コーセーは、総合職と美容スタッフの2つの職種が存在する就職先です。
総合職と美容スタッフの給料・働き方は全く異なります。

世間ではコーセーの総合職は給料が高いと思われているかもしれませんが、実際はどうでしょうか?
確かに平均年収は高いですが、平均年齢もかなり高いです。

それでは、コーセーの企業研究結果を見ていきましょう。





コーセーってどんな会社?

コーセーは国内化粧品大手です。
百貨店で販売する高級ブランドから、手ごろなドラッグストア向けブランドまで幅広く展開していることが特徴です。

取り扱う商品についても、ハイブランドからローブランドまで守備範囲が広いです。
最近では、ハイプレステージ領域の調子が良いみたいですね。

出典:株式会社コーセーホームページ

また、コーセーはグローバル展開にも力を入れています。
2014年には、米国タルト社(Tarte,Inc.)の株式を取得して北米展開を強化、2015年には、独自ブランド「Spaweke」を持して、インド化粧品市場に参入、2016年には、ブラジルに子会社を設立しています。

そして、業績はとても好調です。
売上高、経常利益率ともに5年間で上昇を続けています。

ハイプレステージ領域において、重点グローバルブランドとして育成を強化した「コスメデコルテ」や「タルト」、「ジルスチュアート」「アディクション」などのメイクブランドも売上が伸びています。
こんなに調子が良い会社はなかなかありません。

給与水準は採用形態によって大きな差

業績好調のコーセーの給与水準を確認していきましょう。

下図は、上場企業727社の平均年齢と平均勤続年数を散布図にしているのですが、コーセーはピンクのライン(平均線)の下側に位置しています。
一見、給与水準は低く見えてしまいます。
しかし、これにはカラクリがあります。

コーセーの社員には大きな壁があります。
総合職と美容スタッフの壁です。

2015年3月期に、美容スタッフをはじめとした臨時雇用者を大量に正社員登用しました。
美容スタッフとは、百貨店やドラッグストアの販売員をイメージしてください。
つまり、給料の低い美容スタッフを大量に採用したことで、平均年収が引き下げられているのです。

総合職の平均年収は8,482千円と非常に高いのですが、美容スタッフの平均年収は3,268千円です。
※2017年3月期有価証券報告書

ものすごい格差ですよね。
実際の年収事例を見るとよくわかります。
口コミサイトの情報を紹介します。

年収事例

【総合職】

  • 新卒7年目 550万円~600万円
  • 新卒10年目 650万
【美容スタッフ】

  • 新卒1年目 月給18万6千円
  • 中途2年目 250万円
  • 新卒6年目 290万円~300万円

この水準を見る限り、総合職の1年目の方が美容スタッフの10年目よりも高いと思います。

ただ、総合職の給料は思ったより高くないという印象です。
コーセーは年功序列が強い会社のようですので、年齢を重ねないとお給料が上がらないかもしれません。

総合職の平均年収は848万円と高いですが、平均年齢も43.8歳とかなり高いです。
つまり、年配の方が多いことで平均年齢が高く出ている可能性が高いです。
お金が欲しいのであれば、他の就職先を検討することをおすすめします。

働き方も総合職と美容スタッフで全く異なる

コーセーの総合職と美容スタッフについて、働き方を考えていきましょう。
まずは、それぞれの働き方について、口コミをご覧ください。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

【総合職の方の口コミ】

  • 残業代に関しては、非常に申請し辛い。(営業の方の口コミ)
  • 働きやすさは部署によるが、営業はきついと思う。平日はサービス残業が恒常的に有り、プライベートの予定は入れられない状況で、土日も担当店から電話がかかってくる。(管理部門の方の口コミ)
  • 企画担当や宣伝関連は毎日残業が続いている。(宣伝の方の口コミ)

【美容スタッフの方の口コミ】

  • 繁忙期や自宅に仕事を持ち帰ることもあるが、基本的には店頭で仕事を終わらすことができるので、プライベートも大切にできる。
  • シフト制なので好きな時に休みをとれる。土日祝日は休みづらいが、休めないことはない。

総合職の方、特に営業についてはなかなかの辛い環境のようです。
他の部署の方も心配するほどですから。

ただ、口コミを見ていると、辛い環境にあるのは営業だけではないように見受けられました。
企画部門についても、部署にもよると思いますがなかなか忙しい環境にあるようです。

美容スタッフは、言わば小売業の従業員と同じ勤務形態ですので、土日祝日に休むことは難しいでしょう。
そのため、人とスケジュールを合わせることがどうしても難しくなってしまいます。
平日休みでも良いと考えるのであれば、プライベートも確保できますし、問題ない就職先ではないでしょうか。

あと、総合職の働き方について一つ補足しておくと、一応会社全体として残業を減らす方向に進んでいることは事実です。
実際に、本社は夜8時に一時消灯、夜10時に完全消灯が徹底されるようになりました。
ただ、夜10時ってなかなか遅いですがw

コーセーの総合職に就職するのであれば、それなりに忙しいことは覚悟しましょう。
ただ、コーセーへの転職は難しいというデータもありますので、興味のある方は気合いを入れて就職活動することをおすすめします。




さいごに

いかがだったでしょうか?
コーセーは総合職と美容スタッフで働き方が大きく異なります。

社員は忙しいけど給料は良い、美容スタッフはそれほど忙しくはないが給料は低いという関係です。
まるで別会社のようです。

しかし、他の上場企業と比べて、社員の給料が高いとは思いません。
確かに平均年収は800万円をこえていますが、平均年齢も43.8歳と高いからです。
就職先として可もなく不可もなくという印象ですが、総合職については中途採用が活発な会社ではないので、興味のある方は応募してみるとよいかもしれません。

一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。
そして、後悔のない就職活動だったと言えるよう、大変だと思いますが頑張ってください。