今回は就活生からお問い合わせがあった企業を企業研究してみました。
売上規模はそこまで大きくないですが、歴史の古い会社です。
ぜひ、最後までお付き合いください。





アイホンってどんな会社?

アイホンは、インターホンなどの通信機器の製造・販売を行ってきた会社です。
創業は1948年とかなり古いです。

日本市場においてはパナソニックと市場を二分しているほどシェアは高いです。
また、意外にも海外展開が進んでいて、世界70ヵ国以上でアイホンのインターホンが販売されています。

あと、最初にこの会社の名前を聞いて、アップルのiPhoneと名前が同じだと思いませんでしたか?
実は、このことが過去にトラブルになったことがあります。

結果としては、平和的な解決が図られ、アイホンはアップルからiPhoneの商標使用許諾として、毎年1億円のライセンス収入をもらうようになりました。
アップルのiPhoneが日本市場で販売され続けるかぎり、この会社は何もせずとも1億円がノーコストで入ってくるってすごいですよね。

2018年の業績

業績ですが、国内、海外ともに好調です。
日本国内においては、新設住宅着工戸数は底堅く推移し、また既存の建物に設置されているインターホン設備等の更新需要も増加している状況です。
米国においても業務市場を中心に引き続きセキュリティニーズの高まりによる需要が堅調に推移しているので、売上高を順調に伸ばすことができております。
利益率も安定して高い水準を維持していますので、会社の安定性という面においては心配する必要は少ないでしょう。

職場環境についての情報

会社の概要について簡単に把握できたところで、職場環境について考えていきましょう。
給与水準と働きやすさについて分析しています。

給与水準2018

下図は上場企業3235社の平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
中央に引かれているピンクの線が平均線です。
つまり、平均線より上側にあれば上場企業の中で給与水準が高く、下側にあれば上場企業の中で給与水準は低いと判断することができます。

アイホンは平均線の上側に位置していることから、給与水準は上場企業の中でも高いことが予想されます。

年収事例

給与水準について、上場企業の中での相対的な位置付けが分かったところで、具体的な年収事例についても確認しておきましょう。

  • 新卒3年目 450万円~500万円
  • 新卒7年目 500万円
  • 35歳 600万円~650万円
  • 40歳 700万円~800万円

30歳前後で500万円、35歳前後で600万円、40歳前後で700万円というような給与テーブルだと思われます。
上場企業の中では特段高い給与水準という訳ではありませんが、決して低くもありません。

また、これは口コミ情報ですが、アイホンの住宅手当は比較的手厚いようです。
独身の方であれば、約5万円程度は支給されるみたいですし、結婚した場合、住宅手当が上がるのか、家族手当がつくのか細かいことは分かりませんが、手当が多くなるという情報もありました。
無駄遣いをしなければ、お金に困ることはない会社です。
ただ、年収1000万円を稼ぎたいと思っているようなお金重視の方については、他の会社を選んだ方が良いでしょう。
おそらく、この会社で1000万円を稼ぐには、執行役員レベルまで昇格しないと難しいと思われます。

働きやすさについて

働きやすさを正確に測るためには、掲示板や転職口コミサイトの口コミ情報をみることが一番です。(「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」参照)
口コミ情報をいくつか抜粋してきたので見てみましょう。

  • 遅くても9時までにはパソコンをシャットダウンするようにという指令がでている。ログも取っており、残業の申請時間と整合が取れていなければ報告義務もあるので、そのあたりは徹底されるようになった。
  • 数年前までは、月100時間近い残業も普通であったが、かなり改善されてきた実感がある。
  • 営業だとお客様の都合に左右されるため、有給消化はしにくい部分はある。ただ、会社として有給消化に力を入れていることも事実である。
  • 時間外労働は激減し、21時以降の残業は基本的にはなくなった。
  • ここ数年でワークライフバランスを意識する会社になったと思う。

口コミを見ると、昔は残業月100時間なんてことも珍しくないようなブラック企業だったことが伺える口コミもありましたが、最近の職場環境はかなり改善されているようです。
最近の口コミをみると、会社全体で本気で働き方改革にとり組んでいる姿勢を感じます。

勤怠管理としてパソコンのログをしっかり取っているようですし、働き方改革に真面目に取り組んでいることは評価できます。
パソコンのログ、そして残業申請時間をしっかり照合している環境であれば、サービス残業の横行、長時間労働は生じにくいので。

また、21時以降に会社にいることが原則禁止になったようですので、過労死レベルまで働かされるなど、追い込まれることもないでしょう。
より正確な情報が欲しいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討しても良いと思います。

平均勤続年数の推移

誤解があってはいけない指標を紹介しておきます。
下図は平均勤続年数の5年間の推移です。
見てわかる通り、5年間でかなり大きく下落しています。

平均勤続年数が下落しているので、労働環境が悪いのではと疑ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、これは人が辞めているというよりは、人が増えているからだと思われます。

下図は、従業員数の推移ですが5年間連続で人員が増加しています。
つまり、入社して間もない人が増えた結果、平均勤続年数が減少していると考えるのが合理的でしょう。

正社員の増加は、働き方改革の実効性とも整合します。
世の中には、働き方改革を掲げて、業務量を減らす努力を全くしない会社も存在します。
そのような会社では、単に残業代を減らしたり、早朝出勤させたりして、従業員を苦しめるだけの結果になりがちです。
もちろん、売上を増やすことが前提ではあると思いますが、アイホンでは職員数を増やすことで、一人当たりの業務負担を減らす努力はしているのかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか?
アイホンは業績は安定していて、給料はそこそこ高くて、働きやすさも改善されつつある会社です。
弱点が少ないという意味では良い就職先だと思われます。
就職を検討しているのであれば、OBOG訪問やインターンなどしっかり自分で情報収集することが前提ですが、前向きに考えてもよいと思います。