就活生の皆さん、志望動機の作り方にお困りの方は多いのではないでしょうか。
志望動機は考えてみると意外に難しいものです。
また、応募企業が一社であればよいですが、そんな人はほとんどいないでしょう。

しかし、基本を押さえてしまえば、いくらでも考えることが可能です。
志望動機の考え方を整理しておりますので、志望動機を考える参考にしてください。





志望動機の基本

志望動機の肝は、『志』を説得力のある説明ができるか否かにつきます。
『志』の高さはさほど重要ではありません。
『志』がどれほど高かったとしても説得力がなければ意味がなく、むしろ、口だけの人間と思われてしまいます。

たとえば、単に「世界中の貧困をなくしたい」と言っても、その本気度は全然伝わってきません。
そんな人を信用できますか?きれいごとを言っていると思われて終了です。
では、どうすれば『志』に説得力を持たせることができるか考えてみましょう。

説得力のある志望動機を作成するには

実は説得力のある志望動機を作成する方法は非常に簡単です。
それは、自分だけの理由を説明することです。

自分だけの理由が難しいと思われるかもしれませんが、それも実は簡単です。
自分の過去のエピソードを、『志』に付け加えるだけなのです。

実際に、先ほどの「世界中の貧困をなくしたい」という『志』にエピソードを付け加えてみました。
「大学一年生の時にインドに旅行に行ったことがあります。旅行2日目の観光をしている中、お金をちょうだいと言って寄ってくる小さい子供がいました。話には聞いていましたが、お金をあげられない自分に無力さを感じました。いわば、今、私が持っているお金は偽物のお金であり、誰も幸せにすることはできないものでした。私は本物のお金を世界中の人に配ることで、世界中の貧困をなくしたい。」

どうでしょう?
最初の文よりも、本気度・説得力は格段に上がっていると思いませんか。
実体験を重ね、そこで何を思い何を考えたのかを付け加えれば『志』を説得力を持って説明することができるのです。

ここでエピソードを作るときのコツがあるのですが、できるだけ具体的なワードを織り込むことを意識してください。
例えば、上記の例ですと、「大学一年生」「インド」「旅行2日目」というような場所や時期を表す言葉を使っています。
「大学生のころ海外旅行に行ったとき」と説明するよりも、面接官は格段にイメージしやすくなるはずです。
なによりも、作り話ではなく本当の出来事なんだという信憑性も増します。

ここまで、志望動機にエピソードを添えることの大切さを説明してきました。
それでは次に、志望動機の作成ステップについて説明します。

志望動機の作成ステップ

志望動機の作成ステップは全部で3つです。

  1. 企業研究を実施する
  2. 自分の『志』を考える
  3. 『志』を自分の実体験を交えて記載する

それでは、具体的に考えていきましょう。

ステップ1:企業研究を実施する

まずは、志望する企業の特徴を知りましょう。
意外に企業研究ってやり方がよくわからないという人もいるでしょう。
その上、就職活動は複数社受けることになるので一つの会社に使う時間は限られています。
会社のすべてを把握ことは不可能ですので要領よく、要点を抑えることが必要です。

まずは、基本的な事業内容と主力製品程度は押さえてください。
ホームページやリクナビ・マイナビなどの就職情報サイトに詳しく記載されているはずです。
とはいっても、事業内容がよく分からない場合があります。
そんな時は、同業他社との比較を行いましょう。

同業他社のホームページや就職情報サイトを見れば、一社のみの情報では理解できないことも理解できるようになることは多々あります。
また、他社比較を行えば、事業内容を理解できるうえ、会社の強み・弱みが見えてきます。
他社との違いを抑えられれば、「なぜうちなのか?」という質問にも対応することが可能になります。

次に理念を確認しましょう。
これは、付け焼刃で構いませんので、面接直前に暗記しておけばOKです。

さいごに、会社の求める人物像を把握しましょう。
おおよそ、各社ホームページの採用情報ページに掲載されています。

もしかしたら直接的に記載されていない場合もありますが、スローガンやキャッチフレーズは記載されていることが多いはずです。
例えば、採用ページのコンセプトに「挑む」とか「チャレンジ」という言葉が使われているのであれば、何事にも積極的な人を採用したいとくみ取ることができます。
ある程度は求める人物像は把握しておいた方が、志望動機を含め面接は対策しやすいと思います。

ステップ2:自分の『志』を考える

企業研究が終わったら、自分の『志』を決めていきましょう。
『志』がないという人も少なからずいるかもしれませんが、ここはしっかり考えましょう。

ただ、『志』と言っても、大きなことを言う必要はありません。
むしろ、大きなことほど信憑性は低くなります。

例えば、食品業界の企業を志望するのであれば、「おじいちゃん・おばあちゃんにおいしいものを届けたい」とか「会社員の方々においしいコーヒーを提供してストレス社会をよくしたい」などで良いのです。
いろいろな『志』があると思いますが、Who(誰に、誰のために)と、What(何をしたい、何を届けない)という視点を織り込むと、ステップ3が考えやすくなりますし、面接官の方もイメージしやすくなるはずです。

ステップ3:『志』を自分の実体験を交えて記載する

『志』が決まってしまえば、それに合うエピソードを添えるだけです。
エピソードについても、大きなことを言う必要はありません。

志望動機でよく見かけるのは、「中学生のころアメリカ留学して、〇〇に感銘を受けて、△△に入社したい」という例文です。
実際に留学経験がある人なんてそんなにいませんし、強く訴えすぎると鼻につくだけです。
それに新卒に英語力を求めている日本企業は多くありません。
むしろ、積極性やコミュニケーション能力に重きを置いている企業の方が圧倒的に多いです。

難しく考えずに、日常生活の中で感じたことをエピソードにして『志』に添えればよいのです。
家庭、学校、アルバイト、サークル、友達、旅行など、ありふれた環境の中で、どんな時にどう感じ、何が『志』のきっかけになったのかを説明することを心がけましょう。




志望動機の例文集

上記のステップを踏めば、時間は多少かかってしまうと思いますが、おおよそ形にすることができると思います。
とは言っても、なかなか難しいところもありますので、上記ステップを踏んで作成した企業別志望動機例文を掲載していますので、参考にしてください。

日清食品:就職面接絶対攻略!日清食品の志望動機を考えてみた
積水ハウス:就職面接絶対攻略!積水ハウスの志望動機を考えてみた