長所・短所は定番の質問であり、複数社面接を受ければ、必ず一度は回答する場面があるはずです。
攻略法が存在するため、知っている人と知らない人では大きな差がついてしまいます。

対策を十分に練り、本番に備えましょう。





面接官が知りたいこと

なぜ面接官は、長所と短所を就職面接の場で質問すると思いますか?
少し考えてみましょう。

まず、候補者の長所は、その長所が仕事に役に立つのかの判断材料になります。
たとえば、海外進出の予定がない企業の前で「英語が得意」という候補者を会社は採用すると思いますか?

反対に、短所については、候補者の短所が業務の弊害にならないかという判断材料になります。
たとえば、チャレンジ精神旺盛な人材を応募している会社の面接で、「短所は、自分の意見を伝えること」という候補者を会社は採用すると思いますか?

面接官になったつもりで考えると、どのような答えがベストなのか、少なからず見えてくると思います。

攻略ポイント

長所・短所の質問に上手に対応するコツは、減点法で考えることです。
「この人は採用したくないな」と思われることがないように、無難にこなすことが大切です。
なぜなら、長所が素晴らしいからという理由で採用が決まることもない反面、長所・短所の伝え方によっては落とされる材料となる可能性を秘めているからです。

そして、減点されないために最も大切なことは、自己PRと矛盾がない回答をすることです。

例えば、自己PRで「チャレンジ精神旺盛」をアピールしたとして、短所を述べるときに「ネガティブに考えてしまうことが多い」というような回答をしてしまうと、面接官に「この人はうそをついているのでは?」と疑念が生じます。

とはいっても、自己PRと全く同じことを言うこともよくありません。
自己PRで語ったアピールポイントと同じことを違う言い回しで回答するか、矛盾がないよう全く違うことを回答することががベストです。

自己PRで「チャレンジ精神旺盛」を述べたとすると、違う言い回しで回答するのであれば「好奇心が強く、新しいことに積極的に取り組む力があること」、全く違うことをアピールしたいのであれば「負けず嫌い」などが挙げられます。

そしてもうひとつ、絶対にやってはいけないことは、「短所はありません」と回答することです。

短所がないと言った時点で、採用可能性はほぼ0になるでしょう。
面接官は、自己分析が全くできていない人だと必ず評価します。

また、短所がないと豪語してしまう人と、皆さんは仕事をしたいですか?
面接官になったつもりで考えてみれば、答えはすぐにわかるでしょう。

長所と短所の考え方

企業の事業内容、自己PRと矛盾がない回答が必要であるとご説明しましたが、これは長所と短所の関係にも言えることです。

当たり前ではありますが、長所と短所で矛盾が生じてはいけません。

例えば、長所を「負けず嫌い」としたときに、短所を「諦めが早い」としてしまうと、自己分析が全くできていない人だと面接官は判断します。
矛盾を防ぐための策は、長所と短所を表裏一体の関係を作ることです。

長所・短所例

  • 積極的 ⇔ せっかち
  • 人見知りしない ⇔ 図々しい
  • 負けず嫌い ⇔ 頑固

裏返しの関係を適切に作ることができれば、矛盾が生じることはありません。
面接は長くても1時間程度であり、その短い時間で矛盾が生じてしまう人が採用されることはないでしょう。

長所・短所の回答例文

長所・短所が決まったら、実際に回答を考えてみましょう。
実際に説明するときは、長所は過去のエピソードを簡単に添えて、短所は改善する意思を添えて回答文を作りましょう。
それでは、例文をご覧ください。

【長所・短所例文】
私の長所は好奇心が強く、人見知りをしないことです。
学生時代、一度でいいから海外留学をしてみたいと思い、アルバイトで貯めたお金で大学1年生の終わりに1か月のアメリカ留学をした経験があります。
最初は不安も大きかったのですが、1か月間という短い期間の中で日本人、外国人の友達をたくさん作ることができました。
ホームステイで一緒だったメキシコ人には、毎年年賀状を送っています。
短所としては少しせっかちであることなところがあります。
行動力はある方だと思うのですが、慎重に判断しなければならない場面で焦って判断してしまうことがあります。
対策として、慎重な判断が必要とされるときは、人の意見に耳を傾けることを意識しています。




さいごに

いかがだったでしょうか?
長所と短所の質問は、面接でよく聞かれる質問の一つです。

会社の求める人物像、志望動機、自己PRと矛盾さえ生じなければ合否に大きな影響を与える質問項目ではありません。
一度考えてしまえば、複数の企業面接で使いまわしが効きますが、会社の求める人物像・志望動機との整合については面接前に確認しておくことをお勧めします。