社名にホールディングスとついている会社の情報を見るときは、要注意です。

年収は実態よりも高く記載され、残業時間も実態よりも短く記載されている恐れがあります。





ホールディングスってなに?

最近、〇〇ホールディングスって耳にする機会が多いのではないでしょうか。
こういう会社を純粋持株会社といいます!!

純粋持株会社とは?

定義は、「主たる事業をもたず、株式を保有することにより、他の会社の事業活動を支配することだけを事業活動とする会社」です!

意味わからないですよね笑

要は、子会社株式だけもってるだけで、本業の仕事は何もしていない会社のことです!

どんな会社が純粋持株会社なのか

有名な超一流企業が非常に多いです!

  • セブン&アイ・ホールディングス
  • ユニー・ファミリーマートホールディングス
  • ヨンドシーホールディングス
  • ニトリホールディングス
  • ゼンショーホールディングス
  • ワコールホールディングス
  • 野村不動産ホールディングス
  • 王子ホールディングス
  • 東京海上ホールディングス
  • ANAホールディングス
  • 三越伊勢丹ホールディングス などなど

まだまだ沢山あります!!

どんな構造なのか

セブン&アイ・ホールディングスを例に見てみましょう。

セブン&アイ・ホールディングスとは、セブンイレブン、イトーヨーカ堂、そごう・西武など、たくさんの会社を束ねる親会社です。
もちろん、その他の会社もたくさんありますが・・・

図解すると以下のような関係です。
もちろん、セブンイレブンやイトーヨーカ堂以外の会社もありますが、ここではわかりやすくするため子会社を2社としています。

セブン&アイ・ホールディングスが、セブンイレブンとイトーヨーカ堂の株式を保有して、会社を支配している関係で成り立っています。

ご存知の通り、セブンイレブンはコンビニ、イトーヨーカ堂はスーパーを行っています。

セブン&アイ・ホールディングスは何をしている?

答えは、間接業務全般です。

経営企画、経理、税務、法務などの機能を持っていることが多く、商品を作ったり売ったりしているわけではないのです。グループ全体としての経営判断を行う機関でもあるので、偉い人が多く所属しています。

すると、どのようなことが起こるかというと、結果として平均年収が高く、平均勤続年数が長く開示されるのです。

少し難しいことを言いますが、開示義務は、グループ全体ではなくて、上場企業単体でよいからです。
王子ホールディングスの例で、もう少し詳しく説明します。




ホールディングスにすると、平均年収が高くなる!

王子ホールディングスは、2012年10月に、持株会社体制に移行しました。
そして、王子製紙㈱から、王子ホールディングスに、名称を変更しました。

すると、年収は

199万円も上昇しています!

王子グループ全体の従業員数は、約35000人ほどが在籍していますが、王子ホールディングス㈱に在籍しているのはたったの376人です。
グループの約1%しか在籍していないのです。

かつ、そのほとんどは、グループ全体の意思決定を行う人、専門的知識を有する人です!!
必然的に平均年収が高いのです。

その高い平均年収が、マイナビ、リクナビ、就職四季報の平均年収として記載されているのです!
実際には、製紙工場で勤務している人や、営業の人の年収なんて、一人も含まれていないのです。

年収が高いと思って応募した企業が、実際にはそんなに高くなく、平均勤続年数も短くブラック企業だったなんてことにならないように注意が必要です!

以上より、ホールディングスと名前の付く企業の年収、平均勤続年数には十分に注意して情報を見るようにしましょう!