今回紹介する会社は、決して給与水準が高いわけではないのですが、その働きやすさから平均勤続年数が驚くほど長いのです。
部下の残業が多いと、上司が怒られてしまうという、なんとも珍しい会社です。





亀田製菓ってどんな会社?

亀田製菓は、お菓子メーカーの会社です。
本社所在地を知らない人は意外に多いかもしれませんが、亀田製菓は新潟の会社です。
実は亀田製菓以外にも新潟には有名なお菓子メーカーが多く存在していて、例えばブルボンや越後製菓も新潟の会社です。

亀田製菓の特徴は、新潟発祥というだけあって、お菓子の中でも米菓に強いところです。
お米は日本の食文化の基本であり、そのお米を使ったお菓子が非常に多いです。
「亀田の柿の種」、「ハッピーターン」「ぽたぽた焼」は有名な米菓ですよね。

また、最近では、高齢化社会・健康志向の高まりを背景に、お米を使った新機能性食品の研究開発を推進しています。
たとえば、慢性腎臓病の方々向けに食事療法食「ゆめごはん」などが挙げられます。
高齢者や病気の方でもお米の味を楽しむことができるように邁進しているようです。

2018年の業績

国内米菓事業については、ブランド維持・向上の観点から、価格競争とは一線を画し、重点的な販売促進活動を展開、これにメディア露出効果の後押しもあり、堅調に推移したようです。
結果としては、主力11ブランドの売上高は「亀田の柿の種」「つまみ種」「うす焼」「ソフトサラダ」「ぽたぽた焼」「揚一番」が好調に推移し前期実績を上回った一方、効率性重視の観点より、製品アイテム数を抑制したことなどから「ハッピーターン」「亀田のまがりせんべい」「手塩屋」「技のこだ割り」「ハイハイン」は前期実績を下回る結果となりました。
当期は前年比で売上増加を達成したものの、今後は海外市場の新規開拓や、新事業への取り組みが課題になると思います。

新卒採用の募集要項

初任給
大学卒:月給204,700円
修士了:月給212,700円
諸手当
通勤手当、外勤手当、セールス手当、時間外勤務手当、特技手当、地域手当、家族手当など
昇給
年1回(4月)
賞与
年2回(7月、12月)
2017年度実績 5.10ヶ月
勤務地
・営業/全国営業所(8支店23拠点)
・研究開発/R&Dセンター(新潟)
・生産企画/R&Dセンター(新潟)
・設備開発/R&Dセンター(新潟)
勤務時間
8:30~17:30 (休憩60分/実働8時間)※一部フレックスタイム制あり
休日休暇
年間休日120日(会社指定カレンダーによる)
休日/日曜、祭日、盆休、年末年始、G.W、その他会社指定休日
休暇/年次有給休暇、特別休暇(慶弔、結婚出産、病気、リフレッシュ休暇など)
福利厚生
保険・制度/雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、従業員持ち株会、確定拠出年金制度など
施設/独身寮、社宅、医務室、工場食堂、契約保養施設など

出典:亀田製菓ホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

亀田製菓は、平均線の下側に位置していることから、上場企業の中では給与水準は低いことが予想されます。
つまり、他の会社よりも給与テーブルが低く、給与水準が低いことが予想されます。

亀田製菓は新潟という地方の会社ですので、東京に本社を構えるような会社と比べると給与水準はどうしても低くなります。
かといって、地方は住居費がやすいので、十分なのかもしれませんが。

実際の年収事例

給与水準について、相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例について確認しておきましょう。

  • 新卒4年目 450万円
  • 新卒5年目 450万円
  • エリアマネージャー 800万円

30歳前後で500万円には達しなさそうな水準ですので、上場企業のなかでは給与水準が低いことは間違いないように思います。

ただ、亀田製菓は給料以外の福利厚生が手厚いです。
なんと、家賃は会社が8割負担してくれます。
生活するなかで、一番お金がかかるのは住居費です。
その8割を会社が負担してくれるのであれば、お金に困ることはないと思います。
給料ベースの給与水準は低いかもしれませんが、実質的な給与水準は悪い会社ではないのかもしれません。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • プライベートと仕事のバランスは非常に調整しやすいです。残業は一切推奨されておらず、部下が長時間労働をすると、上司がもっと上の上司に指導されてしまいます。
  • 月17時間超の残業は基本的には禁止です。それを超えて残業する場合は、上司へ報告しなければならないです。また、19時には全国すべてのパソコンが強制シャットダウンされるため、強制的に帰らなければいけなくなるため、長時間労働が起き得ない環境が整っていると思います。
  • 営業でも19時にパソコンがシャットダウンされるため、夜ご飯を家族と毎日食べることができます。
  • 社内行事がしょっちゅうあるような企業ではないので、自分の時間を持つことが可能です。

亀田製菓の口コミを見ていて驚いたのですが、働き方に不満を持つ方がほとんどいないのです。
むしろ、会社の環境を評価する声がとても多いです。

口コミによれば、残業は月17時間までしかできない体制が整備されていて、毎日パソコンが19時にシャットダウンされるとのことです。
長時間労働したら上司がその上の上司に怒られる会社はとても珍しいと思います。
ワークライフバランスを大切にしたいのであれば、この上ない就職先なのかもしれません。

平均勤続年数の推移

福利厚生が整っているとはいえ、亀田製菓は給料がものすごくいい会社ではありません。
しかし、亀田製菓の平均勤続年数は、上場企業の中でもトップレベルで長いです。

数ある上場企業の中で、平均勤続年数が20年を超える会社というのはほとんど存在しておりません。
そんな中で、亀田製菓の平均勤続年数は22.1年です。

給与水準に魅力が小さいにもかかわらず、これほどまでに平均勤続年数が長い理由は、働きやすい職場環境が整備されていることが影響していると考えられます。
もちろん、それだけではないと思いますが、1つの会社で長く働きたい人には、強くおすすめできる就職先です。
より確実に情報を得たいのであれば、OBOG訪問やインターンシップの活用も検討しましょう。




さいごに

いかがだったでしょうか?
亀田製菓ほど社員を大切にしている会社はないかもしれないと思うほど、働きやすい環境が整備されていることが予想されます。
平均勤続年数の長さには驚きです。

ただ、亀田製菓は毎年の採用人数は20名もいないので、内定を勝ち取ることは難しいかもしれません。
しかし、定着率の高さから少数の人材をしっかり育てる方針であることが予想されるので、安心感の強い就職先だと思います。