日本を代表する大企業であっても、就職=勝ち組というわけではありません。
会社として働き方改革に乗り出していても、それがすべての部門に浸透していないケースもあるのです。
今回はそんな配属先によって働き方が大きく左右される可能性がある会社を紹介します。





三菱マテリアルってどんな会社?

かなり大きな会社ですので、会社名を聞いたことがある方は多いと思います。
セメント、銅、加工、電子材料の4つのコア事業が有名で、名前のとおり三菱グループの大手非鉄金属メーカーです。
最近ですと、セメント事業が好調で、米国そして国内において建設需要が拡大しています。
三菱グループの中では、社風が堅実と言われております。

子会社の不正が発覚

最近は大企業の不正発覚のニュースが多いですよね。
毎月どこかしらが摘発されているような気がします。

三菱マテリアルについても同様で、子会社でのデータ改ざんが2017年に発覚し、2018年3月に最終報告書が公表されました。
三菱電線工業、三菱アルミニウム、三菱伸銅、ダイヤメット、立花金属工業のグループ5社で不正があったとのことで、日常的にデータを改竄していたようです。
不正品の出荷先は計762社に上るとのことで、三菱電線工業、ダイヤメット、三菱アルミニウムの3社と、三菱電線とダイヤメットの社長は起訴されたみたいです。

なかなかやばいですよね。
親会社は子会社を全くコントロールできていなかったのでしょう。
現在、信頼回復に向けて尽力している状況です。
就職を考える上では、不安材料になるでしょう。

業績は安定しているが・・・

不正が発覚した影響ではなさそうですが、直近の決算は増収減益の状況です。
首都圏で東京五輪関連施設等の工事、九州地区で災害復旧工事や道路関連工事がそれぞれ堅調に推移しました。
その影響で、販売数量は増加したようですが、エネルギーコスト上昇等の影響により、減益となってしまったようです。

とは言っても、減益幅は限定的で、今のところ業績は安定していると言って良いでしょう。
それよりも、不正の影響が気になります。
これほど大きな会社ですので、業績が大きく傾くことはおそらくないと思いますが、最近はどんな企業でもすぐに経営難に陥る時代ですので、不安要素としては頭に入れておくべきでしょう。

給与水準は高め

次に給与水準について見てみましょう。
下図は、上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
ピンクのラインが平均線なのですが、三菱マテリアルは平均線の上側に位置していることが分かります。
つまり、上場企業の中では給与水準が高いことが予想されます。
非鉄の大手メーカーですので、当然と言えば当然ですね。

年収事例

実際の年収事例を見た方がイメージしやすいと思うので紹介します。
口コミサイトから集めてみましたのでご覧ください。

  • 新卒2年目 450万円
  • 新卒6年目 500万円
  • 新卒6年目 520万円
  • 新卒10年目 550万円
  • 新卒13年目 650万円

三菱グループの会社ですので、上場企業の中でも高い水準であることは想定内です。
ただ個人的な意見を言うと、もう少し高いと思っていました。

40歳くらいで1000万円くらいはもらっているのかと思っていましたが、そこまで高水準でもなさそうですね。
お金重視で就職活動をするのであれば、他の就職先も視野に入れておいた方が良いと思います。

働きやすさについては大きな疑問あり

三菱マテリアルの業績、給与水準について分析結果を記載してきましたが、子会社の不正を除けば普通の大企業だと思います。
しかし、三菱マテリアルへの就職は必ずしも勝ち組ではないと考えています。
就職できれば周りからすごいと言われる会社だと思いますが、運が悪ければ幸せな生活を送れない可能性も高いです。

その理由は、働きやすさが大きく影響していると考えています。
まずは、従業員の口コミを集めたのでご覧ください。

  • 部署次第としか言いようがない。月10時間もないところもあれば、月80時間を超えて残業が強いられる部署もある。サービス残業が毎月40時間という部署も存在する。
  • 有給取得率80%以上が推奨されており、実際に取得率も高いと思う。
  • 部署によって大きく異なる。人間関係がウエットな部署であれば、業務量が少なくてもプライベートの時間はとりづらい。また、激務な部署であれば休日出勤、自宅での仕事もあり得る。

