サイバーコムは成長著しい就職先だが待遇面は十分に確認しよう

今回紹介する会社は、お金と時間の面で魅力が薄いかもしれません。
業績が勢いよく伸びているのは事実ですが、待遇面については事前にしっかり確認しておきましょう。





サイバーコムってどんな会社?

サイバーコムの歴史は意外に古く、1978年に創業開始した会社で、富士ソフトの子会社に当たる会社です。
通信系のソフトウェア開発を得意としていて、最近では、車載システム、医療向けシステム、生保システム、ECサイト構築、電子マネー・クレジット決済システム、エネルギー関連のシステム開発と、幅広く事業を展開しています。
また、2016年4月に東証1部に昇格しております。

2017年の業績

一見売上が大きく下落しているように見えますが、これは決算期の変更によるものです。
当期の業績は決算期変更により、9ヶ月間(2017年4月1日から2017年12月31日)が対象期間となっており、前期同一期間(2016年4月1日から2016年12月31日)と比べれば売上高は伸びております。
利益率はやや下げていますが、会社の成長が停滞しているわけではありません。

また、情報システムやネットワークのセキュリティ対策及び信頼性の確保に対する取り組み、車載、交通分野並びにエネルギー分野等の社会インフラや医療分野における需要拡大に加え、AI、IoT(Internet of Things)、自動運転、第5世代移動通信(5G) 、フィンテックといった新たな技術を活用したビジネスへの期待が高まっておりますので、今後も期待が持てる会社だと思います。
ただ懸念材料がないというわけではなく、唯一にして最大の懸念はIT技術者不足です。
どの業界でも人材不足が嘆かれておりますが、この業界は特に深刻ですので。

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

平均年収の推移

通常の優良企業であれば、当然にして業績が上がれば社員の給料が上がります。
逆に、業績が良くても社員の給料が上がらなければ、社員のモチベーションは下がってしまいます。
サイバーコムでは、社員のお給料はそれほど増加していないようです。

下図の平均年収の推移をご覧ください。
直近の平均年収ですが、2014年と比べると多少上昇してはいますが、2016年と比べると減少しています。
結果、5年間ほとんど平均年収の増減がありません。

給料は一度上げてしまうと、なかなか下げにくいことは確かですので、会社も慎重になっているのでしょう。
上場してしまうと、赤字を計上するわけにはいきませんので、経営も慎重になるのは仕方ないのかもしれませんね。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

サイバーコムは平均線の下側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも低いことが予想されます。
サイバーコムは上場したばかりの企業ですので、ある意味仕方ないのかもしれません。

年収事例

給与水準について、上場企業の中での相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例を確認しておきましょう。

  • 新卒1年目 300万円
  • 20代前半 350万円
  • 新卒入社8年目 450万円
  • 新卒入社15年目 450万円
  • 中途入社40歳 450万円~500万円 350万円~400万円(なかのひと様のコメントを受けて2018年1月27日修正)

上記口コミに掲載した事例をもとに考えてみましょう。
新卒15年で年収450万円という事例がありますが、この水準だと確かに上場企業の中ではかなり低い給与水準だと思います。
給与水準が低い業界として有名な小売業の会社でも、ここまで低い水準の会社はなかなかありません。

補足ですが、社宅は完備されていて、新人は30,000円、2年目以降は40,000円で居住できるようです。
これは住居費を抑えることができますので、とても嬉しいですよね。
ただ、口コミのなかには、そもそも50,000円ほどの物件を社宅として利用しているので、ありがたみは全くないという意見もありました。
本当かどうかは定かではありませんが。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 客先常駐なので、働き方はプロジェクトに依存してしまうので一律に評価することは難しい。
  • 年間残業700時間、有給消化0という人も珍しくない。
  • 土日出勤はほぼないが、平日は非常に忙しいです。
  • 炎上しているプロジェクトにアサインされると、爆発的に残業時間が増える。
  • 毎日定時退社ができるプロジェクトもあれば、頻繁に残業、休日出勤しなければいけないプロジェクトもある。
  • 業界全体に言えるが、残業や休日出勤が多い。リリース時期やトラブル発生時期はプライベートは全くない。

口コミを見ての総評としては、サイバーコムの働き方はプロジェクトに左右される面はあるものの、プライベートを充実できている人は少ない印象です。
プロジェクトによっては、かなり忙しくなることも予想されます。
上記口コミに年間残業時間が700時間という人もいるとありますが、単純に毎月60時間前後の残業が強いられる計算になります。
もちろん、口コミ情報ですので信頼度は100%ではないにしろ、就職を考えるのであれば長時間労働は覚悟しておいた方が良いでしょう。

加えて、サイバーコムは給与水準がとても低い会社であるとお伝えしましたが、残業時間が長いにも関わらず、お給料が少ないということになります。
口コミ情報が本当なのであれば、サービス残業が発生していることを疑ってしまいます。
ワークライフバランスを重視する就活生については、慎重に検討することをおすすめします。

平均勤続年数の推移

サイバーコムは、給与水準、働きやすさに魅力が弱い会社です。
上場して日が浅いこともあるのかもしれませんが、平均勤続年数はたったの9.9年です。
意外に長いと感じる方もいるかもしれませんが、上場企業で平均勤続年数が10年前後の会社はそう多くはありませんのでご注意を。





さいごに

いかがだったでしょうか?
サイバーコムは給与水準は高くなくて、ワークライフバランスにも疑問を感じざるを得ない会社です。
一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。




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