製造業への就職・転職を検討している方!
クボタを大企業という理由だけで就職・転職候補にしていませんか?

確かに、クボタは売上高が1兆円を優に超え、給与水準は製造メーカートップクラスの水準を誇ります。

しかし、昔ながらの古い組織風土が残っていて、年功序列色が強く、遅くまで働くことを美徳とする社員が多いようです。
会社としては、働き方改革に乗り出しているようですが、社員の意識を変えるのはなかなか難しいのかもしれませんね。

クボタの業績、給与水準、労働環境について分析を行いましたので参考にしてください。





クボタってどんな会社?

関西の超名門企業で、本社は大阪府大阪市にあります。
海外売上比率が売上全体の7割を占めているグローバル企業です。

いろいろなことを行っていますが、農業機械が事業のメインです。
農業機械は国内首位のシェアを誇っているため、トラクタ・コンバイン・田植機、乗用草刈機がクボタ製であることは非常に多いです。
都会に住んでいる人は目にする機会も少ないと思いますが。

業績推移

2015年12月期に売上が落ち込んでいるように見えますが、これは決算期変更によるものです。
決算期を3月から12月に移行した影響で、2015年12月期は9か月分の売上しか計上されていないのです。

これを12か月分に直してみると、1,244,775百万円÷9か月×12か月=1,659,700百万円となります。
したがって、売上は1兆6,000億円前後でここ4年間は推移していることになります。

また、利益率も高水準で、直近5年間は10%を超えています。
1兆6,000億円の売上に対して10%超の利益率ということは、1,600億円以上のの利益を生み出している計算です。
化け物級の業績です。

給与水準についての考察

正社員の平均年収5年間推移

日本を代表する企業ということもあり、平均年収は非常に高いです。
また、近年では売上の成長が若干停滞気味ですが、社員の給与は安定して高水準を維持しています。
売上は停滞したとしても、莫大な利益を生みすことができる企業ですので、当然といえば当然ですが。

製造業の中での位置

クボタの平均年齢は40.4歳、平均年収は813万円で、平均線より上側に位置しています。
つまり、給与水準は製造業の中で高い水準にあることを意味します。

おそらく、他業界の上場企業と比べても高いでしょう。
さすがは、日本を代表する企業です。

年収事例

【口コミ情報】

  • 新卒6年目 620万円
  • 新卒10年目 730万円
  • 40歳課長 900万円

上記事例は、総合職の方の事例です。
給与に対して不満は少なく、メーカーの中でも高水準という意見がほとんどでした。

また、住宅手当、出張手当、家族手当などの福利厚生も整備されているので、給与面では悪くない会社でしょう。

ワークライフバランスについての考察

正社員の平均勤続年数5年間推移

これまで業績よし、給与水準よしと説明してきましたが、クボタの平均勤続年数は下落傾向にあります。
5年間の間に平均勤続年数は2年程度下落しております。

ブラック社員が多いことが退職者増加につながっている

まずは、就職四季報2018の情報を確認すると、3年後離職率:5.5%、有給消化年平均:15.4日、月残業時間:25.4時間です。
正直これだけ見ると、ホワイト企業のように見えますが、口コミサイトに掲載されている口コミ情報をみると違う姿も見えてきます。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

技術・開発部門

  • 裁量労働制が採用されている部署は、裁量労働を理由に長時間残業が基本
  • 残業が多いため、定時に帰れることはない
  • 土日にきて働いている人も多い
  • 残業をしないことが悪だと考えている人が多い
営業部門

  • そこまで休暇を取りづらい雰囲気はないが、基本的に多くの従業員が遅くまで残業する
  • 遅くまで働いていることが一生懸命働いている証と考える人が多い
  • プライベートを重視することはできるが、その分仕事は減る

部署によるという意見もありますが、プライベートと仕事のバランスに苦しんでいる人が意外にも多いようです。
そして、非常に気になったのは、会社として働き方の改善策が試みられてはいるそうなのですが、遅くまで働くのが美徳と考える上司が多いため、プライベートとのバランスを取れないという意見が多かったことです。

つまり、ブラック社員が多いということです。
会社には20代の若い人から50代の定年間際の人まで、たくさんの人がいます。
よくあるのが、「昔はこんなに働いた」とか言うおじさんです。
こういう人に限って、遅くまで働くのが当たり前で、無意味に頑張れというのです。

【口コミ情報】

  • 昔ながらの残業文化が根づよく、サービス残業は当たりまえという上司が多い
  • くせのある上司が少なからずいる
  • 仕事をふった上司が毎日早く帰る

上司との人間関係に不満を持っている人も多いのかもしれませんね。

また、大企業にありがちな年功序列色も非常に強いようで、若い人がなにを言ってもダメな組織という意見もありました。
平均勤続年数の下落は、昔からの年功序列の古い体質が残っていて、プライベートとのバランスが図れないこと、そしていろんな意味で合理的な働き方ができないことが影響しているのかもしれませんね。

大企業は、部門が違うと文化も仕事の仕方も大きく異なります。
配属先が当たりであればよいですが、外れてしまうと大変かもしれませんね。
もちろん、クボタに限った話ではないですが。




さいごに

いかがだったでしょうか?
この会社の問題点は、ブラック社員が多いという点にあります。

したがって、人付き合いが上手な方にとっては、働きやすい会社と感じるかもしれませんが、人付き合いがそれほど得意ではなければ、苦痛に感じてしまうかもしれません。
また、無意味な長時間労働に耐えられないなら就職は控えた方が無難です。

2018年1月22日追記

クボタ様からコメントを頂いたので、追記します。
私の分析も、少し甘かったと反省しております。。。

平均勤続年数の下落についてですが、労働環境が原因と申し上げましたが、それ以外の要因も考えられます。
それは、採用数の増加です。

下図は正社員数の推移ですが、社員が増加していることが分かると思います。
新しく採用した人が増えれば、勤続年数が短い人が増えます。
つまり、平均勤続年数は下落方向に影響するのです。

ただ、平均勤続年数はここ5年間で大きく下落していることから、ひと昔前に比べると、人の出入りが激しくなっていることは間違いないと思います。
職場環境に不満を持っている人がいることは事実ですので、就職は慎重に検討しましょう。
より正確な情報が欲しいのであれば、OBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントの活用も検討してもよいかもしれません。