口コミを見ていると、配属さるた部門によって、働きやすさが大きく左右されることが見えてきます。
つまり、配属がはずれだった場合、人生は悪い方向に進む可能性があるのです。

しかし、大きな企業であれば、働きやすさが配属先に左右されるのは良くある話ですが、三菱マテリアルの場合はそのボラティリティが大きいような気がするのです。
その理由を次で説明します。

三菱マテリアル勤務男性の妻の声

企業研究ネット独自で、三菱マテリアルに勤めている旦那を持つ女性に、三菱マテリアルの旦那を持って良いところと悪いところを聞いてみました。
その回答を以下に掲載しますので、まずはご一読ください。

良いところは、家賃手当が出たり住宅補助が出るところ。給料はそこそこ良いと思います。ただ、むしろ良いところはお金の面だけです。不満なところは、昔の考え方の人が多い、部下の妻や家庭のことを考えないところです。例えば、子供を妊娠中に平気でキャバクラやスナックに連れていくところ。出産間近、出産予定日前に飲み会に誘いまくるところ、子供が小さいのに仕事をたくさん任せて残業ばかりなところ、残業が多すぎる上飲み会もあるので平日はほとんどいないし土日はゴルフに誘って来たり休日出勤だったりするところ。その割に給料が少なすぎる。割にあっていない。家庭への負担や悪影響が多すぎる。配慮なんてない。有休や代休を取っても結局半日は仕事に行かなくてはならなかったりする。飲み会が多いくせに飲み会代は個人負担のことも多い。仕事が多すぎて旦那には無理なのは仕事のことがわからない妻でも見ててわかるのに、状態把握や状態判断がどうなっているのかと思う。上司はほとんど仕事もやらず定時で帰っているのに、旦那は仕事を任されすぎて休みの日でも子どもが話しかけていてもパソコンを開いて仕事をしていたり、仕事関係や電話をしていたりして本当に迷惑。いいところがなさすぎて不満だらけです。 飲み会でしかコミュニケーションを取れないのかと疑問に思う。

給料や福利厚生については、先ほどの分析通り悪くない就職先であることは間違いないようです。

ただ、この会社やばいと思いませんか?
部署によって働きやすさが左右されると言っても、妻が妊娠中のときに、部下をキャバクラやスナックに連れていったり、出産間近に飲み会に誘ったりする人は普通存在しません。

妊娠の初期ならキャバクラやスナックに連れていく上司は、他の会社にも存在しそうですが、出産間近に飲み会に誘う上司なんて、私は見たことがありません。
誰も言えないのかもしれませんが、その状況を止めようとしないのは問題だと思いますし、頭がおかしい人が多いとしか言いようがありません。
他にも突っ込みどころが満載ですが、部門によっては本当にヤバそうですね。

最近の社会の流れとして、ワークライフバランスを大切にする風潮が大きくなっていることは確かだと思います。
しかし現実には、会社として何か策を打ったとしても、社員の意識が古い会社だと、このようなことはなかなかなくなりません。
大企業であればあるほど、若い人が受け入れられない社風をもつ会社が多いような気がします。
三菱マテリアルは、その典型である可能性があるのです。

社風の改善に力を入れているという口コミもあったので、すべての部署でこのような事態が起きているとは思っていませんが、現実にこのような部署が存在してしまっています。
それを考えると、三菱マテリアルへの就職には大きなリスクがあります。

このような働き方で定年まで勤務すれば、熟年離婚の可能性も大いに見えてくるでしょう。
とりあえず定年までは待って、資産が溜まった時点で離婚されて終了です。
妻は悠々自適、男性は悲しい隠居生活です。
三菱マテリアルは、そんな可能性を秘めた就職先であると思います。




さいごに

いかがだったでしょうか?
三菱マテリアルはすべての部門が悪いわけではないと思いますが、一部の部門では信じられない働き方が強いられてしまう会社だと思われます。
会社として働き方改革に乗り出しているのは事実だと思いますが、すべての部門に浸透するには時間がかかることが予想されます。

将来結婚する気がなく、飲み会大歓迎という人なら問題ないと思いますが、そうでなければ配属リスクを頭に入れておきましょう。