花王は業績は安定していて、給料も高い就職先です。
しかし、働き方は部門によって大きく異なります。

もっと具体的に言うと、マーケティング部門とそれ以外の部門で労働時間が大きく異なります。
上昇志向、安定志向の両方の就活生におすすめできる就職先ですが、配属希望部門をしっかり固めたうえで就活を行うことをお勧めします。
それでは、具体的にどんな会社なのか見ていきましょう。





花王ってどんな会社?

化粧品、健康機能飲料、衣料用洗剤をはじめ、一般消費者に向けたコンシューマー製品を数多く展開しています。
個人的には、洗剤を真っ先にイメージするのですが、皆さんはどうでしょうか?

そして、花王という会社ですが、就職難易度はかなり高いと思います。
特にマーケティング部門はかなり有名ですし、人気も高いです。
もしそこで経験を積むことができたならば、そのキャリアは非常に魅力的なものになっているはずです。

就職人気が高い企業であることはご説明の通りですが、業績はといいますと、とても好調です。
売上高は順調に伸びていますし、利益率も高水準を維持しています。
今のところ、何も心配は要らないですね。

給与水準は高い

業績が良いので、給与水準もかなり高いです。

下図は上場企業727社の平均年齢と平均年収を散布図にしているのですが、花王はピンクのライン(平均線)の上側に位置していることが分かります。

つまり、給与水準は上場企業のなかでも高いことが言えるのです。

働きやすさは部署による!花形のマーケティング部署は忙しい

働きやすさという視点で考えると、マーケティング部門とそれ以外で分けて考える必要があります。
簡単に言うと、マーケティングは忙しいけれど、それ以外のたとえば、営業とか研究開発部門については、仕事とプライベートのバランスはとりやすい環境にあるとお考え下さい。

マーケティング部門の従業員とそれ以外の従業員の口コミを紹介しますのでご覧ください。
口コミサイトに掲載されていた口コミをみると、その違いが如実に分かります。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

マーケティング部門の口コミ

  • マーケティングは基本的に夜遅く、月に40時間以上の残業が平均的。
  • 早く帰るときは、周りの空気を読んで判断する必要が多少ある。
  • マーケティングだと残業は月に50~60時間程度。担当商品によっては土日出勤をしている人もいる。マーケティング以外は、私生活を犠牲にしている感じではない。
  • 残業を減らすようにとの指示があるが、仕事の絶対量を減らす動きではないので、持ち帰って仕事をしている。

マーケティング部門以外の口コミ

  • 部門により違いますが、基本的に残業はできるだけ低減する。有給は申請しやすく、急な用事があるときは非常にありがたいです。
  • 遅くまで働く人はいるが、ほとんどの人がワークライフバランスを重視する。
  • 女性社員に優しいだけでなく、男性社員の育児休暇取得なども促進している。特定の部署を除けば、全体的にプライベートを大切にしやすい環境にあると思う。
  • 年間休日は130日と非常に多い。
  • ゴールデンウィークや夏休み、お正月などまとまった休みがとれる。

同じ会社とは思えませんよね?
マーケティング部門は花形だけあって、慢性的に忙しいことが予想されます。

しかし、残業時間は多くて60時間程度と考えると、マーケティング部門がブラックというわけではないと思います。
たしかに残業時間は比較的多いとは思いますが、そもそも配属されている人は、その環境を志願して配属されていると思いますので、働き方に対する不満は実質的には少ないはずです。
本当のブラック企業はもっと悪質ですし。

ただ、就職を希望するのであれば、同じ会社でありながら部門ごとに待遇に大きな差があるということは念頭に置いておくべきでしょう。
就職した後にイメージと違ったということにならないように気を付けてください。

平均勤続年数は下落しているが心配ない

業績は好調、給与水準は高くて、働きやすさも悪くない会社ですので、当然平均勤続年数は長いです。
直近の公表数値は18.1年と、かなり高い水準にあります。

しかし、よく見ると平均勤続年数は年々下落しています。
なぜでしょう?
少し心配してしまいますよね。

でも心配することは全くありません。
この原因は社員の採用数が増加していることが影響しています。

下図は、直近5年間の社員数の推移です。
すごいペースで増加していますよね。

5年前と今と比べると、従業員数は18%も増加しています。
つまり、新卒または中途で新たに採用された人が増えていることが予想されます。

当然ですが、社員数が増えるということは、勤続年数が短い人が増えるということになりますので、平均勤続年数は下落します。
退職者がたくさん発生している場合ももちろん平均勤続年数は下落するのですが、花王に関しては、平均勤続年数の下落は社員数の増加が影響しています。

したがって、働きやすさについてはそれほど心配する必要はないでしょう。
そもそもの平均勤続年数が長いことがその証拠です。
より確実に情報を得たいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討しても良いと思います。




さいごに

いかがだったでしょうか?
花王は、会社の安定性・給料・働きやすさの3つを兼ね備えている会社です。
マーケティング部門は忙しいかもしれませんが、上昇志向の人にはぴったりです。

就職難易度は少々高いかもしれませんが、入社できればお金と時間に余裕のある生活を手に入れられるでしょう。
一つ注意点を挙げるとすれば、安定志向の人はマーケティング部門への就職は控えるべきでしょう。