富士ソフトに就職したら人間関係に苦労するかも?

今回は業績、給与水準に問題がないにもかかわらず、平均勤続年数が下落している会社を紹介します。
就職四季報2018によれば、3年後離職率は約35%です。





富士ソフトってどんな会社?

富士ソフトは独立系のソフト開発会社です。
主な事業はSI(システムインテグレーション)事業で、業務系ソフトや、自動車・家電の組み込みソフト、制御ソフトなどを提供しています。
その他、オフィスビルの賃貸事業も行っていますが、売上規模は非常に小さいです。

2018年の業績

自動運転・電動化の急速な発展を背景に、車載組込みソフトウェアの開発需要が高まっているため売上高を順調に伸ばしています。
利益率も非常に安定していて、業績は好調と判断して良いでしょう。

ちなみに、2013年12月期に売上高が大きく落ち込んでいるように見えますが、これは決算期変更の影響です。
決算期を3月から12月に変更した影響で、9か月分の売上高のみが開示されているためです。
実質的には、売上高が落ち込んでいるわけではありません。

新卒採用の募集要項

新卒採用・初任給(基準給与額)2019年4月入社
大学院(博士): 258,000円
大学院(修士): 242,000円
大学、高専専攻科: 226,000円
専修4年: 226,000円
専修3年: 223,000円
高専本科: 220,000円
専修2年・短大: 220,000円
高校: 214,000円
諸手当
超過勤務手当、交通費全額支給、資格認定給(※) 他
昇 給
年1回(4月)
賞 与
年2回 (6月・12月)
勤務時間
フレックスタイム制(コアタイムなし)
標準労働時間帯(9:00〜17:30)
1日:7時間30分
休憩時間  60分
所定時間外労働あり
フレックスタイム制の清算期間は1ヶ月(暦月)とする。
休日・休暇
完全週休2日制(土曜日・日曜日)、祝日、夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇(初年度10日、最高20日)、慶弔・特別休暇、長期休暇、育児・介護休暇 他/年間休日120日以上
勤務地
北海道・関東・東海・近畿・中国・九州  全国34拠点

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

業績好調をうけて、平均年収が上昇基調に推移していたのですが、直近の決算においては平均年収が下落しています。
特に業績が落ち込んだわけではないので不思議ではありますが、今後に期待したいところです。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

給与水準は平均線の上側に位置していることから、上場企業の中でも給与水準は高いことが予想されます。

平均勤続年数の推移

富士ソフトは、業績は安定していて給与水準も高い会社なのですが、平均勤続年数は下落しています。
ふつうに考えれば、業績が好調で社員の給料も上がっている会社ですので、平均勤続年数は上昇すると思いませんか?
しかし、富士ソフトの平均勤続年数は上昇するどころか、下落してしまっています。
そこで、退職理由の口コミ情報を確認してみたので、その結果を次でお伝えします。

退職理由1:仕事内容

給料が上昇しているのにもかかわらず、会社を辞めたくなる理由は何でしょう?
実際に、退職した人の退職理由を確認すると長時間労働を理由に辞めている人はそれほど多くない印象でした。
富士ソフトは働き方改革が進んでいるようで、ワークライフバランスにはそれほど問題がないようです。

まずは2番目に多かった退職理由を紹介します。
口コミサイトに掲載されていた、実際の退職理由口コミを見てみましょう。

  • 入社前に考えていたような大きなプロジェクトはなく、メーカーの下請けとして地味な仕事ばかりだったので退職を決意しました。
  • 下請けばかりで仕事の概要もよくわからず、将来も明るい見通しがなかった。
  • ほとんど客先での仕事になるので、年齢を重ねると、客先の若い人に使われる働き方に陥ってしまう。。
  • 開発会社にありがちな人材派遣のような案件が非常に多い。
  • ある一定規模以上の案件になると、だれがやってもトラブルになる。

ソフト開発会社とはいっても、客先に常駐して作業することが多いため、単なる人材派遣会社と同じと感じる人が多いようです。
おそらく、システム会社に就職する方は専門性を生かしたい人が多いでしょうから、ギャップを感じる方が多いのでしょう。

また、常駐先では顧客から様々な注文をされ、それに対応しないといけない仕事なので、無理な注文をされたときは精神的につらい部分もあるでしょう。
特に、年齢を重ねると、若い人に使われることに耐えられないことも仕方ないことかもしれません。

退職理由2:人間関係に不満

そして、最も多かったのか人間関係・評価制度に対する不満です。
まずは退職理由事例をご覧ください。

  • 先輩社員の中には、上司からの評価を上げるために後輩のあら探しを行って注意・一喝し、上司にもメールを送るなどしている人がいた。
  • プロジェクトを上手に回しても、客先にいると評価されることはない。
  • 評価が非常に不透明である。上司の好き嫌いの評価にうんざりした。
  • お客様に評価されたとしても、チームリーダーに評価されなければ意味がない。派閥まではいかないけれど、上司に好かれることがすべてであり、客観的な指標はない。
  • 本社部門に異動になったときに、社内政治についていけなかった。
  • 人間関係上、事実上今以上の昇格はできなくなってしまった。
  • 部下をつぶしてきた人が昇進してきたため、クラッシャー上司しか存在しない。

退職理由を見ると、ちょっと面倒くさい人が多いような会社である可能性を感じます。
一般的に人間関係に苦労してやめていく人は多いので、この会社特有の問題ではありません。
しかし、私が確認した部分が偶然そうだったのかもしれませんが、富士ソフトの口コミにはこのような口コミが多かったです。

ただ、一つ言えるのは、富士ソフトでは人間関係に苦労してやめていく人が確実にいるということです。
就職を考えるのであれば、会社説明会などで雰囲気を確認することをおすすめします。




さいごに

いかがだったでしょうか?
職場の人は、家族、友人よりも顔を合わせる頻度が高くなってしまいます。
そんななかで、人間関係に苦労すると、精神的には辛いことは間違いありません。

ただ、業績は好調で、社員の給料も上がっているので、悪い会社ではないと思いますが、人間関係は覚悟しておいた方が無難です。
一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。




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