知名度、ブランド力ともに抜群の勝ち組企業に入社できたが、こんなはずじゃなかった・・・
なんてことはよくある話です。
実際に入社してみたら、残業が多くて肉体的、精神的にも、辛くなってしまうことは珍しくありません。

今回紹介するのは、日本を代表する大企業の三菱電機です。
誰もが羨むような就職先ですが、平均勤続年数は年々下落しています。
ワークライフバランスを重視したい人は必見です。
最後までお付き合いください。





選択と集中が功を奏し、業績が安定している

三菱系列の大手総合電気メーカーで、知名度、ブランド力ともに日本トップレベルの会社です。
売上高は4兆円を超え、総合電機メーカーでトップ3に入る売上規模を誇ります。
事業の柱は、重電システムと産業メカトロニクスです。
ここで、重電とは、発電機,電動機などの回転電気機械や,変圧器,整流器,開閉制御装置などの静止電気機械を開発・製造する産業です。

そして、三菱電機の優秀なところは、選択と集中にいち早く取り組んでいたという点です。
テレビや半導体などの市況の影響強く受ける分野の見直しを行い、収益性の高い分野への集中を先駆けて行っていました。
家電量販店に行くとテレビ、冷蔵庫など三菱電機の製品が販売されていますが、会社にとっての稼ぎ頭ではありません。
白物家電は、どちらかというと広告宣伝目的で製造を続けているのだと思います。

収益性の高い分野へ投資を積極的に行うことで、高い利益率を実現しているのが三菱電機です。
業績の推移をみても、売上高・利益率ともに非常に安定しており、利益率も高い水準で安定していることがわかります。

給与水準は製造業トップクラス

製造業120社の平均年齢と平均年収の関係を散布図にした図を見ると、三菱電機は平均線の上側に位置していることが分かります。
それも、かなり上側にあるので、給与水準は製造業の中ではトップクラスと考えることができます。

具体的な年収事例をみると、もっと鮮明に分かります。

具体的年収事例

  • 新卒4年目 620万円
  • 新卒5年目 700万円(残業月平均60時間)
  • 新卒7年目 700万円~750万円
  • 41歳課長 950万円~1000万円

残業が多いにしろ、新卒5年目で年収が700万円を超えてくるのはすごいです。
役職がつけば1000万円プレイヤーも夢ではありません。

また、福利厚生はしっかりしていて、社員寮・住宅補助は充実しています。
住宅補助は期限があるようですが、55,000円が毎月支給されるようです。
待遇面においては、文句なしの企業といえるでしょう。

働きやすさには疑問が残る

これまで、業績面、給与面において、高い評価してきましたが、働きやすさには疑問を抱かざるをえません。

まずは、平均勤続年数の推移をご覧ください。
製造業120社の平均は5年間継続して上昇しているのに対し、三菱電機の平均勤続年数は下落を続けています。
下落理由は、労働環境のきつさが影響していると考えられます。

企業口コミサイトや様々な掲示板から集めた社員の口コミについても紹介してきましょう。
具体的な働きやすさがよく分かります。
と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 月の残業が100時間超えることも珍しくなく、80時間を下回ることはなかった。
  • 設計部署はかなり忙しく、繁忙期は月残業100時間を超えることも。休日出勤も多い。
  • 自分の職場では8時30分~22時がデフォルト
  • 会社は働き方改革を進めているが、少人数で限界まで働き利益を出すという体質は変わらない

非常に驚いたのですが、ワークライフバランスに対する不満が非常に多いです。
一般的に、業績が好調であるということは、社員が優秀で頑張っていることが要因の一つであることが多いですが、三菱電機の場合は過度に頑張らせている可能性が高いです。
その結果、現場は過酷な労働環境に疲弊してしまい、退職者が多くなってしまっているのかもしれません。
平均勤続年数の下落はその証拠でもあります。

月の残業が80時間を超えると過労死ラインを超えているを判断されます。
口コミ情報では、100時間を超えることも珍しくないということですので、三菱電機では、過労死ラインを超えた状態で働いている方が多い可能性が十分にあります。

とはいっても、知名度は高く、入社したい人も多いはずです。
ただ、確実にワークライフバランスを大切にしたいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討し、十分な確認をすることをおすすめします。




さいごに

いかがだったでしょうか?
三菱電機は業績・給料がとてもよく、知名度も抜群の就職・転職先です。
一般的には、入社できたら勝ち組と考えられているでしょう。
しかし、平均勤続年数が年々下落していることから、社員の人は決して勝ち組企業とは思っていないのかもしれません。

ブランド力もあるため、就職・転職を希望する人も多いとは思いますが、ワークライフバランスを犠牲にしてでも働きたいかと自問自答した上で、就職面接に望みましょう。
プライベートを多少犠牲にしても良いという方には、おすすめの就職先です。