偶者出産休暇・産前産後休暇・育児休暇・忌引休暇・介護休暇・災害休暇
保険
雇用保険・厚生年金保険・健康保険・労災保険
福利厚生
財形貯蓄制度・社員持株会・J‐ESOP(株式給付信託制度)・ストックオプション制度・確定拠出年金制度・社宅一部会社負担・社員寮全額会社負担

出典:西松屋ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

西松屋は社員の給料アップに積極的です。
平均年収の推移をみると、2018年2月期は下げてしまっていますが、上昇基調で推移しています。
5年前と比べると、平均年収は大幅に増加していますよね。
小売業で平均年収が600万円近い会社は、ほとんどありません。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

西松屋は平均線のやや上側に位置しているので、給与水準は上場企業の中でも少しだけ高いことが予想されます。
給与水準が低い小売業の会社で、ここまで給与水準が高い会社は珍しいと思います。

年収事例

給与水準について上場企業の中での相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例についても確認しておきましょう。

  • 新卒1年目 300万円~350万円
  • 新卒3年目 400万円
  • 新卒7年目 480万円
  • 40歳係長 600万円

30歳前後で500万円前後というのが西松屋の給与水準の一つのベンチマークになると思われるのですが、やはり、小売業のなかでは高いと思います。
小売業でありながら30歳で500万円をもらえる会社というのはほとんど存在しないと思いますので。

口コミを見ても、競合や他の小売業を営む会社に比べて給料は悪くないと感じている人が多いようです。
上場企業のなかでも高い水準なので、同業他社のなかでは当然にして高いでしょう。

また、西松屋の良いところは小売業では珍しく、社宅制度があることです。
つまり、社宅を利用すれば家賃負担はゼロです。
額面の年収だけを見ると、給料は少ないと感じる人もいるかもしれませんが、実際に自由に使えるお金はかなり多いのかもしれませんね。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 接客業のため、連休は取りづらい傾向がある。また、パート従業員の休みが多いお盆や正月は休むことは難しい。しかし、平日休みは取りやすいため、子ども行事にも参加しやすいというメリットもある。
  • 本社勤務であれば土日休みが基本。店舗勤務だと、なかなか平日休みことは難しいが、無理なわけではない。店の規模にもよるが、人手が足りない等の理由がない限り、残業は基本的にはない。会社の方針としても、残業を減らそうという動きはある。
  • プライベートとのバランスは、配属店舗に左右されるが、休みの調整は自分次第なので、比較的バランスはとりやすい。
  • 配属店舗によるが、基本的に残業はなく、仕事自体も大変ではない。

口コミを見た印象としては、働きやすいと感じている社員がとても多いように感じました。
働き方について否定的なコメントは少なかったと思います。

確かに、よく考えてみると西松屋の営業時間は基本的には朝10時~夜8時です。
夜9時まで営業している店舗も例外的に存在しますが、小売業のなかでは業務時間は圧倒的に短いと思います。

たとえば、ファミレスは深夜まで営業していますし、コンビニは24時間営業しています。
このような小売業に比べれば、西松屋はファミリー層のみをターゲットとしている会社ですのでとても働きやすいのかもしれません。

連休が取得しにくかったり、土日がなかなか休むことができないという小売業共通のデメリットはありますが、決して悪い職場ではないでしょう。
より正確な情報を得たいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップも検討しましょう。

平均勤続年数の推移

西松屋は給与水準は悪くなく、それなりに働きやすい会社です。
そのことがどの程度影響しているかは実際のところわかりませんが、平均勤続年数は年々上昇しています。
就職を考えている方にとっては安心材料になるデータだと思います。




さいごに

いかがだったでしょうか?
西松屋は業績好調で、社員の給料も年々上昇している就職先です。
その働きやすさから、社員の定着率は上がり、平均勤続年数も上昇しています。
業績が良くても社員の給料は上げない会社が数多くあるなかで、西松屋は社員のことを大切にしている会社だと言えるでしょう。
ブラック企業が多い小売業界のなかでは、最高の就職先だと思います。