今回は就活生からお問い合わせがあった企業を企業研究してみました。
売上規模はそこまで大きくないですが、歴史の古い会社です。
ぜひ、最後までお付き合いください。





アイホンってどんな会社?

アイホンは、インターホンなどの通信機器の製造・販売を行ってきた会社です。
創業は1948年とかなり古いです。

日本市場においてはパナソニックと市場を二分しているほどシェアは高いです。
また、意外にも海外展開が進んでいて、世界70ヵ国以上でアイホンのインターホンが販売されています。

あと、最初にこの会社の名前を聞いて、アップルのiPhoneと名前が同じだと思いませんでしたか?
実は、このことが過去にトラブルになったことがあります。

結果としては、平和的な解決が図られ、アイホンはアップルからiPhoneの商標使用許諾として、毎年1億円のライセンス収入をもらうようになりました。
アップルのiPhoneが日本市場で販売され続けるかぎり、この会社は何もせずとも1億円がノーコストで入ってくるってすごいですよね。

そして、業績ですが、国内、海外ともに好調と言って良いでしょう。
競争環境は激しいようですが、国内では集合住宅が増えていますし、海外でもセキュリティの意識が高まっていることを受けて、売上は順調に増加しています。
また、利益率も安定して高い水準を維持していますので、会社の安定性という面においては心配する必要は少ないでしょう。

給与水準はふつう

次に、給与について考えてみましょう。
下図は、上場企業727社について、平均年齢と平均年収を散布図にしたものです。
ピンクのラインが中央線になるのですが、アイホンはピンクのラインの線上にあります。
つまり、給与については、上場企業のなかで平均的な水準であることが予想されます。

年収事例

では、実際の年収事例を紹介します。
キャリコネやその他口コミサイトに掲載されていた口コミ情報を集めてきましたので、ご覧ください。

  • 新卒3年目 450万円~500万円
  • 新卒7年目 500万円
  • 35歳 600万円~650万円
  • 40歳 700万円~800万円

上場している会社としては、至ってふつうなような気がします。
高くもなく、低くもなく。

ただ、これも口コミ情報ですが、住宅手当は比較的手厚いようです。
独身の方であれば、約5万円程度は支給されるようです。
また、結婚すれば、住宅手当が上がるのか、家族手当がつくのか細かいことは分かりませんが、手当が多くなるという情報もありました。
無駄遣いをしなければ、お金に困ることはないのかと。

しかし、年収1000万円を稼ぎたいと思っているような、お金重視の方については、他の会社を選んだ方が良いでしょう。
おそらく、この会社で1000万円を稼ぐには、執行役員レベルまで昇格しないと難しいと思われます。

働きやすさは改善されつつある

アイホンの働きやすさ、つまり、ワークライフバランスについてですが、昔は最悪だった可能性もありますが、今は悪くないという感じだと思います。

まずは、企業口コミサイトや様々な掲示板から集めた社員の口コミ紹介してきましょう。
と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 遅くても9時までにはパソコンをシャットダウンするようにという指令がでている。ログも取っており、残業の申請時間と整合が取れていなければ報告義務もあるので、そのあたりは徹底されるようになった。
  • 数年前までは、月100時間近い残業も普通であったが、かなり改善されてきた実感がある。
  • 営業だとお客様の都合に左右されるため、有給消化はしにくい部分はある。ただ、会社として有給消化に力を入れていることも事実である。
  • 時間外労働は激減し、21時以降の残業は基本的にはなくなった。
  • ここ数年でワークライフバランスを意識する会社になったと思う。

口コミを見る限り、昔は残業月100時間なんてことも珍しくないようなゴリゴリのブラック企業だったように感じます。
しかし、最近の口コミをみると、会社全体で本気で働き方改革にとり組んでいる姿勢を感じます。

特に、パソコンのログをしっかり取っている点が評価できます。
パソコンのログ、そして残業申請時間をしっかり照合している環境であれば、サービス残業の横行は生じにくいです。
また、21時以降に会社にいることが原則禁止になったようですので、過労死レベルまで働かされるなど、追い込まれることはないと思います。
ただ、より正確な情報が欲しいのであれば、キャリア相談を含めたOBOG訪問やインターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを利用することを検討しても良いと思います。

そして、もうひとつ、誤解があってはいけないので指標を紹介しておきます。
下図は平均勤続年数の5年間の推移です。
見てわかる通り、5年間でかなり大きく下落しています。

しかし、これは人が辞めているというよりは、人が増えているからだと思われます。
下図は、従業員数の推移ですが5年間連続で人員が増加しています。
つまり、入社して間もない人が増えた結果、平均勤続年数が減少していると考えるのが合理的でしょう。

正社員の増加は、働き方改革の実効性とも整合します。
世の中には、働き方改革を掲げて、業務量を減らす努力を全くしない会社も存在します。
そのような会社では、単に残業代を減らしたり、早朝出勤させたりして、従業員を苦しめるだけの結果になりがちです。

しかし、アイホンでは職員数を増やすことで、一人当たりの業務負担を減らす努力はしている可能性があります。
売上拡大を目標としたものかもしれませんが、働き方改革への寄与も考えているのかもしれません。




さいごに

いかがだったでしょうか?

アイホンは業績は安定していて、給料はふつう、働きやすさも改善されつつある会社です。
飛び抜けて素晴らしい点は少ないかもしれませんが、弱点が少ないという意味では良い会社だと思われます。

就職を検討しているのであれば、OBOG訪問やインターンなどしっかり自分で情報収集することが前提ですが、前向きに考えてもよいと思います。