今回紹介する会社は、日本を代表する大企業で、世間一般では勝ち組就職先と考えられている会社です。
ただ、この会社で働き続けるのはなかなか大変なような気がします。





三菱重工業ってどんな会社

三菱重工業は社名に三菱の名が付いている通り、三菱グループの中核企業です。
火力・原発のインフラから航空・宇宙、造船、プラントなど幅広い事業内容を行っていて、総合重機の大手メーカー最大手です。
防衛部門においては、戦闘機、戦車、ミサイルなども手掛けています。

2018年の業績

事業内容は多岐にわたるため、業績は必然的に安定します。
事業の多角化が進んでいる場合、ある事業について市況が悪くなったとしても、他の事業でカバーすることが可能ですから。

2018年3月期の売上高については、インダストリー&社会基盤、パワー、航空・防衛・宇宙の各セグメントで増加したことにより、前連結会計年度を1,967億98百万円(+5.0%)上回る4兆1,108億16百万円となっています。
インダストリー&社会基盤においては、先進国を中心としたターボチャージャ、物流機器、冷熱製品等の売上増加、パワーセグメントにおいては火力発電システムの受注工事が着実に進捗したことと航空機用エンジンの増加、航空・防衛・宇宙セグメントにおいては、H-ⅡAロケットの打上げ機数を伸ばした宇宙機器が増加したことなどにより売上が増加しました。

新卒採用の募集要項

給与
修士了:235,500円
大学卒:211,000円
(2017年4月初任給)
諸手当
有扶手当、超過勤務手当、通勤交通費支給など
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(6月、12月)
勤務地
本社(東京・品川/横浜・みなとみらい)
工場(横浜、相模原、小牧、名古屋、清須、神戸、高砂、三原、広島、下関、長崎)
勤務時間
所定労働時間8時間(フレックスタイム制あり)
本社コアタイム=11時00分~14時00分
本社労働時間帯=8時30分~17時30分(勤務地によってことなる)
休日休暇
完全週休2日制(土曜日・日曜日)
※勤務地毎に一部振替あり
祝日、年末年始、夏季休暇、年次有給休暇(22日)、リフレッシュ休暇、結婚休暇、出産休暇、忌引休暇など
保険
雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険
福利厚生
財形貯蓄、住宅融資、育児・介護休業制度など
施設
寮、社宅、総合病院、診療所、保養所、体育館、総合グラウンドなど

出典:三菱重工業ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

三菱重工業は平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも高いことが予想されます。
三菱重工業は日本を代表する大企業だけあって給与水準の高さは流石です。
平均線のかなり上側に位置していることから、給与水準は日本トップクラスであることが予想されます。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 会社のルールとして、休日出勤、定時退社日の残業については上司の承認が義務化されておりますが、仕事のボリュームが大きいため残業せざるを得ない状況にある人も多いです。中には夜10時まで働いている人もいます。
  • 慢性的に残業が多い会社だと思います。基本的に協定の上限まで残業しないと終わらない仕事量を振られますので。。
  • 平日のプライベートはほとんどないと考えてよいでしょう。会社の飲み会には参加できても、個人的な予定を優先することはなかなかできません。

口コミを見た印象としては、休日はしっかり休めるようですが、平日は毎日遅くまで働いている人が多い職場だと思われます。
もちろん、すべての部門で当てはまる訳ではないと思いますが、忙しくない部門は少なくないでしょう。

三菱重工業は日本を代表する大企業ですので、就活生憧れの企業・就職先と言っても過言ではありませんが、必ずしもすべての人にとって幸せな環境というわけではありません。
部門によるものの、長時間労働が常態化していて、プライベートを犠牲にすることが強いられる環境がほぼ確実に存在するからです。

ただ、三菱重工業の良いところとしては、サービス残業禁止が徹底されています。
つまり、働けば働くほどお金は確実に貰えます。
サービス残業禁止が徹底されていることが分かる口コミを以下に記載しましたのでご覧ください。

  • 基本的に長時間労働ではあるのですが、残業代はしっかり支給されます。
  • 大企業の中では残業が多い方に分類されると思います。ただ、主任になっても残業代がフルにつくことはよい点でしょう。ただ、その副作用として、働き方が変わらず、長時間労働が常態化を促している面も否めません。

上記口コミからも分かる通り、三菱重工業では残業代がしっかり支給されます。
平均年収、給与水準が高いのは、残業時間が長くて残業代が十分に支給されていることも大きく影響しているでしょう。
残業代がしっかり支給されれば頑張れるという人は少なくないと思いますので、お金に余裕が欲しい人にはおすすめの就職先です。

ただ、上記口コミにもありますが、残業代が十分に支給されることの副作用は頭に入れておくべきでしょう。

あなたが実際に社員になったとして仮定して考えれば分かりやすいと思いますが、残業代をフルチャージできる環境に置かれて早く帰ろうという意思は芽生えるでしょうか?
帰宅してやることがないのであれば、だらだら仕事をしてお金をもらっている方が有意義と感じる人が生み出されてもおかしくありません。

このような環境は想像以上にストレスを感じるものです。
早く帰りたくても帰りづらかったりとか、なんでこの人がこんなに残っているのかとか、仕事が早い人ほど不満を感じてしまうでしょう。
お金は十分に貰えますが、部門によってはストレスが溜まりやすい環境も存在していると思われます。

平均年収の推移

5年間継続して平均年収が上昇していますが、業績はそこまで上がっていません。
これは、穿った見方かもしれませんが、平均年収の上昇は、一人当たりの残業時間の増加である可能性も考えられます。

つまり、多角化経営や品質向上を求められる結果、従業員に大きな負荷がかかり、一人当たりの業務量が増えた結果、全体的に残業代の支給額が上昇し、平均年収の増加につながっているこおも考えられます。
サービス残業禁止の会社ですので、残業時間の増加によって平均年収が上昇している可能性は0ではないと思います。
より具体的で正確な情報を入手するのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。





さいごに

いかがだったでしょうか?
三菱重工は知名度も高く、誰もがうらやむ企業であることは確かです。
しかし、実際に働く側からすると、必ずしも働きやすい環境ではないのかもしれません。

歴史ある会社ですので、学歴社会・年功序列も強いようですし、部署によっては長時間労働が常態化しています。
平均年収が高いので辞める人はそれほど多くないかもしれませんが、いろいろなストレスを抱えながら生活しないといけないかもしれませんね。