あなたの就職先を決める基準は何ですか?
最近ではワークライフバランスを大切にできるかという視点で就職先を選ぶ人も少なくないと思いますが、世の中にはブラック企業がたくさん存在し、入社した後にこんなはずではなかったと思う人がたくさんいます。

今回は、入社した後に後悔しないために、平均勤続年数が他の会社に比べて特に短い企業を紹介します。
平均勤続年数が短いということは、退職者が多いということを意味し、今回紹介する5社は労働環境に大きな問題があり、いわゆるブラック企業と考えられます。





ライトオン:平均勤続年数は8.9年

ライトオンは全国展開するジーンズカジュアル専門店の大手企業です。
本社は茨城県つくば市に所在しており、郊外を中心に全国500店以上を展開しております。
エドウィンやリーバイスなどの商品を主体としておりますが、プライベートブランドにも力を入れています。

知名度もそこそこのライトオンですが、社員にとっては給料が低く、ワークライフバランスも非常にとりづらい企業なのです。
平均年収はたったの406万円(2016年8月期)と、上場企業にもかかわらず日本人の平均年収を下回っているのです。

また、プライベートも犠牲にせざるをえず、就職四季報2018によると有給消化年平均はたったの5.5日です。
有休消化率で表すと27.5%であり、かなり低い水準であることがわかります。

労働環境に対する口コミをみても

  • 休みの日でも電話がかかってくるため、休んだ気になれない
  • 業務量はかなり多く、急なイベントの準備などで残業を余儀なくされる
  • 土日に休みを取ることができないため、友人の結婚式にも出席したことがない

労働環境の劣悪さに対して、不満のコメントが非常に多いです。
入社を考えているのであれば、プライベートを諦める覚悟が必要です。
平均勤続年数が短い理由も納得です。

ブックオフコーポレーション:平均勤続年数は7.3年

ブックオフを利用したことのある人は少なくないでしょう。
ただ、ブックオフの平均勤続年数はライトオンよりも1.6年低く、たったの7.3年です。

平均勤続年数が短い理由は、給与水準の低さとワークライフバランスの悪さです。
ライトオンよりも平均年収は高いものの、直近の決算で発表された平均年収は449万円と低い水準であり、5年間連続で減少していることも影響していると思われます。

また、労働環境に対する口コミをみると

  • 週休2日取れることはほぼない
  • 休みでも店舗、上司、同僚からのメール、電話は当たり前のようにくる
  • 都市圏や忙しい店舗だと、月100時間を超えて残業する月もあった。平均しても70-80時間程度はある。

労働環境に対する不満が非常に多く、長時間労働が強いられる環境が垣間見えます。
一般的に月80時間の残業が過労死レベルと考えられておりますので、月100時間を超えるとなると肉体的にも精神的にもおかしくなってしまう人も多いでしょう。

良品計画:平均勤続年数は7.2年

無印良品と聞くとオシャレなイメージが強いですが、ブランドイメージだけで就職・転職を検討するのは絶対にやめましょう。
消費者目線で見ると非常に好感が持てる企業ですが、平均勤続年数は非常に短い会社です。

業績は近年好調で、平均年収も540万円と小売業界の中では高い水準にあります。
しかし、業績、給料が良いにもかかわらず退職者が非常に多いのです。

退職者が多い理由は労働環境にあり、口コミ情報をみると、

  • 拘束時間が12時間を超えることはザラ
  • 仕事量の多さからサービス残業や休日出勤(無届)もある。
  • 休みの日でも平気で電話がかかってくる。
  • 本社は基本ノー残業だが、仕事が終わらないのでみんな家でやるか、早朝出勤で対応している。

店舗は配属によって違いがありますが、労働環境が劣悪である店舗が多いようです。
勤務日の拘束時間が長くて休日も電話がかかってくるとなると、生活していて気が休まることはないでしょう。
仕事を家でやらなければならないということはサービス残業が横行していることも予想されます。

無印良品ブランドが好きというだけで働けるほど、甘い環境ではないと思います。
就職・転職を考えるのであれば、厳しい労働環境に耐える強い覚悟が必要です。

あさひ:平均勤続年数は6.3年

国内最大の自転車の大型チェーンで、「サイクルベースあさひ」を400百店以上を展開している企業です。
毎年100人を超える採用を行いますが、驚くべきことに3年後離職率が30.1%の会社です。
つまり、3年間で10人に3人が退職してしまうということになります。

その理由は給与の低さとワークライフバランス、そして転勤の多さに起因していると考えられます。
まず、平均年収ですが、直近の決算発表では435万円と上場企業の中ではかなり低い水準です。
また、労働環境についても不満の声が少なくありません。

労働環境に対する口コミを見ると、

  • 完全週休2日ではあるが、祝日土日は出勤で長期休暇もないため年間休日数は少ない
  • 繁忙期の忙しさはかなりのもので、夜中の4時まで組立作業を行うことも
  • 全国転勤あり

週休2日が確保されていることは評価できますが、接客以外にも自転車の組立などの肉体労働も必要とされるため、長く働くことができないのかもしれません。
その上、給与水準も低く全国転勤もあるとなると、決して働きやすい環境ではありません。

エービーシー・マート:平均勤続年数6.0年

最後にご紹介するのは、エービーシー・マートです。
なんと、直近の決算で発表された平均勤続年数はたったの6.0年です。
今回紹介する会社の中で最も平均勤続年数が短い会社になります。

その理由は給与水準の低さと労働環境の劣悪さです。
なんと、平均年収は396万円と400万円すら下回っている状況です。
これまで紹介した小売業の中で、最も平均年収が低い会社となります。

また、ワークライフバランスについても不満の声が多く、

  • 土日祝日に休むことはほぼ不可能なので、子供の行事、友達の結婚式に出席することが難しい
  • 社員2人体制の店舗だと、1日の就業時間は12時間を超える
  • 休日数は非常に少なく、月の休日数は5~7日である

勤務時間が長く、休みが少ない状況をうかがえます。
給料が少ない上に、プライベートも大切にできない会社ですので、退職者が多くて当たり前です。
3年後離職率は39.2%にものぼり、3年間で10人に4人がやめていくのです。

就職を検討する方は、一度立ち止まってもう一度考え直すことをおすすめします。
入社したとしても、すぐに辞めてしまうことが容易に想像できます。




さいごに

いかがだったでしょうか?
後悔しない就職・転職をするためにも、平均勤続年数が著しく短い会社には要注意です。
海外では平均勤続年数10年を下回る会社は珍しくないかもしれませんが、日本企業で平均勤続年数が短い会社には何か理由があるはずです。

その理由は、給与水準が低いか労働環境が劣悪であることがほとんどです。
ワークライフバランスを大切にしたい人は、十分に気を付けて就職・転職先を決めましょう。