アマダホールディングスはお金と働き方の両立は難しい就職先かも

今回はリクエストがあった会社について企業研究してみました。
知名度はいまひとつかもしれませんが、企業規模はそれなりに大きい会社です。
ぜひ、最後までお付き合いください。





アマダホールディングスってどんな会社?

完全にB to Bの会社なので、会社名を聞いたことがない人も多いかもしれませんが、アマダホールディングスは、機械をつくる機械を作っている会社です。
中でも、金属を加工する機械が有名ですね。

対会社向けの機械を扱っている会社は、業績は経済動向に大きく左右されます。
つまり、好景気で投資意欲が高い会社が世の中に多くなれば売上は増加しますし、逆に不景気で企業の投資意欲が低い環境下においては業績は下がってしまいます。

2018年の業績

国内では、会計処理の変更によって一部売上高が減少したことに加え、自動化ニーズの増加などによる生産設備の大型化・自動化や部品需給の逼迫によりリードタイムが長期化したことで、売上高は微減となりましたが、海外売上が好調の年でした。
北米においては米国の経済が堅調に拡大し、設備投資も好調に推移したことで板金部門や切削部門の販売が好調に拡大しましたし、欧州においては、ユーロ圏での緩やかな経済拡大を背景に省エネルギー化、省力化等のニーズに沿った商品展開を行ったことで販売は大幅に拡大しました。
アジアにおいてもインドや中国で高い経済成長が続き、溶接部門や切削部門の販売が拡大しました。

また、利益面でいえば、為替の値動きや景気に左右されやすい環境下にありながら、継続して高い利益率を計上し続けていることも高く評価できます。
会社の収益性、安定性に関しては不安要素がほとんどないと考えてよいでしょう。

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

アマダホールディングスは平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも高いことが予想されます。
ただ、アマダホールディングスの平均年齢は45歳、平均年収は7,527千円(2018年3月期有価証券報告書)というのは、アマダホールディングスに所属している正社員の数値であって、アマダなどの子会社の従業員は平均のなかに含まれておりません。
平均年収だけを見ると、なかなかの高水準に見えますが、平均年齢を加味すると、平均年収から受け取れるイメージよりは給料が少ないのかもしれません。

年収事例

給与水準について上場企業の中での相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例について確認しておきましょう。
ちなみに、ここでの年収事例は、ホールディングスではなくその子会社(アマダ)の年収事例です。

  • 新卒4年目 450万円(開発)
  • 新卒5年目 680万円(サービスエンジニア)
  • 新卒6年目 600万円(開発)
  • 27歳営業 500万円
  • 40代 500万円(製造)

日本を代表する上場企業としては高いとは言えない水準であるように感じます。
エンジニアが所属する開発部門についてはそこそこの水準ですが、営業と製造部門は期待できないかもしれません。
正直、もう少し高いと思っていました。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 残業時間は部署によって大きく差があると思います。早く帰れる部署は19時、20時に帰れるけど、遅い部署は22時を過ぎても残業している。(開発部門)
  • 客から電話が来ると対応しないといけないので、夜19時とか、土曜日に電話がかかってくることもしばしば。平日の予定をキャンセルしないといけない状況もある。また、休日出勤はほとんどすべての営業所でしている印象がある。(サービスエンジニア)
  • 有給取得はなかなか難しい。周りが取得していないので、取得しにくい雰囲気が強い。仕事中心の生活が余儀なくされる。(財務部門)
  • ワークライフバランスは自分次第のところはあるが、外的要因もかなり大きいものがある。中小企業との商談が大半を占めるため、休日出勤になることも多い。(営業)
  • 本社内勤であれば、残業はやや少なめだが、出張で飛び回っている人もいる。(営業)
    ワークライフバランスは非常にとりづらい。会社全体として古い体質なので、お客さんとの接待や付き合いも多い。(営業)
  • 比較的有給を取得できた。日曜と月曜が休みだったので、比較的すいているときに遊ぶことができた。(製造)
  • 生産技術は、働きやすい部門だと思う。残業が20時間を過ぎると、早く帰る人が多い。(生産技術)

ワークライフバランスという観点で考えると、開発部門と営業部門に就職するのであれば、期待しないほうが良いというのが口コミを見た感想です。
営業は他の会社でも厳しい環境であることが多いと思いますが、この会社の場合、取引先のメインが中小の製造業であることが予想されるので、癖の強い人が多いかもしれません。
これは、勝手な推測なので信憑性はありません。

逆に製造部門であれば、働きやすい環境が整備されているようですね。
早く帰る文化が根付いているコメントが多かったので、働き方という意味では悪くないかもしれません。
より確実に情報を得たいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップの活用も検討しましょう。




さいごに

いかがだったでしょうか?
業績は安定しているため、安定性という意味では悪くないでしょう。
しかし、お金と働き方の両立は難しいかもしれません。

お金の良い部署は忙しく、お金が少ない部署は働きやすいという関係性になっていると考えられます。
まあ、当然と言えば当然なことですね。
悪い就職先ではないので、安定を求めるのであれば就職先として検討してみてはいかがでしょうか。




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