労働環境最高のIHIは業績上向きで素晴らしい就職先に

今回紹介する会社は製造業の大手企業で、給与水準、働きやすさは文句なしの会社です。
懸念材料も確かに存在するのですが、懸念度合が和らいでいるので、メーカー志望の方はぜひご一読ください。





IHIってどんな会社?

IHIは、1853年に創業し、今では160年以上の歴史を持つ総合重工メーカーです。
近年ではエネルギーシステム、各種プラント、物流システム、ジェットエンジン、宇宙開発、車両用過給機など、幅広い分野でグローバルに事業を展開しています。
特に収益の柱となっているのは航空エンジン事業で、アメリカのGEなどと協力して、旅客機エンジン・開発も手掛けています。

2018年の業績

IHIの業績は売上高こそ1兆円を超えていますが、経常利益率をみると2016年3月期にいたっては赤字スレスレの状況ですし、毎期決して高い水準ではないことは懸念材料です。

ただ、2018年3月期においては、プロセスプラントで採算が悪化したものの、F-LNG・海洋構造物やボイラにおける採算悪化が解消したことや、民間向け航空エンジンの採算改善及びボイラ、車両過給機での増収による増益などにより、248億円増益の722億円となりましたので、業績は上向きであると考えてよいと思います。
しかし、経常利益率でみてしまうと、持分法による投資損失が悪化したことなどにより、増益幅が小さい結果となってしまったようでが、本業の状況は決して悪くないと思います。

新卒採用の募集要項

初任給
修士了/235,500円(2017年4月実績)
大卒/211,000円(2017年4月実績)
高専卒/189,500円(2017年4月実績)
昇給
年1回(4月)
諸手当
超過勤務手当、通勤交通費など
主な勤務地
東京、神奈川、群馬、福島、兵庫、広島など
勤務時間
本社・事業所・研究所/8:30〜17:30
工場/8:00〜17:00
標準労働時間
8時間
休日・休暇
完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始連休、5月連休、夏季連休(9日)、盆連休、年間休日日数125日(2017年度実績)、年次有給休暇(初年度より22日)、慶弔休暇等
保険
雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険
募集職種
技術系/研究開発、開発・設計、品質管理、品質保証、生産技術、建設、情報システムなど
事務系/海外営業、国内営業、調達、財務、企画・管理、法務、総務、人事、生産管理など
選考方法
技術系/技術試験、面接、適性検査など
事務系/面接、小論文、適性検査など

出典:IHIホームページ

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

IHIは平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業のなかでは高いことが予想されます。
売上規模が1兆円を超える大企業ですので、このくらいの給与水準は当然なのかもしれませんね。

また、大企業だけあって福利厚生は整備されていて、独身寮や社宅が用意されています。
退寮した後の住宅手当はないみたいですので、結婚後のお金事情は他の大企業に比べると少し見劣りしてしまうかもしれませんのでご注意を。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 休暇はとても多い会社です。ゴールデンウィークは9~10日、夏休みは1週間、盆休みは5日あるので、8月は殆ど働かないで給料がもらえるほどです。
  • 有給休暇は部ごとに目標取得率が決められており、その目標の達成はマストです。したがって、うちの部に関しては部員全員が1か月に1回は有給休暇を取得している状況にあります。
  • 部署によってはフレックス制度をを取り入れている部署もある。

口コミを見る限り、働きやすさについては部門によって多少の差があると思われますが、比較的ワークライフバランスが取りやすい会社であると予想されます。
形式的に有給取得を推奨している会社は多々ありますが、部門ごとに目標を課して、有給の取得を促している会社は決して多くありません。

実際に就職四季報2018の情報によれば、有給消化年平均は15.6日でした。
つまり、有給消化率は75%を超えているので、働き方改革が上手く推進されていると思われます。

また、これも就職四季報の情報ですが、IHIの残業月平均は20.5時間と記載されておりました。
残業時間を1日単位に換算すると、1日たったの1時間です。
このことから、IHIは社員にとても優しい会社であると考えられます。

退職理由

IHIは従業員の給与水準は高く、働きやすさについても全く文句なしの会社です。
給与水準と働きやすさについて問題がないので退職する方はそれほどいないと思いがちですが、IHIを退職する人はそれなりに多く存在します。
なぜ、給与水準と働きやすさに問題がない会社を退職するのか、その理由を確認してみましょう。
まずは、退職した方の退職理由の口コミをご覧ください。

  • 第一に業績がよくないため、退職を検討しました。業績下方修正は毎年の恒例行事であることから、将来性に、従業員としては不安を感じざるを得ません。将来的にも改善していくとは思えませんでした。
  • 所属事業の将来性に不安を感じてしまいました。
  • 経営の悪さにつきます。IHIは業績下方修正の常連企業で、業績に困る度に不動産を売って対応しています。

退職理由の口コミをみると、会社の将来性に対する不安の声が非常に多く見られました。
確かに、給与水準が良く、働きやすい環境が整備されていたとしても、会社がなくなってしまっては意味がありません。
もちろん、IHIほどの大きな会社がすぐになくなることはないでしょうけれど、会社の将来に不安を感じながら勤務することは精神的な負担はかなり大きいものであると予想されます。
2016年3月期は確かに赤字すれすれでしたし、東芝やシャープの事例も重なったので余計に心配を感じていたのでしょう。

しかし、直近の決算を見る限りでは業績は上向いているので、今後に期待を持てる会社だと考えることもできます。
給与水準と働きやすさには文句なしの会社ですので、今後の業績改善に期待して就職することは悪くない選択肢ではないでしょうか。

平均勤続年数の推移

IHIの平均勤続年数はやや下落基調で推移していたのですが、直近の決算では平均勤続年数が上向きに推移しています。直近の業績が回復傾向にあることから、社員の不安が和らいでいるのかもしれません。
もともと給与水準と働きやすさには問題がない会社ですので、今後業績が上向いてくれば素晴らしい就職先になるかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか?
IHIは給与水準が高く、ワークライフバランスが充実できて、業績も回復傾向にある会社です。
今後に期待を持てると判断するのであれば、就職先として悪い選択ではないでしょう。




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