今回紹介する関西ペイントという会社ですが、会社業績、給料、働きやすさの3点において、弱点が少ない就職先です。
それでは、分析内容を見ていきましょう。





関西ペイントってどんな会社?

関西ペイントは、塗料業界の日本トップ企業です。
塗料と聞くと地味な印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実はさまざまなものに使われていて、事業りょいきは多岐にわたります。
自動車用、工業用、建築用、船舶用、防食用など幅広い分野を対象とした塗料の製造販売を行っており、そのなかでも関西ペイントが強みとしているのは、自動車用の塗料です。

国内塗料需要がほぼ横ばいで推移する中、積極的な海外事業展開を行い、海外売上高比率は国内を上回っており、グローバルに展開していることも大きな特徴です。
国内でもトップシェアを誇っていますが、売上の半分以上が海外売上です。

2018年の業績

国内市場の売上は伸びていないのですが、インド、アジア、アフリカ、欧州といった海外売上がものすごい勢いで伸びている状況です。
海外市場の今後も伸びていくと思われますし、会社の成長性は今後も大いに期待が持てます。
直近の経常利益率はやや下落しておりますが、それでも継続して高い水準を維持しておりますので、就職に当たって会社の業績を気にかける必要はないでしょう。

新卒採用の募集要項

基本給
院了 237,200円
大卒 221,700円
高卒 176,200円
諸手当
住宅手当、扶養手当、通勤交通費手当、食事手当など
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(6月、12月)
休日休暇
休日/完全週休2日制、夏季特別休日、年末年始、メーデーなど(年間125日) ※2016年度有給休暇/初年度12日(最高20日)、年次有給休暇、積立有給休暇、特別有給休暇、リフレッシュ休暇、育児・介護休業など
待遇・福利厚生・社内制度
制度/雇用保険、健康保険、厚生年金保険、企業年金基金、労災保険、財形住宅制度、財形貯蓄制度、持株制度など
施設/社有寮、社宅、リゾートクラブなど
勤務地
大阪、東京、平塚、名古屋、尼崎ほか全国の営業所・工場・研究所・技術センター※将来的に関連会社へ出向の可能性もあります(海外事務所含む)
勤務時間
8:30~17:00(休憩1時間)
教育制度
技術系:入社後1年間は教育実習生として3部門を経験。2年目より正式配属。
研修制度
階層別研修・職能別研修・国際化研修・新入社員研修・共通研修・職業訓練等
自己啓発支援制度
通信教育援助・図書、雑誌斡旋等

出典:関西ペイントホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収はの推移

関西ペイントの平均年収は、年々上昇しています。
5年前と今を比べると平均年収が80万円程度上昇しているのです。

経営はとても安定していて、高収益体質の会社であることには間違いありませんが、これほどまでに社員の給料を上げることができるのは、本当にすごいと思います。

給料が上昇している会社の中には、業務負荷の増大から、残業が増えた結果、平均年収が上がるという会社も存在します。
しかし、後程説明しますが、関西ペイントでその状況は考えにくいので、純粋にベースアップや賞与アップが行われていると考えられます。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

関西ペイントは、平均線の上側に位置していることが分かります。
つまり、上場企業のなかでも、給与水準はとても高いことが予想されます。
おそらく、この水準であれば、給与水準が高い業界である化学メーカーの中で比べたとしても高いという結果になると思います。
さすがは、塗料業界のリーディングカンパニーです。

年収事例

実際に年収事例を紹介したほうが、本当にどの程度もらえるのかイメージできるの思うので、いくつか紹介します。

  • 高卒8年目 400万~450万円
  • 新卒7年目 500~600万円
  • 30代前半 600万円

30歳で600万円がひとつの基準になるでしょう。
早いうちから、ある程度もらえることは間違いないと思います。
その他にも羨ましいと思うのが、持ち家奨励金が毎月20000円もらえることです。
住宅手当はもちろんありますが、持ち家になったとしても手当が継続するのは魅力的です。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 研究開発は残業もなく定時上がり
  • 研究職は仕事の調整もしやすいので、平日もプライベートを充実できる
  • 営業は朝から晩まで働いている部署もある。月の残業時間が100時間超えることもしばしば。
  • 営業部門はワークライフバランスは不可能

研究職の労働環境は最高、営業は部署によってはかなりひどいという構図です。
ただ、営業の方の口コミすべてに悪いことが書いてあるわけではなく、配属によっては有給もとりやすく残業も少ないという意見もありました。

過去、労基に入られたことがあるようで、それから残業に関してはきちんと管理される環境になりつつあるようです。

働きやすさですが、すべて部署でとても良いわけではありませんが、徐々に良くなっていると思うというのが結論になります。

一応、就職四季報2018の情報を紹介しておくと、有給消化年平均:9.8日、残業月平均:6.6時間と記載されていました。
有給取得率は若干低いですが、残業時間は異常なほど少ないです。
部署によっては大きな差があるものの、全体的にみれば働きやすい環境が整っていると思われます。

平均勤続年数の推移

会社としては、働きやすい環境を整備している途中で、実際にここ5年間で平均勤続年数が上昇しています。
研究職に関しては、文句なしで働きやすいと思われますし、組織風土としてもまったりしているようですので、ワークライフバランスを大切にしながら働きたい理系の方にはおすすめの就職先です。




さいごに

いかがだったでしょうか?
業績は非常に安定していて、社員の給料もとても高い会社です。
ワークライフバランスについても、営業の方は忙しい可能性が高いですが、研究職の方については働きやすい環境が整備されています。

営業職を希望する方については内情をよく確認したほうが良いですが、研究職についてはこの上ない就職先です。
ただ、平均勤続年数が上昇していることからも、忙しいと言われる営業についても、他の会社に比べれば働きやすいかもしれません。