今回は、誰もが知っている会社の子会社にスポットを当ててみたいと思います。

親会社は抜群の知名度を誇っているので親しみのある方と多いと思いますが、子会社の労働環境はあまり評価できません。
就職したあとに後悔しないためにも、ぜひ最後までお付き合いください。





業績好調なのに、社員の給料は下がる一方

今回取り上げる会社は、イオングループの子会社です。
イオングループを知らない人はいないと思いますが、イオンモールを知っているという人は多くないでしょう。
実は、イオンモールはイオングループの中核企業で、総合スーパーを核とする大型商業施設の開発を手掛けています。
最近は、中国、タイ、ベトナムなどアジア圏への出店が加速している勢いのある会社です。

業績ですが、とても好調です。
ものすごい勢いで売上高が増加しています。
売上は5年間連続で上昇し、売上増加率は毎年10%を超えています。
これほど勢いよく売上高が増加している企業は、日本中を探しても珍しいでしょう。
なかなか、景気の良い企業は少なくなりましたから。

そしてもう1つ驚くのは、利益率の高さです。
経常利益率は減少しているものの、直近の決算では17.2%と非常に高水準です。
減少基調に推移しているものの、これほど高い経常利益率を叩き出している会社も本当に珍しいです。
売上高の成長性、利益率の高さのどちらをとっても文句ない水準です。

普通であれば、これほど業績が良い会社は、社員の給料を必ずアップします。
むしろ、上げない会社なんて存在するのか?と思ってしまうのですが、イオンモールでは、その状況がみられます。

下図を見ていただくと分かるのですが、5年前と直近の決算期を比べてみると、社員の平均年収は下がっています。

利益率をたった0.1%削れば、売上高3000億円なので3億円が捻出できます。
社員数が3000人くらいなので、1人10万円も給料アップさせることができるような気がするのですが。

まあ、実際にはこんなに簡単な問題ではないのかもしれませんが、業績がこれほど良くて、社員の平均年収が下がる会社は珍しいように感じます。

給与水準は同業他社に比べて低い

もしかしたら多少の違和感があるかもしれませんが、業種設定を建設業として比較してみました。

下図は建設業61社について平均年収と平均年収を、散布図にしているのですが、ピンクのライン(平均線)より下に位置していることが分かります。
つまり、建設業界内でみると給与水準は低いことが分かります。

年収事例

実際に年収事例をみれば、おおよその給与水準がつかめると思うので、キャリコネやその他口コミサイトで確認したものを紹介します。

  • 25歳 450万円
  • 30前後 600万円~650万円

事例数が少ないですが、建設業の中では低い印象です。
30前後で600万円であれば決して悪くないですか、同業他社と比べるとやはり低い気がします。

転勤が多いため、プライベートとのバランスは保ちにくい

平均勤続年数が極端に短い理由は、給与面だけではありません。
転勤が多すぎることが、離職率を高めている可能性が高いです。
転勤を理由に退職して人も少なくありません。

実際の退職理由について、口コミ情報を集めたのでご覧ください。
と、その前に一つだけ。
就活成功のためには企業口コミサイトは非常に有益な情報が溢れておりますので、活用を検討してはいかがでしょうか。
詳しくは、「就活成功のために!キャリコネ、Vorkersを使いこなそう」をご覧ください。
では見ていきます。

  • 全国転勤であり、家族と離れ離れになることが想定される
  • 海外を含む全国転勤が前提であるため
  • 上司や先輩が40、50になっても地方転勤を繰り返しており、そうなりたくないと思ったため
  • 子供がうまれ、転勤がネックになった

独身のときは、どこに飛ばされても問題ないと感じる人もいると思いますが、結婚すると話は別です。
奥さんや子供がいて、すんなり転勤を受け入れられる人は多くないでしょう。

最近では、アジア圏への新規出店が相次いでいるため、日本国内だけでなくアジア圏への海外転勤も非常に多くなることが想定されます。
転勤に耐えられない人は、イオンモールへの就職を控えたほうが良いでしょう。

平均勤続年数はたったの5.7年

業績が良くても給料は上がらず、同業他社よりも給与水準は低いままで、ワークライフバランスも保つことが難しい会社です。
退職する人が多いことは、仕方ないのかもしれません。

転勤の多さはもちろん大きなマイナスですが、やはり給与面にも問題はあると思います。
社員がモチベーションを落としてしまっても、これでは文句は言えないです。





最後に

いかがだったでしょうか?
イオンモールは業績好調であることは間違いないですが、給与水準はそれほど高くありません。
もしかしたら、給与水準は親会社の意向も介在しているのかもしれませんね。

ただ、本当にそうであるならば、今後も待遇が改善することは見込めないでしょう。
改善しないとは言いませんが、スピード感のある改善は期待しない方がよいと思います。
ブラック企業ではないと思いますが、就職は慎重に検討することをおすすめします。

一度きりの就職活動は今後の人生を大きく左右しますので、当サイト以外にも公開情報、就活サービスサイト、キャリア相談を含めたOBOG訪問、インターンシップ、場合によってはキャリアチケットをはじめとした就活エージェントを活用しながら、幅広く情報収集して十分な検討を重ねることをおすすめします。
そして、後悔のない就職活動だったと言えるよう、大変だと思いますが頑張ってください。