今回紹介する会社は、よくメディアにも取り上げられる無印良品を運営している会社です。
商品を知っていても、企業分析はしたことがない人も多いと思いますので、気になっている方は是非ご覧ください。





良品計画ってどんな会社?

特に説明する必要もないと思いますが、良品計画は無印良品をチェーン展開している会社です。
店舗数は、全世界で700を超えます。
また、シンプルな商品が特徴で、商品アイテムは約7,000品目を扱っています。

知らない方も多いと思いますが、もともとは、株式会社西友のプライベートブランドとして始まりました。
1989年に西友から独立し、「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売までを行う製造小売業として、衣料、家具、食品など幅広い商品群を展開していることが特徴です。

2018年の業績推移

業績は好調で、ものすごい勢いで売上を伸ばしています。
国内店舗、海外店舗が共に増加していること、そしてネット販売が伸びていることが好影響を与えています。

利益率も高水準を維持しているので、業績については文句なしです。
就職するに当たって、業績のことを心配する必要は全くありません。

新卒採用の募集要項

初任給
大卒:月給220,000円(2017年実績)
諸手当
店長手当、家族手当、赴任手当、昇給年1回、賞与年2回
休日休暇
年間休日117日(週休2日制、リフレッシュ休日12日、メモリアル休日1日)
年次有給休暇10日(入社1年目)
育児・介護休職制度あり
最初の勤務地
全国の直営店舗(転居を伴う場合があります)
勤務時間
シフト制:実働8時間(店舗により異なります)
教育制度
新入社員研修、店長研修、海外研修など

出典:良品計画ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

業績好調を受けて、平均年収は年々上昇しています。
当然と言えば当然なのですが、業績の良さが賞与アップなどの形で社員に還元されていることが予想されます。

国内市場については成長期から成熟期に移りつつあるような気がしますが、海外店舗は今後も勢いよく伸びていくと思いますので、当分の間は業績は伸び続けるでしょう。
そうなれば、今後も平均年収は上昇していくかもしれません。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

良品計画は平均線のやや上側にあることから、給与水準は上場企業の中でもやや高い水準であることが予想されます。
給与水準が決して高くない小売業の会社ですが、良品計画の給与水準は他の上場企業に負けていない水準です。

年収事例

上場企業のなかでの相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例についても確認していきましょう。
掲示板や口コミサイトの情報を記載します。

【口コミ情報】

  • 新卒3年目 380万円
  • 新卒5年目 400万円~450万円
  • 新卒13~15年目 650万円~700万円

小売業界の中では高水準と言ってよいでしょう。
もちろん他業種と比べたときには見劣りするかもしれませんが、小売業でこれだけの給与を支給しているのは評価できます。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 拘束時間が12時間を超えることはザラ
  • 仕事量の多さからサービス残業や休日出勤(無届)もある。
  • 休みの日でも平気で電話がかかってくる。
  • 本社は基本ノー残業だが、仕事が終わらないのでみんな家でやるか、早朝出勤で対応している。

良品計画の口コミには、労働環境に対する不満が多かったことは事実です。
一般消費者を相手にする以上、仕事の融通を利かせることは難しいですし、小売業の会社に就職するのであれば、ある程度の拘束時間は覚悟しなければならないでしょう。
ましてや、今は人手不足が深刻ですので、店舗によっては劣悪な環境が生み出されてしまうことも十分に考えられます。

したがって、小売業全般に言えることですが、職場環境がひどい店舗は状況が重なればどこでも存在し得てしまうため、就職を希望するのであれば、そのことを念頭に置いておくべきでしょう。

そして、これは良品計画特有の問題かもしれませんが、商品開発や企画を行う本社においても、従業員に大きな負担が強いられているようです。
要は社員が感じるプレッシャーが強いということです。
無印良品は商品を見れば分かりますが、とても良いものを作っています。
それは裏を返せば、従業員の方々が相当な検討を重ねた上で商品が販売されているということにも繋がります。
良いものが作られている裏側には、苦労している人たちがたくさんいるのです。
つまりは、強い思い入れがない人が本社勤務に配属されてしまうと、辛いと感じてしまうかもしれないということです。

これは一般論として、消費者イメージの良い会社は、社員には優しくない会社であることが多いです。
ブランドイメージを大切にしているということは、それだけ社員に負担を強いていることにも繋がってしまうのです。
より正確な情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討しましょう。

平均勤続年数の推移

業績が良くて給与水準は高いものの、すべての人にとって働きやすい環境が整備されているかと問われると、残念ながらそうではないと予想されます。
もちろん、やりがいを持って働くことができている人にとっては良い会社ですが、モチベーションを持てない人は苦しいと感じてしまうでしょう。

平均勤続年数も、少なからずその影響が出ていると思われますが、良品計画の平均勤続年数はとても短いです。
上場企業のなかで平均勤続年数が10年を下回る会社はほとんど存在しないなかで、10年を下回ってしまっています。
長く一つの会社で働きたいと考えている方にとっては、難しい就職先なのかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか?
就職を希望するのであれば、配属によってプライベートが犠牲になる覚悟だけはしておくことをおすすめします。
一般消費者を相手にする仕事ですので、大変なことも多いでしょう。
ただ、良品計画に強い思い入れがあれば問題はないと思いますので、そのような方は迷わずにエントリーしてください。