ほどほどのお金、そしてプライベートの時間を確保できる就職先があったら魅力ですよね。
今回はそんな会社を紹介します。

古河電気工業は、歴史ある企業でありながら、非常に働きやすい環境が整備されていて、定着率が高い会社です。
それでは、企業研究結果をご覧ください。





古河電気工業ってどんな会社?

1884年に創業した企業で、旧古河財閥の名門企業です。
あまり知られてはいないと思いますが、電線御三家という言葉があります。
これは、古河電工・住友電工・フジクラを総称した名称です。

技術力にも定評があり、世界で初めて光ファイバーを製造したのが古河電気工業です。
そもそもは電線と精銅から始まったのですが、今では、情報通信やエネルギーといったインフラ関連製品とインフラを支える部品群、自動車部品、電子部品、新素材分野など多角化経営を実現しています。
海外売上比率も非常に高く、4割を超えているグローバル企業です。

業績ですが、円高や銅地金価格下落の影響により売上高は減少しておりますが、事業運営がうまく行っていないわけではありません。
情報通信量の増大や半導体バブルなどを背景として、情報通信ソリューション事業やAT・機能樹脂製品事業は好調を維持していますし、自動車部品事業における海外拠点の生産効率改善も進んでいるようです。
実際に、利益率は上昇していますし、利益獲得額も増加しておりますので、会社の安定性に問題はないでしょう。

効率経営に伴って平均年収は上昇

事業運営は安定していて、利益の獲得も順調ですので、社員の給料も上昇しています。

下図は古河電気工業の平均年収の推移を表しておりますが、5年前に比べると70万円も増加していることがわかると思います。
ここ5年間の間に事業譲渡も行われているので一概には言えないかもしれませんが、ある程度社員の給料アップについて考えている会社だと思います。

給与水準は決して高い会社ではない

平均年収は5年間継続して上昇していますが、給与水準はというと、高くはありません。

下図は、上場企業727社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものですが、古河電気工業はピンクのライン(平均線)の下側に位置していることがわかると思います。
つまり、平均年収は729万円ですので一見給料は良いように見えますが、給与水準という視点で捉えると、古河電気工業は決して高い水準ではないのです。

年収事例

口コミサイトから、年収事例を拾ってきました。
おそらく、実例を見た方がイメージしやすいと思います。

  • 新卒6年目 500万円
  • 新卒7年目 550万円
  • 新卒10年目 700万円
  • 新卒13年目 800万円
  • 40歳 850万円

低いわけではないのですが、歴史ある上場企業としては少し物足りない水準ですね。
30歳で500~600万円、40歳で800~900万円の水準だと予想できますが、他の大手企業はもう少し高いと思います。

お金に余裕のある暮らしをしたいのであれば、おすすめできません。
しかし、このあと説明しますが古河電気工業はとても働きやすい会社です。
ある程度のお金、ある程度の自由が確保できるので、就職先としては悪い選択ではないと思いますが。

働きやすさについては定評あり

給料は他の会社に比べると今一つという感じでしたが、働き方については決して悪くはありません。
実際に働き方について、口コミ情報を見てみましょう。

と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 部署によるが、会社全体でみればワークライフバランスはとれている方だと思う。公共系の営業や、外資メーカー向けの営業は客先対応に追われて長時間労働・休日出勤が常態化しているところもあるが、世間的に見ればよい方だと思う。
  • 労働組合が強く、毎日水曜日の定時退社日には見回りに来るほどである。残業時間についても月40時間を超えると申請が必要で、超えられる回数も決まっている。残業時間は最大でも月に80時間と決まっている。
  • 研究系は残業がないので、プライベートはかなり充実できる。育児休暇取得率も100%を目指している。
  • 連続休暇取得を半ば推奨しているし、残業時間もかなり管理されている。非常にプライベートを充実できる。
  • 部門により繁忙が激しいため一概に言えないが、多くの場合でワークライフバランスはとりやすい。
    休みは非常に取りやすく、フレックス制も導入しているため、ワークライフバランスを保ちやすい環境にある。

古河電気工業は大きな会社です。
したがって、多くの部署が存在しますので、働きやすさは配属部署に左右されてしまうこともあるでしょう。

しかし、口コミにもあるように、多くの部署でワークライフバランスは取りやすい環境が整備されていると思われます。
毎月の残業時間の上限が40時間、最大でも80時間であれば、過労死が起きるようなブラック企業というわけではないはずです。

毎月水曜日に見回りが来るほど、働き方改革を徹底している会社ってはじめて聞きました。
たとえ、忙しい部署に配属されたとしても、本当のブラック企業と呼ばれる会社に比べたら、働きやすい環境は整備されているでしょう。

また、他の指標として、平均勤続年数の推移についても確認しておくと、なんと平均勤続年数は20年を超えています。
平均勤続年数が20年を超えている会社は、決して多くはありません。
このことからも働きやすい環境が整備されていると考えられます。

より確実に情報を得たいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討してはいかがでしょうか。

あと、念のため1つ付け加えておくと、2017年3月期に平均勤続年数が下落していますが、これは事業譲渡で事業を譲り受けたことによる影響でしょう。
事業を譲り受けるということは、その事業に関わる従業員も古河電気工業の社員になるということです。
その結果、古河電気工業在籍1年目の人が増えたことで平均勤続年数が下落したと思います。

さいごに、マイナビ2018に新卒離職者の情報があったので、これも紹介しましょう。
新卒離職者っていつまでにやめた人をカウントしているのかよく分からないですが、とりあえず新卒の定着率は良さそうです。
長く1つの会社で働きたいという安定志向の人には、この上ない就職先だと思います。


出典:マイナビ2018




さいごに

いかがだったでしょうか?
古河電気工業は、ほどよいお金と時間をてに入れることができる就職先です。
定着率も高いことから、働きやすいと感じている社員の方が多いことも予想されます。

給与水準に満足できるのであれば、就職先として検討することをおすすめします。